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腐女子

今朝起きたら関節と背中が痛み、仕事に行くのはやめといたほうが良いと思い、ぽか休です。  そこで、DVDを観ました。「腐女子」です。 腐女子といっても、BLに萌える気味の悪い女たちのことではありません。 事故で亡くなった娘を、両親が占い師に依頼して悪魔の儀式を行い、復活させます。 両親は大喜びしますが、それもつかの間、娘の肉体は少しづつ腐敗していきます。 腐敗を止める方法は、活きの良い生肉を食わせることでした。 半狂乱の母親の演技は迫力があります。 ただ、全体を通して言えることですが、演技がわざとらしく、安い。 作り物くささを狙ってそうしたのだとしても、映画全体が下品に堕しています。 そこをうまく撮って欲しかったです。腐女子 【完全版】 品川美月,横山龍之介,高寺裕司,みぶ真也,山田誠二WHDジャパン↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
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ホテルチェルシー

DVDで「ホテルチェルシー」を観ました。 新婚旅行でニューヨークにやってきた夫婦がホテルチェルシーに宿泊するのですが、妻が寝ている間に何者かに夫が殺されてしまいます。 妻は泣きながら刑事に証言します。 その証言の場面や、新婚旅行に旅立つ前の夫婦の様子がコマ切れに映し出されます。 警官かと思いきや偽物だったり、暴漢かと思いきや警官だったり、赤の他人かと思いきやかつての恋人だったり、複雑な人間模様が息をもつかせぬスピードで加速していきます。 だまされた、という意味では「アフタースクール」以来、見事にだまされました。 意外な結末というのは、この映画のためにある賛辞です。 疑り深い方、ぜひご覧ください。ホテルチェルシー 長澤奈央,鈴木砂羽,ヒロ・マスダエースデュースアフタースクール 大泉洋,佐々木蔵之介,堺雅人メディアファクトリー↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
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ブラック・ダリア

昨夜、「ブラック・ダリア」を観ました。 1940年代後半のL.A.を舞台にした本格的サスペンスです。 ファイアーとアイスと呼ばれる元ボクサーの刑事コンビが、女優を夢見る少々おつむの弱い若い女性の無残な死の謎を追います。 遺体は口が耳まで裂け、内臓が抜かれていたのです。 捜査中、アイスの前に被害者とうり二つの富豪の娘が現れます。 アイスは富豪の娘にのめり込んでいきます。 アイスはかつて有名なボクサーだったことから、娘の家族に紹介されます。娘の母親はヤク中で、妹は卑猥な絵ばかり描く変わり者です。 富豪一家の闇、ファイアーの秘密、ファイアーがかつて逮捕した男の釈放、二重三重の謎が、複雑な人間相関図と絡み合って、もうわけが分からなくなります。 ストーリーとタイトルからは、もっと退嬰的な、雰囲気のある映画かと思ったのですが、どこか突き抜けた明るさがあるのはなぜでしょう 子どもの頃から感じていたのですが、シャーロック・ホームズとかアガサ・クリスティとか、本格的な謎解きの殺人劇というのは、謎を解くのが前面に押し出されて、恐怖や暗い美しさなどが際立たないように思います。 同じ殺人劇でも、本格的サスペン...
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ナイン

今日はわけあって有給休暇。 面倒な用事は後にして、まずはDVD鑑賞です。 作品は「ナイン」。 9人の男女が無作為に選ばれて拉致、ある豪邸に閉じ込められます。 9人のうち、一人だけが豪邸から出ることができ、しかも500万ドルの現金を得ることができます。 ゲームは簡単。生き残ればいいのです。 最初は紳士的に打開策を練っていた9人。 しかし、リーダーシップを発揮していた警官がいざこざから命を落とすと、疑心暗鬼の地獄絵図が展開されていくのです。 今流行りのシチュエーション・ホラーですね。  今は亡き怪優デニス・ホッパーが温厚な老神父を演じて秀逸です。 オチは予想どおりで、全体的に凡作の感が否めませんが、デニス・ホッパーがスパークするかと思いきや、わりと抑えた演技に終始したのがご愛嬌です。 シチュエーション・ホラーは最近乱発気味で、元祖の「SAW」シリーズも6作目ともなるとだんだんお笑いになってきました。 このジャンルはそろそろ終いにしたらどうでしょうか なお、同タイトルの作品で10分おきに死んでいく映画とは別物ですのでご注意ください。NINE -ナイン-  こっちが今日観たやつです。スージー・...
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アイヒマン・テスト

アイヒマンといえば、ナチのユダヤ人収容所所長で、長く逃亡していましたが捕えられ、裁判で自分は命令に従っただけであり無罪である、と主張した人物です。 世間では極悪非道の冷酷漢とされていますが、当時のナチの将校が果たして国の政策に人道的見地から反対することが可能であったかといえば、極めて困難で、私がアイヒマンの立場にあれば躊躇なくユダヤ人を虐殺したでしょう。 DVDで「私の中のアイヒマン」を観ました。 ある女子高の演劇部が、「アンネの日記」を演じるにあたって、当時の過酷な状況を体験するため、OGである女優の指導のもと、収容所の所長、兵隊と、捕虜に役割を決め、ロールプレイを一週間行うという心理サスペンスです。 いわゆるアイヒマン・テストを地で行ったわけです。 女子高生たちは役割にのめりこみ、狂気に突入していきます。 7人の女子高生とOG、演劇部顧問の女性教師の、女性しか登場しない華やかな映像が、醜くゆがんでいきます。 アイヒマン・テストの当然の帰結です。 人間が役割を与えられると、驚くべき適応を示します。 地位が人を育てる、とか言われるやつです。 高い地位につけば偉そうに、低い役割であれば卑...
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