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ゾンビランド

ある後輩から勧められて、ホラー・コメディ「ゾンビランド」を鑑賞しました。 彼はこの映画の製作者を神と呼び、馬鹿馬鹿しくて面白い、と評しましたが、私はそうは思いませんでした。  ゾンビ・ウィルスが蔓延し、ほとんどの人間がゾンビ化してしまったなか、臆病で小心なゆえに生き残った大学生と、№1ゾンビ・ハンターを自称するマッチョマン、人を信じようとしない少女の姉妹が偶然出会い、姉妹がゾンビがいない場所と信じるハリウッドの遊園地を目指すロードムーヴィーの趣を呈しています。  遊園地にはゾンビがいないと信じていること自体が切なく、ゾンビになってしまった一人息子の話をして涙を流すマッチョマンや、家族と疎遠で友人もいなかった大学生がゾンビとの戦いのなかで出会ったマッチョマンと姉妹を本当の家族と思うあたりも、悲しくもあり、おかしくもあり、といった人情喜劇に感じられますし、ゾンビウィルス感染者を片っぱしから殺害していくというカタルシスを加味したホラー・アクション風な味わいも感じます。 ゾンビが怖いといより、ゾンビを大量殺戮して楽しんでいるようにしか見えない生き残った四人のほうが怖いですねぇ。 同じゾンビを題...
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発火能力(パイオキネシス)

「クロスファイア」を鑑賞しました。 宮部みゆきのベストセラー小説を基にした映画ですが、原作よりシンプルでわかりやすく、それと脚本が素晴らしく、非常に面白いSF娯楽作品に仕上がっています。 主演の矢田亜希子も良いですが、本作がデヴュー作となる子役の長澤まさみが純朴だけど怖ろしい超能力少女を演じていて、脇役ながら異常な存在感を発揮していました。 やっぱりスターというのは子どものうちから輝いているのですね。 パイオキネシスと呼ばれる、念力で発火させる能力を持つOLが、同僚で恋人になりつつある青年の妹が殺害され、しかも犯人が証拠不十分で不起訴になったことから、おのれの能力を使って制裁を試みます。 しかし失敗し、しかも周りの人間ばかり焼き殺してしまったために、悪への制裁なのか自己防衛なのか、はたまた加虐の暗い欲望を満足させるためなんだか、よくわからないうちに泥沼にはまりこみ、破滅していきます。 その間に警察内部の確執や、他の超能力者との接触、青年との淡い恋が描かれ、豪華な作品に仕上がっています。 パイオキネシスを題材にした映画というと、いじめられっ子が切れて学校中を燃やし尽くすホラーの名作「キャ...
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エクトプラズム

本格心霊ホラー「エクトプラズム」を観ました。 原題は「THE HAUNTING IN CONNECTICUT」というので、邦題も「コネチカットの幽霊」とでもしたほうが雰囲気が出ると思うのですが、邦題をつけた人、失敗ですね。 下の写真の口から出ている奇妙な物体がエクトプラズムで、交霊術のときなどに実際に見られる現象だそうです。 実話を基にした映画で、息子のがん治療のため、病院に近いコネチカットの古い屋敷に越してきた一家を襲う不思議な現象を描いています。 格安の家賃で借りたその屋敷はいわくつきでした。 かつて葬儀場で、地下に死体防腐処理施設があり、古いクローゼットからは死体の写真ばかり山のように出てくるのです。 がん治療に苦しむ長男が、やがて幻覚を見始めます。 それは当初抗がん剤による副作用かと思われましたが、やがて家族全員が幻覚やラップ現象に苦しむことになります。 そしてどうやら葬儀社の主はこの屋敷で頻繁に交霊会を開き、さらには黒魔術の儀式を行っていたらしいことが示されます。 病院で知り合った霊能者の牧師に助けを求めますが、牧師は悪霊と良い霊とを間違えて除霊を行ってしまい、惨劇が起きます...
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インシテミル 7日間のデスゲーム

今日は午後から早退し、二時間ほど昼寝しました。 少し元気になったので、DVD鑑賞をしました。 昨年の10月にロードショー公開された「インシテミル 7日間のデスゲーム」です。 時給112,000円という高額のアルバイトに応募した10人の男女。 非倫理的な面を含む心理実験というふれこみでしたが、到着してみてびっくり。 殺人を犯した者にはボーナスが出、死者にもボーナスが出、犯人を突き止めた者にもボーナスが出る、というルールなのです。 7日間が過ぎるか、生存者が2名になった時点で実験は終了。 この実験はインターネットで配信され、それが財源になっています。 藤原達也、北大路欣也、綾瀬はるか、石原さとみ、武田真治ら、豪華なキャストで売る気満々です。 しかし、脚本が悪いのか、これといって山場もないし、謎らしい謎もないし、あっと驚くオチもありません。 人物造形も雑。 これでは豪華俳優陣が泣くというものです。 生存者が一人になるまで実験が続くとか、もっと過酷なルールにしたほうが面白かったのではないでしょうか。インシテミル 7日間のデス・ゲーム 藤原竜也,綾瀬はるか,石原さとみ,阿部力,武田真治ワーナー・...
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黒沢清監督のホラー「叫」を観ました。 赤い服を着た幽霊を演じた葉月里緒奈が久しぶりの映画出演で、怖ろしいことこの上ない。 怖い役をやらせたら、この人か菅野美穂。 「富江」の菅野美穂は怖かったですねぇ。 この映画、荒涼とした雰囲気の東京湾岸地区や、日本の団地では在り得ない広くてしゃれた間取り、役者の衣装など、やたらと格好良くて現実離れしていますが、肝腎のストーリーはといえば、黒沢清監督作品とは思えないほどわかりやすく、すべの謎を解決してくれちゃってます。 最近はやりの語り手が悪役というありがちなオチもいただけません。 雰囲気は最高なんですが、脚本がわるいんじゃないかと思いました。 ハードボイルドな雰囲気のスタイリッシュな映像美を楽しみたい向きにはお勧めですが、ホラー本来の恐怖を味わうには物足りません。叫 プレミアム・エディション 役所広司AVEX GROUP HOLDINGS.(ADI)(D)富江 及川中,伊藤潤二大映↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
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