文学

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皆殺し

尖閣諸島をめぐる中国国内での反日デモは日増しに激しくなっているようです。 ある地方のデモでは、日本人を皆殺しにせよ、と書かれた横断幕を掲げたとか。 これにはわが国のみならず欧米のメディアも驚愕をもって伝えています。 皆殺しとは穏やかではありません。 漢民族と周辺の民族は長年に渡って闘争を繰り返し、そのつど互いに大量虐殺を行っていますから、対立の果てには戦争があり、その過程で皆殺しにしようとする、という発想が当たり前のように浮かぶのかもしれません。 米国のある政府高官は、中国の不穏な動きに、「中国人は尖閣沖で戦争が起きるとでも思っているのか。その場合米国は日米安保条約を発動する」と発言しています。 まことに心強いかぎりです。 中国は陸軍は強大ですが、海軍は未だわが国の海上自衛隊には及びませんし、まして米国海軍を敵にまわして戦う気などさらさらないでしょう。 しかしそれはただ今現在の戦力図です。 5年、10年のうちに中国海軍は質量ともに現在とは比較にならない力を身につけるでしょう。 そうなる前に、わが国は中国高官の過激な発言や中国人民のデモなど無視して、尖閣諸島に港を作り、警察官や自衛官を常...
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米の汁

生活を米とすれば、芸術は米の汁ー酒である。   漂白の自由律俳人、種田山頭火の言葉です。 酒飲みであった彼の、一種の言い訳にも聞こえます。 先日血液検査を行い、昨夜その結果が出ました。 半年で17キロも体重が落ちたせいか、中性脂肪・コレステロール・血糖・肝臓など、すべて正常値になっていました。 正常値を超えると赤く表示される数字が、半年前は赤だらけだったのが、今回は真っ黒。 驚きました。 生来の酒好きから、肝臓の数値だけは悪化していることを予想していただけに、うれしい誤算です。 肝臓についていた脂肪が落ちたからではないか、と医者は言っていました。 禁酒も節酒もしていなかったのに不思議です。 私は2年半前に職場復帰を果たしてから、基本的に職場の宴会に出席していません。 べつに酒乱というわけではないですが、宴席が乱れることはよくあることで、それが精神に悪影響を及ぼすから宴席は控えたほうが良い、と精神科医に言われているのです。 で、仕事が終ると、こんがらがった頭を癒すため、1人安い焼酎を呷る事になります。 概ね水割り2杯。 それでも仕事で疲れた体には十分な酔い心地です。 悠然として山を観る、...
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国有後

東京都が進めていた尖閣諸島の購入、土壇場で国が買い取り額を吊りあげ、かすめ取ってしまいました。 石原都知事もさぞかしご立腹だろうと思ったら、意外とあっさりしていますね。 政府は国有化後も、これまで同様誰も立ち入らせず、港湾施設などの整備もしない方針のようです。 中国の過剰反応を怖れてのことのようですが、それでは多額の税金を投入して国有化した意味がありません。 国有化した以上、港湾施設の整備、警察官や自衛官の常駐は必須だと思われます。 大体どこの国でも口では威勢の良いことを言って相手を脅かすものです。 そんなことを一々真に受けていたら外交になんかなりません。 かつて台湾危機の際、今にも中国は台湾に軍を送りこみそうな勢いでしたが、米国が原子力空母を一隻派遣しただけで、急に大人しくなってしまいました。 国際社会は正義や理をもって動いているわけではなく、損得で動いています。 その損得を担保するのが軍事力であったり経済力であったりの、総合的な国家の力と、国家の強い意志です。 わが国も国際社会の一員である以上、それら無法の法とでもいうべきルールに従わなければ、国家として立ち行かなくなるものと思われ...
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涼しい

今朝の出勤時、ずいぶん涼しくなったと感じました。 それでも日中はまだまだ暑いんですけどね。 昼間は冷房の効いた事務室にいるので、外に出るのは朝と夕方だけ。 涼しい時間帯しか外に出ないせいか、季節が一気に進んだような気がします。 春は花 夏ほととぎす 秋は月 冬雪さえて すずしかりけり 道元禅師の和歌です。 季節をすべてわずか1首の歌に詠み込んだ、ちょっと変った歌ですが、私がとくに奇妙だとも、味わい深いとも思うのは、冬雪さえてすずしかりけりの部分です。  一般に雪が降るような時期は、寒いと表現するものだと思いますが、道元禅師はなぜか、すずしかりけり、と詠み、雪が好ましいもののように感じさせます。 これは実際に涼しいというより、冬の凛とした寒気の心地よさを表現しようとしたものだと思われます。  私は寒い気候が嫌いではありません。 清潔感や、身が引き締まるような感じが好ましく思えるからです。 もちろん、私が東京と千葉にしか居住した経験が無いことが大きく影響しているものと思われます。 首都圏の寒さはたかが知れています。 雪だってひと冬に一回か二回しか降りませんし。 それに比べて、首都圏、特に渋...
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昨日たっぷり昼寝し、夜も早寝したせいか、今日は朝から元気です。 真夏に比べれば多少涼しくもなったので、千葉市中心部を散歩しました。 まずは千葉駅近くのヨドバシカメラでパソコンのLANを購入。 わが家のリビングにある電話回線から、自室のパソコンにつないでいたLANが、だいぶ危うくなっていましたので。 1mの物から20mの物まであって、太さも極細の物から野外を経由しても良いような太い物までありました。 私は中くらいの太さの7mの物を購入。 わずか700円足らずでした。 それからどちらともなく歩き出したのですが、さすがに日なたは暑くて、三越だとかパルコだとか、すぐに冷房の効いた建物に避難せざるを得ませんでした。 野外散歩にはまだ早かったようですね。 パルコには、雑貨と書籍を売る趣味的な店があって、そこをのぞいたら、幻想文学やニュー・エイジ運動の書籍ばかりを集めたコーナーがあって、しばし感慨に耽りました。 澁澤龍彦・稲垣足歩・サド侯爵・マゾッホ・ジュネ・四谷シモンの写真集・「家畜人ヤプー」・「幻想文学」バックナンバーなどが取り揃えてあり、それらは私が高校時代に熱心に耽読した、懐かしい世界でした...
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