美術

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民藝

昨日は朝の内科と夕方の精神科の間をぬって、千葉県立美術館に足を運びました。 「民藝」展を観るためです。 民藝とは実際に使用する道具に美を見出そうという運動です。 茶碗であったり、着物であったり、家具だったり、普段何気なく使っているもののことです。 世の中では、文学や芸術を指して、無用の用という言い方をします。 実際の役には立たないけど必要なものである、ということかと思います。 一方、民藝では用の美と言います。 実際に使っている物に美を観るということかと思います。 ほとんどは撮影禁止でしたが、上の家具だけは撮影が許されていました。 折角だから上がってみたいと思ったのですが、それは駄目でした。 無用の用とは異なる用の美を追求した優れた展覧会だったと思います。
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日曜日

昨夜、少々飲みすぎたようで、今朝は食欲がなく、珈琲を2杯飲んだだけで、朝食は抜きました。 何もやる気が起きず、かと言って、もう眠れないと思い、伸びた髪が気になって、床屋へ散髪に行きました。 床屋の旦那はおしゃべり好きで、煩わしいことさえありますが、今日は会話が脳を刺激したのか、少し、元気になりました。 帰宅して、ソファで眠ってしまいました。 目覚めたらもう11時半。 さすがに腹が減って、近所の蕎麦屋に行きました。 食ったのはとろろ蕎麦。 蕎麦屋に行くと、大体とろろ蕎麦か鴨せいろを食します。 コロナで酒類の提供が自粛になる前は、食前に一合の酒を冷やでやるのを慣例としていました。 そのほうが蕎麦が旨くなるし、食欲もわくからです。 でも今は、それも堪えねばなりません。  蕎麦屋のスターメニューである天ざるを頼むことはありません。 揚げ物は好みませんので。 とろろ蕎麦を食って満足し、その足でスーパーに一週間分の食料を買いに行きました。 納豆とか卵とか、ハムとかソーセージとか、塩辛とか糠漬けとか、そんな物です。 そして忘れちゃいけないのが晩酌用の焼酎です。 今晩のつまみは、アジの塩焼きとオクラ、...
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ギュスターヴ・モロー展

今日はパナソニック汐留美術館に出かけました。 お目当ては、ギュスターヴ・モロー展。 この人は、私がもっとも偏愛する画家です。 今回は、女性の絵画を中心とする展覧会でした。 サロメやセイレーン、一角獣と美女等、神話や文学に登場する悪女や化け物、淑女などを幻想的かつ美的に描いた作品群で、毎度のことながら、圧倒されました。 特に、船乗りを美しい歌声でおびき寄せ、殺してしまう海の化け物であり美女でもあるセイレーンを描いた絵には釘付けになり、その絵の前からなかなか去ることが出来ませんでした。 象徴主義の巨匠であり、マチスやルオーにも大きな影響を与えたモロー。 この人が居てくれて、本当に良かったと思わされました。
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激動の時代の芸術

今日は千葉市美術館に出かけました。 ある方から招待券を頂いたので、たいして興味のない展覧会でしたが、もったいないので。  1968年激動の時代の芸術、というのを観てきました。 千葉市美術館は、市立にしては予算があるのか、鏑木清方展など、洒落た展示をやるので、好事家の間では有名ですが、今回のはいただけません。 美術というより、特殊な時代を懐かしむだけの展示でした。 がっかり。
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浮遊する(密やかな楽しみ)

私は美術館に行った折、気に入った絵があると絵葉書を購入します。 展示図録などは重いし高いし、何より好きになれない絵も多数掲載されているからです。 最近、溜め込んでいた絵葉書を、自室の壁や書棚の壁面に貼りつけ、それを眺めながらお香をたいて独り、悦に入ることが多くなりました。 それらお気に入りは、大体幻想的なものか抽象的なものです。  私が幻想的な絵画や文学、映画を好むところ、人後に落ちるものではありません。 同居人はそんな密やかな楽しみを得た私に、なんか、新興宗教みたい、だとか、浮遊する絵が多いね、君の人生と一緒だ、などとほざきよります。 一ヶ月ちょっと前に薬の調整があってから、なんとなく調子が良くなり、おかしなことを始めたように見えたのでしょう。 しかし私に言わせれば、それが本来の私であって、何も現実逃避をしているわけではありません。 夜をそんな風に過ごすため、最近は呑まない日が増えて、肉体と精神双方に良い、一石二鳥の循環です。
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