映画

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国宝

昨日に続いて映画館に行きました。 大ヒット中の映画「国宝」を観るためです。 ヤクザの父を15歳の時に抗争で殺され、天涯孤独の身となったキクオ。  その美しい顔立ちと、余興で見せた踊りから女形としての天賦の才を見抜いた上方歌舞伎の大御所。 大御所はキクオを歌舞伎役者にすべく、弟子として迎えます。 大御所には跡取り息子のシュンスケがいます。 キクオと同年齢のシュンスケ。 二人は互いに芸道に励み、兄弟のような、親友のような関係を築きます。 しかし糖尿病がもとで入院を余儀なくされた大御所の代役にキクオが指名されたことで、二人の関係に隙間風が吹き始めます。 シュンスケの母親は御曹司であるシュンスケが代役を務めるべきだと強く主張しますが、大御所はあくまでキクオに拘ります。 その後様々なエピソードがあり、シュンスケが亡くなって数年後にキクオが御曹司でも無いのに人間国宝になるというお話。 ストーリー自体は大したことが起きませんが、圧倒的な映像美に引きこまれます。 私は数えるほどしか歌舞伎を観に行ったことはありませんが、歌舞伎とはここまで美しいものであったかと驚嘆させられます。 この映画は理屈を抜きにし...
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雪風

今日は映画館に足を運びました。 観たのは昨日から公開されている「雪風」です。 太平洋戦争勃発当時86隻あった駆逐艦のなかで唯一生き残り、幸運船と呼ばれた軍艦と、その乗組員たちの物語です。 雪風はとにかく沈まないしたいして損傷もしないので、他の沈んだ船の船員の救助ばかりやっています。 物語はやや冗漫で、無駄に長いような気がしました。 戦艦大和による沖縄への特攻にも参加しながら生きて帰ってきたのは奇跡的だと思いますが、そればかり強調されるとやや白けます。 戦争映画は難しいと思わされました。
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夜明けのすべて

今日から出勤の予定だったのですが、咳の発作が出て、急遽休むことにしました。 コロナ患者が完治したと言っても職場で咳き込んでいたら周囲は恐怖を感じるでしょうし、帰れと言うでしょう。 明日は出勤したいと思っています。 そうは言っても熱は無かったので、ぼんやりと、静かな映画を観ました。 「夜明けのすべて」です。 パニック障害の青年とPMS(月経前症候群)に悩む若い女の物語です。 PMS(月経前症候群)というのは初めて知りましたが、月経前になると情緒不安定になったりする病気のことで、この映画に出てくる女は月経前になると極端に攻撃的になります。 パニック発作が原因で大会社から零細企業に飛ばされた青年と、同じく大会社から転職してきた女。 女のほうが少しだけ年上です。 この二人の関係性を軸に物語は進んでいくのですが、職場の先輩後輩ではあっても恋人でもなく、友人と呼ぶには距離があります。 生きるのがあまりにも辛い、でも死にたくない。 このパニック障害の青年の独白は、今も双極性障害に苦しんでいる私にはとても説得力があります。 結局女は母親の介護のために会社を辞めて地元に帰ることになり、二人の関係は終わり...
映画

はたらく細胞

コロナウィルス感染により、5日間の出勤停止を言い渡されてから5日目。 体調はすこぶる良いですが、人に移してはいけないので、言いつけどおり家で大人しくしています。 で、ネットフリックスで映画を観ました。 「はたらく細胞」です。 わりと最近上映され、評判になった映画がもう観られるとは有り難いことです。 白血病に罹患した女子高生。 彼女の体の中で起きている事象について、細胞を擬人化して描いた物語です。 軽いコメディを期待したのですが、結構重い内容になっていました。 酸素を運ぶ赤血球、外敵を駆逐する白血球。 白血球が異常化したがん細胞。 それらが互いのメンツをかけて闘います。 18歳の少女に抗がん剤を投入すると、細胞の世界にミサイル攻撃が行われ、正常な細胞もろともがん細胞を殺したり、細胞すべてをいったん死滅させる治療では世界の終わりのような世界が繰り広げられたり、思ったより残酷な内容になっています。 最後はハッピーエンドと思いきや、新たにスギ花粉が投入されて花粉症を発症して終了となります。 白血病と花粉症では全く異なるので、ホラー映画に観られるようなエンディングとは違います。 細胞一個一個が個...
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メタモルフォーゼの縁側

コロナで療養中だというのに、症状がほぼ無くなって、ただ5日間は出勤禁止と言われたので退屈に任せてネットフリックスで映画を観ました。 「メタモルフォーゼの縁側」です。 BL好きの女子高生と、偶然本屋でBL漫画を手にして興味を持った老女との交流を描いた静かな作品です。 女子高生の幼馴染の男子高校生が失恋したり、コミケに参加したりしますが、基本的にこれと言った事件は起きません。 孫のような女子高生と祖母のような老女との不思議なつながりが描かれるばかりです。  最近ホラー映画を観なくなりました。 前はあれほど好きだったのに。 今は何も起きない、静かで優しい映画を好むようになってしまいました。 私も衰えたということでしょうか。
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アメリカンニューシネマ

このところ5月に処方されたメイラックスという超長時間型抗不安薬がよく効いているようで、調子が良くなってきています。 他にも前から飲んでいる薬が何種類もあるので、それらとの相乗効果かと思われます。 精神病薬は偉大な発明です。 しかも近年の新薬の開発は驚くべきスピードで進んでおり、この勢いだと精神病など駆逐できるのではないかとさえ思ってしまいます。 昔「カッコーの巣の上で」という精神病棟の世界を描いた映画がありました。 刑務所での強制労働から逃れるために詐病により精神病棟に移った主人公。 これをジャック・ニコルソンが演じています。 せっかく詐病で刑務所から逃れたというのに、彼は治療なんかよりテレビでワールドシリーズを見せろと騒いだり、乱痴気騒ぎを起こしたりして、精神病棟の問題児となってしまいます。 最終盤に至って、彼は強制的にロボトミー手術を施され、ほぼ廃人のようになってしまいます。 彼を見たネイティブアメリカンで親友の男は彼を憐れんで眠りについた後枕を顔に押し付けて殺害に及びます。 そしてネイティブアメリカンの男は深夜、独りで脱走していくのです。 いわゆるアメリカンニューシネマの名作と言...
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28年後・・・

今朝はどうしても出勤する気になれず、午前中はベッドとお友達状態でした。   午後は少ししゃっきりしてきたので冷たい水のシャワーを浴び、卵かけご飯を食べました。 で、午後は映画を観に行きました。 観たのは「28年後」です。 「28日後」・「28週後」に続く第三作です。 理性を失い、極端に暴力的になって人を襲うというウィルスが英国で大流行。 28週後には、英国はほぼ壊滅します。 ヨーロッパ大陸の国々は英国と断交し、それどころか英国近海を警備して英国からの密入国を阻止します。 英国では本土から離れた小島でわずかばかりの集落に非感染者が住んでいます。 この集落には怖ろしい掟があります。 少年は弓矢を持って本土にわたり、感染者を何人か殺害して島に帰ってこなければならないのです。 成長儀礼です。 そのため、この物語は少年の成長譚であり、人類が絶滅しかかっている世界を描いた黙示的というか、神話的世界になっています。 ただし、あまり怖くありません。 ダーク・ファンタジー的要素が強すぎたのかもしれません。
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海街diary

今日はネットフリックスで「海街diary」を鑑賞しました。  妻子を捨てて別の女に走った男。 残された三人姉妹は鎌倉の大きくて古い家で静かに暮らしています。 しかしそれぞれに問題を抱えています。 三人は父親が山形で亡くなったと知り、葬式に駆け付け、そこで腹違いの妹と出会います。 中学生の妹を引き取る三人姉妹。 女の三人生活は四人暮らしに増えます。 特別なことは起きない、海沿いの町鎌倉を舞台にした静かな映画です。 ちょい役ですが、リリー・フランキーの優しくて包容力のあるあじさんの役が光ります。 特別なことが起こらないのが良い作品でした。
ドラマ

架空OL日記

ブルー・マンデーを迎えました。サラリーマンにとっても、学生にとっても一週間で最も憂鬱な日です。「架空OL日記」という映画化もされたドラマがあります。 バカリズムの脚本で、男ながらOLとして出演もしています。 某銀行におけるOLの日常が時に淡々と、時にエクセントリックに描かれます。 一話完結で、上司の悪口や他愛もない会話を楽しむOL達。 きっと現実のOLもこんな感じなんだろうと思わせて説得力が有ります。 その中で、駅から銀行に向かう二人のOLが月曜日について語り合います 「月曜日って憂鬱だよね」 「なんなら日曜日の夕方から憂鬱だよね」 「じゃあ、月曜日はお休みってことで」 「承知しました」 「でもそれだと火曜日憂鬱問題が発生するね」 「火曜日も休みということで」 こういった会話を繰り返し、ついには金曜日の午後だけ出勤ということで話がまとまります。 もちろん叶うはずが無い、勤め人の切ない願望です。 静かで特別なことは起こらない、しかし魅力的なドラマ。 人生もまた、そうなのかもしれません。 結婚や出産、親類縁者の死といった出来事があったとしても、それらは特別なことではなく、生きていれば多くの...
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地獄の花園

今日は息つく暇もないほど忙しく、酒を呑もうとも思わなかったので駅前の中華屋で冷やし担々麺を食って帰宅するなり風呂も入らずリビングのホットカーペットで1時間ほど眠ってしまいました。 そうなると今度は眠れなくなるというのが世の常で、ネットフリックスでなるべく馬鹿々々しいドラマか映画を観ようと、「地獄の花園」というのが眼にとまり、なんとなく1時間40分ほどの作品を観てしまいました。地獄の花園永野芽郁 大会社には堅気のOLと喧嘩に明け暮れるヤンキーOLが存在する世界。 その世界で繰り広げられる抗争が描かれ、誠に馬鹿々々しいほど痛快です。 そんな中、堅気のOLとして生きている主人公の永野芽郁演じるナオコ、普通に仕事をし、仕事帰りには同僚と食事をしたりして、彼氏が欲しいとぼやきながら普通のOLとして生きています。 そんな中、途中入社の広瀬アリス演じるランが3派が入り乱れていたヤンキーOLたちを一日で傘下に収めてしまいます。 なぜかランとナオコは仲の良い友人になっています。 ランの強さに脅威を感じた一部上場の大会社のヤンキーOLがランを呼び出すためにナオコを拉致。 一人乗り込んだランは孤軍奮闘するも...
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猿の惑星/キングダム

今日は久しぶりに映画館に足を運びました。 観たのは「猿の惑星 キングダム」です。映画『猿の惑星/キングダム』予告(60秒)|300年後の猿が支配する世界|完全新作 5月10日(金)公開   「猿の惑星」の第一作が公開されたのは1968年だそうです。  私が生まれる1年前です。 ですがテレビでたびたび放映され、私は何度も観て感銘を受けました。 猿が人間を支配する世界を描いたもので、テンポよくスリリングな物語で、何度観ても名作だと感じました。猿の惑星 (字幕版)チャールトン・ヘストン その後続編や新シリーズが制作されていますが、第一作に勝るものは未だ公開されていません。 シリーズ物の宿命でしょうか。 今日観た作品はチンパンジーとゴリラの死闘を描きつつ、そこに最も狡猾で野蛮な、しかし知能が高い人間の女が絡んできます。 しかし、人間と猿とを正面から描いた旧シリーズの第一作と異なり、猿と人間の関係性が曖昧で、出来が良いとは言えない作品になっています。 尺も無駄に長く、正直退屈しました。 新シリーズも猿の覚醒を描いた第一作が一番良いようです。 シリーズ物というのは難しいですねぇ。
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それだけ

今日は空気が冷たいながらきれいに晴れ渡って風もなく、自宅に籠っているかぎり小春日和と呼んでも良い日となりました。 こんな日に特別急ぎの仕事が無いのに出勤する気が湧くはずもなく、休暇を取りました。 夕飯の買い物に出かけた以外、自宅でのんびり過ごしました。 わが家はマンションの低層階ながら南西の角部屋に所在しているため、陽当たりは極めて良好です。 ほとんど日向ぼっこをして一日を終えてしまいました。 一人でぼんやり寛いでいると思考はあまり良い方に向かいません。 じつは同じ部署で働く30代後半の女性が1月いっぱいで退職することになりました。 がん治療のためです。 今まで休み休みながら働いていたのですが、抗がん剤があまり効いてくれなかったそうです。 残念です。  日本人の平均寿命は80歳を超えているそうですが、私にはそうは思えません。 毎年毎年、知り合いの誰かが現役世代で亡くなっているからです。 その中には、多くの後輩も含まれます。 病気で亡くなる人、事故死する人、自ら命を絶つ人、じつに様々な理由で彼ら彼女らとお別れしてきました。 そのたびに、生き物の儚さと世の無常を感じます。 ある後輩はもとも...
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今日は朝一番で近所のシネコンに向かいました。 車で15分ほど。 観たのは北野武監督の「首」です。 本能寺の変前後の信長、秀吉、光秀、荒木村重らを描いた大作ですが、好悪が分かれる作品だと思います。 まず、やたらと首を切り落とし、高々と掲げるシーンがあること。 日本人はかつて首狩り族だったことを思い知らされます。 NHK大河ドラマでは絶対に無いシーンです。 NHKで描かれない点と言えばもう一つ、武人の契りと称する男色が色濃く描かれることです。 この作品では荒木村重と光秀は恋仲ということになっており、光秀に辛くあたる信長はじつは光秀に懸想しています。 信長と森蘭丸との濡れ場は特に濃厚です。 かつてわが国では男色はタブーではなく、むしろ男の嗜みの一つであったと聞きます。 男とも女とも色を楽しむのがむしろ普通であったとか。  そういう意味では、この映画はもしかしたらリアリティを求めたのかもしれません。 しかし、本能寺の変あたりの秀吉は脂が乘りきり、野心に燃えていたはずですが、たけし演じる秀吉はユーモラスで枯れたおじいさんにしか見えません。 他のキャストがなかなか良かっただけに残念です。 特に信長...
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お買い物

今日、私の職場は電気設備の点検のため、担当部署以外はお休みとなりました。 月曜日に自分から休暇を申請することなく休めるなんて最高です。 しかも今日は雲一つ無い見事な秋晴れに恵まれました。 10月になって、我が家で流行りの深夜ドラマ「きのう何食べた?」のシーズン2が始まりました。 料理好きの弁護士と美容師の、アラフィフ男二人が繰り広げるゲイカップルの日常を描いて見事です。 この作品の良い点は、濡れ場が全く無いこと。 人生のほろ苦さと楽しさを描いて秀逸です。 この二人、都内の某所の2LDKで暮らしています。 都内のどこかは明らかにされません。 ただし、新小岩のアーケードにあった中村屋というスーパーマーケットを頻繁に訪れていたことから、新小岩が舞台なのかと思っていました。 ところが中村屋が閉店し、中村屋の後に通いだしたニュー宝屋も閉店。 美容師のコレステロール値が上がったことを気にした弁護士が、魚料理をメインにしようと考えて通い始めたのがアキヨシ。 じつはアキヨシ、私の家から徒歩20分ほどの距離にある新鮮な魚が豊富なことを売りにしたスーパーでロケをしていることが判明。 そのスーパーには内野聖...
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母と暮せば

昨日は母と暮らせばという映画を観ました。 私の趣味嗜好からいって、映画館に行くこともDVDを借りることも絶対に無いであろう種類の作品です。 ネットフリックスでなんとなく観始めて、最後まで観てしまいました。母と暮せば 吉永小百合松竹 舞台は終戦後3年目の長崎。 南方の戦場で長男を、原爆で次男を喪い、一人で暮らす母親の物語。 次男は長崎医科大学で学ぶ学生で、講義を受けている最中に原爆で命を落とします。 次男の元恋人が頻繁に母親を見舞い、どこかで次男が生きているのではないかと互いに一縷の望みを賭けています。 しかし終戦3年目の8月9日、母親と元恋人が墓参りに行き、母親はもう諦める、と宣言します。 涙をこぼす元恋人。 辛かったことでしょう。 その夜、次男が突如母親のもとを訪れます。 もちろん、この世の者では無いことを母は悟っています。 幽霊でも良いから会いたいという願いを次男は叶えるのです。 幽霊は頻繁に登場し、母親との会話を楽しみます。 その後戦中戦後のいくつかのエピソードが語られ、母親は静かに眠るように逝ってしまいます。 ここに至って、母親がこの世とあの世を行きつ戻りつしながら次男と会って...
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