文学

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深酒

昨夜はいつもより早く飲み始めました。 それはいいのですが、その場合、いつもより早く寝ないと、結果的に適量を超える酒を飲む羽目になってしまいます。 昨夜、そろそろ飲むのをやめようかと思っていた19時半頃同居人が帰宅し、私が飲んでいるのを見て飲みたくなったらしく、私も付き合って飲み続け、結局17時30分頃から23時頃まで飲んでしまい、家飲みとしては何年振りかで深酒し、今朝は軽い二日酔いでした。 それでも明日から月曜日まで高知出張のため、休むことが出来ず、しんどい一日となりました。 我ながら懲りない愚か者です。 でもそのせいか、今日は気持ち悪くて明日以降のことを不安がる余裕とてなく、精神的には落ち着いていたように思います。 このまま飲み続けたら命を縮めるでしょうねぇ。 酒豪、若山牧水は、朝2合、昼2合、晩6合の酒を欠かさず、たまに友人と飲むとそれ以上に飲んだとかで、いつか酒を止めなければ、と言い続け、結局やめることができず、43歳で亡くなってしまいました。 今の私と同じ年ですね。 飲むなと叱り 叱りながら母がつぐ うす暗き部屋の 夜の酒のいろ 飲むなと叱りながら、飲みたがる倅のために酒をつぐ...
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読了

村上春樹の新作「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」を読了しました。 このところ、あまりにも長大な大ドラマを紡いできた作者が、久しぶりに、それほど長くない、物語というより詩のような作品を残したという意味で、作者は静かに、衰えの道を歩んでいるのかもしれません。 おそらく、多くの評論家は、これを失敗作と貶すでしょう。 物語としては破綻が目立つし、ラストも中途半端なものです。 しかし私は、失敗作が好きです。 なんとなれば、失敗作にこそ、物語作者の本質が炙り出されると思うからです。 多崎つくるは、高校時代、完璧な男女5人のグループの一員で、それは36歳になった今も、彼を郷愁と苦痛にいざないます。 その5人は、多崎つくる以外、全員、色が入った名前を持っていました。 例えば赤松だったり、青海だったり、そういうことです。 四人はすべて簡便に、アカとかアオとかいうあだ名で呼ばれます。 しかし多崎つくるだけは、つくる、と呼ばれるのです。 5人は名古屋で高校時代を過ごし、それはこの上もなく幸福な短い時期でした。 大学進学にあたって、多崎つくるだけが東京に出、ほかの4人は名古屋に留まります。 そして大...
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春樹節

今日はマンションから出ず、エアコンの効いたリビングでごろごろしていました。 こう暑いと外出する気が起きません。 ただ、体重が24キロも落ちたせいか、暑さを感じにくくなってしまったようで、まだ長袖で過ごしています。 職場で長袖で出勤しているのは、もう私1人なんじゃないかと思います。 かねてアマゾンで購入してあった村上春樹の新作を半分くらい読みました。 「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」です。色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年村上 春樹文藝春秋 まだ読了していないので、コメントは差し控えたいと思いますが、久々の春樹節、良いですねぇ。 そう言えば誰かが、村上龍なら、「おれはおまえが好きだ」と書くところ、村上春樹は「もしかしたら僕は君のことが好きなのかもしれない」と書くのがかったるい、と言っていましたが、言い得て妙ですねぇ。 新作にもそういうまどろっこしい表現が多々見られます。 そういう表現が鼻につくことはありますが、総じて優れたストーリー・テラーであることは間違いありません。 高校生の頃、初めて「風の歌を聴け」を読んで以来、彼の書くものは全て読んでいます。風の歌を聴け (講談...
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意識の変容

明日は青山の某ホテルで会議。 直行直帰のため、余裕があります。 昨日は振替休日だったため、今週は職場に普通に出勤するのは三日だけです。 昨夜、振替休日ということで、早い時間から飲み始め、早い時間に終えるつもりが、結局終わりの時間はいつも通りで、飲んだ量が増えただけでした。 そのため、今日はなんとなくだるい一日で、私は誠に愚かな酒飲みであることを痛感させられた次第です。 それでもどうにか一日をやり過ごし、今日は飲むまいと思いながら、やっぱり一杯やってしまったことは、痛恨の極みです。 もっとも、さすがに今日はいつもより少ない酒量で止めましたが。 きっと私は、酒の飲み過ぎで命を縮めるのでしょうね。 分かっちゃいるけど止められないというのが、正直な気持ちです。 わが国において、合法ドラッグは酒だけです。 習慣性や依存性の高さ、体に与える悪影響などを総合的に勘案すると、酒以上に安全で習慣性が少ない違法ドラッグはあまた存在します。 例えばマリファナ、それにエクスタシー。 1960年代に流行したLSDはバッドトリップと呼ばれる辛い幻覚を見る機会が多いことで、一部からは忌避されつつ、良いトリップも多か...
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節電要請なし

ここ数日、暑い日が続いています。 今はエアコンがあるから事務室内は快適ですが、その昔のサラリーマンはどうやって夏の執務をしのいでいたのでしょうね。 不思議です。 まぁ、それが当たり前だと思えば、ただ耐えるしかなかったのでしょうけれど。 節電で 早く帰ると なげく妻 去年も一昨年も節電要請で、なかなかエアコンをつけることができず、難儀しました。 環境省は基本冷房をしないという噂を聞いたことがありますが、本当でしょうか? エコ製品 節電するのに 高くつき  エコ製品が高いのはやれませんねぇ。サラリーマン川柳というのは、現代の水呑み百姓とでもいうべき最下層の安サラリーマンに悲哀に満ちており、我が意を得たりと思うことが少なくありません。 今年は節電要請が無くて本当に良かったと思います。サラリーマン川柳 いちおし傑作選やく みつる,島田 駱舟,第一生命NHK出版サラリーマン川柳 にんまり傑作選やく みつる,島田 駱舟,第一生命NHK出版にほんブログ村 人文 ブログランキングへ
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