ネットフリックスで有村架純主演の「ちひろさん」を観ました。
元風俗嬢で今は弁当屋で働くちひろさん。
おそらく自由奔放に生きるちひろさんの姿を描いて人間の多様性を示したいと思ったのではないかと推測しますが、完全に破綻しています。
そもそもこんな難しい役をこなすのは無理なキャスティングだったのではないでしょうか。
ただし、彼女をめぐる人々は魅力的です。
元店長で今は熱帯魚を売る店の店主を演じるリリー・フランキー。
この人の存在感は圧倒的です。
その他に10歳くらいの少年、女子高生、ホームレス、風俗嬢時代の先輩の物語がかたられ、その狂言回しとしては貴重な存在かもしれません。