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血の儀式 エスター

昨日は「血の儀式」という、モダンホラーの帝王スティーブン・キング原作のDVDを鑑賞しました。 母親と兄の3人で暮らす少年、ジョージ。 ジョージは変わり者のおばあちゃんが大好き。 ある時おばあちゃんが倒れ、それ以来暴れたり意味不明の言葉をつぶやいたり。 施設に入れますが、施設もお手上げとなり、おばあちゃんの家で面倒を見ることに。 益々おかしくなっていくおばあちゃん。 かつては信心深かったというおばあちゃんの過去を知るため、ジョージは教会を訪れます。 そこでジョージは、子供が欲しくて神様に祈り続けたのに、流産ばかりで、ついにハスターという名の邪悪な存在と契約を結び、三つ子を生んだことが判明します。 夫は子供ができてからしばらくして、頭を斧でカチ割って自殺するという凄惨な死を遂げています。 祖母の本当の狙いは何か? ハスターとは何者か? 「号泣の書」と呼ばれる真っ白なノートのような魔術書にはどんな秘密が隠されているのか。 なかなかに雰囲気のある映画になっています。 倒れるまではジョージに優しく接していた祖母が、まるで魔物に取り憑かれたように凶暴になるのも、老いの真実を描いているのか、悪魔の仕...
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TOKYO FANTASY

最近お気に入りのSEKAI NO OWARIに取材した映画「TOKYO FANTASY」を観ました。 しかもわざわざブルー・レイを購入して。 タイトルからして、SEKAI NO OWARIを題材にした美的なファンタジーだろうと思っていたのですが、ほぼドキュメンタリーでした。 しかもファンタジーとして見てもドキュメンタリーとして見ても、つまらない作品です。 飛ぶ鳥落とす勢いのバンドをネタにすればそこそこ集客が見込めると踏んだのでしょうか。 これが劇場で公開されていたとは驚きです。 観に行かなくて良かった。 以上が作品としての感想。 しかし、一ファンからしてみれば、これを観るのは至福のひと時でした。 何しろ全編これSEKAI NO OWARI一色なのですから。 そういえば中学生だか小学生だか向けの英語教材にこのバンドが取り上げられるというニュースがありましたね。 そんなことになったら世界の終わりだ、とか言うイカしたコメントを寄せている人がいましたね。 しかし私には、彼らが紅白に出ようが英語教材になろうがどうでも良いのです。 彼らの存在意義は、一つしかありません。 すなわち、この私1人を楽し...
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「悪魔の存在を証明した男」あるいは自業自得

風邪気味のためお昼で早退し、風邪薬を飲んで眠りました。 ほんの2時間ほどでなんとなくすっきりし、DVDを借りてきました。 「悪魔の存在を証明した男」です。 なんだかあまりにも説明臭いというか、そのまんまのタイトルが白けますが、パッケージが怖ろしげで、興味をそそられました。 妻を事故で失い、失意に沈む男。 妻が占いに凝っていたことから、オカルト的なものを毛嫌いします。 毛嫌いが昂じて、自らを実験台に世の中に悪魔を始めとする超常現象は存在しないのだと証明しようとします。 様々な交霊術や悪魔の召喚を試みるうちに、本当に悪魔に憑かれ、とんでもないことになるというお話です。 ストーリーは単純ながら、悪魔の不存在を証明しようとして、逆に存在を証明していまうという皮肉なお話。 まぁ、自業自得ですな。 ただし、様々な儀式の過程で幻覚剤や奇妙な麻薬を使っているので、中毒による精神疾患ともとれる重層的な作りになっています。 名作とは言いがたいですが、それなりに見せ場があったりして、楽しめます。 お暇な方で、単純に怖がりたい方にはよろしいようです。悪魔の存在を証明した男 シェーン・ジョンソン,ジュリー・マッ...
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寄生獣 完結編あるいは解説編

今日はあんまり良い陽気なので、休暇を取りました。 首都圏は早くも夏日を迎えたようです。 休日恒例の朝湯をつかい、朝飯を食ってからまずはお掃除。 その後、久しぶりに映画館に足を運びました。 「寄生獣 完結編」を観るためです。 じつは金曜日に地上波で「寄生獣」を放送しており、観るとも無しに観ていたら、続編が観たくなったのです。 まさしく宣伝に引っかかってしまったようです。 まずは前作、「寄生獣」の予告編をご覧ください。 耳の穴や鼻の穴などから人間の脳内に忍び込んで人間を完全に支配し、しかも人間を捕食するという恐るべき寄生生物。 ところがある男子高校生に寄生しようとした生物が、脳に達することができず、右手だけを支配することになってしまい、宿主である高校生が死ぬと自分も死んでしまうことから、高校生と一緒に同種の寄生生物と戦うという奇想天外なお話。 戦いの多様性や緊迫感はなかなかのものです。 人間しか食わない寄生生物は控えめだとか、人間が悪魔に最も近いとか、人間こそ地球に寄生して地球もろとも滅ぼうとしているとか、浅はかな哲学的会話もありますが、それはすべて無視。 ひたすらくだらないけど面白いエン...
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脳の冒険

DVDでなかなかの快作を鑑賞しました。 フランスの大御所、リュック・ベッソン監督の手になる脳の覚醒を描いたSF映画、「ルーシー」です。 雰囲気は監督の初期の名作「ニキータ」に似ていますが、内容はかなり異なります。ニキータ アンヌ・パリロー,ジャン=ユーグ・アングラード,ジャン・レノ角川書店 台湾に滞在するルーシーは、ひょんなことがきっかけで、韓国マフィアによって新しいドラッグ、CPH4を腹に埋め込まれ、運び屋にさせられてしまいます。 しかし韓国マフィアに腹を蹴られたことから、ビニール袋に入ったドラッグが漏れ、ルーシーはこのドラッグによって恐るべき能力を得るのです。  同時並行して脳科学者の講演が挿入され、人間は脳の10%しか機能しておらず、これが20%、30%と上がっていけば全く未知の知覚を得、能力を獲得するであろうことが示唆されます。 ルーシーはほとんど超能力者のような存在と化し、画面には大写しで40%とか60%とかが表示され、彼女が激しい脳の冒険に出かけたことが示されます。 その間、韓国マフィアとのあり得ないくらい激しい戦いがあったり、はるか原始時代、あるいは地球誕生前の宇宙の幻視...
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