
岡本神草の時代展
梅雨が明けて、本格的に暑くなりました。 昨日は千葉市美術館に出かけました。 岡本神草の時代展を観るためです。 大正から昭和初期にかけて活躍した日本画家で、38歳の若さで亡くなってしまいますが、極端な寡作で、完成した絵はいくつもないとのことで、未完の絵画が多く展示されていました。 日本画の展覧会ということで、着物で行くと2割引。 こういうの、結構あります。 今年初めての夏の着物で出かけました。 美人画というよりは、どこか不気味な、幽霊画のように観えました。 永久に完成せざる藝術は無限に進歩する。完成の刹那、藝術は命を失う、とは、彼の名言です。 私の精神に激しく感応する作品が無かったことは残念です。