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「劇場霊」-美と恐怖

今日は休暇を取りました。 年に20日間ある年休ですが、残したら今年いっぱいで消滅してしまいます。 で、今月は休暇取得強化月間というわけ。 千葉市郊外のシネコンに映画を観に行きました。 Jホラーの名匠、中田秀夫監督の「劇場霊」を観て来ました。 20年前、「女優霊」という佳品でメジャーデビューした監督が新たに挑む製作現場での恐怖。女優霊 柳ユーレイ,白鳥靖代,石橋けい,大杉 漣,根岸季衣バンダイビジュアル 「女優霊」は映画の撮影現場で起こる怪奇現象がメインでしたが、「劇場霊」は芝居。 「劇場霊」は、ハンガリーに実在した伯爵夫人で、若い女の生き血を飲んだり、生き血の風呂に入ったりすれば、永遠の若さが保てると信じ、領民のなかから若い女をさらっては殺したエリザベートを主人公にした芝居の稽古が繰り広げられる中、劇中に登場する永遠の美貌の象徴である生き人形が、重要な役割を果たします。 生き人形は、若い出演者の生気を吸い取ってしだいに人間化して、最終的には生きた人間になることを望みます。 若くして亡くなった自分の娘を模った人形作家が作った人形で、これが今回のダーク・ヒロインということになります。 永遠...
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トンデモドクター、映画版

トンデモドクター・伊良部医師の活躍を描いた連作短編集については、以前このブログで紹介しました。イン・ザ・プール (文春文庫)奥田 英朗文藝春秋 今日はその映画版をDVDで鑑賞しました。 「イン・ザ・プール」です。イン・ザ・プール 三木聡,奥田英朗ポニーキャニオン 原作のイメージとはかなり違っていて、少々面食らいますが、原作と映画で、映画のほうが優れているということは滅多にありませんから、そこは差し引いて考えなくてはいけませんね。 映画は、水泳依存症の男を描いた「イン・ザ・プール」と、陰茎強直症と言う珍しい症例の「勃ちっ放し」、それに確認恐怖症のルポライターを主人公にした「いてもたっても」の3つの短編をうまく絡み合わせた作りになっています。 まず戸惑うのは伊良部医師の容貌。 原作ではデブで子供っぽい、天真爛漫なおバカさんという感じでしたが、映画では毛深くてヒゲ面でいやらしそうな不気味なおじさん、という感じでした。 原作で感じられた可愛らしさはなく、ひたすら気味悪い感じでした。 これは小説をバラバラに分解して新たに組み立てた物語と呼ぶべきでしょう。 それは多くの原作と映画の関係と変わりませ...
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血の儀式 エスター

昨日は「血の儀式」という、モダンホラーの帝王スティーブン・キング原作のDVDを鑑賞しました。 母親と兄の3人で暮らす少年、ジョージ。 ジョージは変わり者のおばあちゃんが大好き。 ある時おばあちゃんが倒れ、それ以来暴れたり意味不明の言葉をつぶやいたり。 施設に入れますが、施設もお手上げとなり、おばあちゃんの家で面倒を見ることに。 益々おかしくなっていくおばあちゃん。 かつては信心深かったというおばあちゃんの過去を知るため、ジョージは教会を訪れます。 そこでジョージは、子供が欲しくて神様に祈り続けたのに、流産ばかりで、ついにハスターという名の邪悪な存在と契約を結び、三つ子を生んだことが判明します。 夫は子供ができてからしばらくして、頭を斧でカチ割って自殺するという凄惨な死を遂げています。 祖母の本当の狙いは何か? ハスターとは何者か? 「号泣の書」と呼ばれる真っ白なノートのような魔術書にはどんな秘密が隠されているのか。 なかなかに雰囲気のある映画になっています。 倒れるまではジョージに優しく接していた祖母が、まるで魔物に取り憑かれたように凶暴になるのも、老いの真実を描いているのか、悪魔の仕...
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TOKYO FANTASY

最近お気に入りのSEKAI NO OWARIに取材した映画「TOKYO FANTASY」を観ました。 しかもわざわざブルー・レイを購入して。 タイトルからして、SEKAI NO OWARIを題材にした美的なファンタジーだろうと思っていたのですが、ほぼドキュメンタリーでした。 しかもファンタジーとして見てもドキュメンタリーとして見ても、つまらない作品です。 飛ぶ鳥落とす勢いのバンドをネタにすればそこそこ集客が見込めると踏んだのでしょうか。 これが劇場で公開されていたとは驚きです。 観に行かなくて良かった。 以上が作品としての感想。 しかし、一ファンからしてみれば、これを観るのは至福のひと時でした。 何しろ全編これSEKAI NO OWARI一色なのですから。 そういえば中学生だか小学生だか向けの英語教材にこのバンドが取り上げられるというニュースがありましたね。 そんなことになったら世界の終わりだ、とか言うイカしたコメントを寄せている人がいましたね。 しかし私には、彼らが紅白に出ようが英語教材になろうがどうでも良いのです。 彼らの存在意義は、一つしかありません。 すなわち、この私1人を楽し...
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「悪魔の存在を証明した男」あるいは自業自得

風邪気味のためお昼で早退し、風邪薬を飲んで眠りました。 ほんの2時間ほどでなんとなくすっきりし、DVDを借りてきました。 「悪魔の存在を証明した男」です。 なんだかあまりにも説明臭いというか、そのまんまのタイトルが白けますが、パッケージが怖ろしげで、興味をそそられました。 妻を事故で失い、失意に沈む男。 妻が占いに凝っていたことから、オカルト的なものを毛嫌いします。 毛嫌いが昂じて、自らを実験台に世の中に悪魔を始めとする超常現象は存在しないのだと証明しようとします。 様々な交霊術や悪魔の召喚を試みるうちに、本当に悪魔に憑かれ、とんでもないことになるというお話です。 ストーリーは単純ながら、悪魔の不存在を証明しようとして、逆に存在を証明していまうという皮肉なお話。 まぁ、自業自得ですな。 ただし、様々な儀式の過程で幻覚剤や奇妙な麻薬を使っているので、中毒による精神疾患ともとれる重層的な作りになっています。 名作とは言いがたいですが、それなりに見せ場があったりして、楽しめます。 お暇な方で、単純に怖がりたい方にはよろしいようです。悪魔の存在を証明した男 シェーン・ジョンソン,ジュリー・マッ...
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