文学

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至福千年

昨日は雨に閉じ込められて、学生時代以来何度も読み返している石川淳の小説を読みました。 昨日選んだのは、「至福千年」です。 幕末、地上の楽園を建設しようとする隠れキリシタンの暗闘を描いた伝奇小説です。べらんめえ調の文体で、哲学的な内容が展開されます。 私は、石川淳を深く尊敬しています。至福千年 (岩波文庫 緑 94-2)石川 淳岩波書店歯車・至福千年 (講談社文芸文庫)川西 政明講談社
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山田太一

昨夜、山田太一ドラマスペシャル「本当と嘘とテキーラ」を観ました。 山田太一のドラマは、「ふぞろいの林檎たち」シリーズから、ずっと観ています。 言葉をこそぎ落したようなそのセリフに、私はうっとりしました。
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能「大仏供養」

昨日はNHKで能「大仏供養」を観ました。 奈良の大仏を再建した源頼朝一行が大仏供養を盛大に執り行いますが、平家の残党、悪兵衛景清が頼朝暗殺を企み、警護の侍とチャンバラになる、という、幽玄の美を特徴とする能としては異色の、活劇的な曲です。 テレビ観劇では有難いことに字幕がつきますので、直接観劇と違って、意味がよく分かるうえ、動きが派手で、堪能しました。
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荒ぶる

私の新作集「荒ぶる」が手元に届きました。6月1日から、書店・インターネット(アマゾン)で発売されます。日本文学館発行・とびお暢宏著・1,050円です。是非ご購入のうえ、ご笑読ください。荒ぶるとびお 暢宏日本文学館
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リアル鬼ごっこ

「リアル鬼ごっこ」を読みました。 内容はともかく、ひどい文章です。 文章に品がなく、読むに耐えないものでした。 しかし、内容のおもしろさで読みきってしまいました。 かつて倉橋由美子が、うっとりするような名文家の作品は、えてして内容がつまらない、と書いていたことがありました。 私はそのことを思い出しました。
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