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ファインド・アウト

昨夜は平凡なサスペンスを鑑賞しました。 「ファインド・アウト」です。 過去、男に拉致され、広大な森林公園の深くて小さな穴に監禁され、殺されそうになりながら以前そこで殺害されたと思われる女性の遺骨を武器に男と戦い、命からがら逃げ出した若い女。 警察は徹底的な捜査を行いますが、あまりに広大な公園ゆえ、小さな穴を発見することができず、また女に性的暴行を受けた痕跡も傷も負っていなかったことから、頭がおかしい女の狂言と結論付け、精神病院に強制入院させます。 退院後、大学生の妹と二人で暮らしますが、ある時妹が失踪。 警察に訴えますが、警察は頭から女の話を信用せず、妹はどこかに遊びに行ったのだろうと考え、女を説得します。 女は絶望し、一人、銃を持って妹の捜索に乗り出します。 物語の途中までは、女のおかしげな頭が作り出した妄想なのかと思わせますが、ラストちかく、犯人が現れ、再び穴に突き落とされます。 女は銃で男に傷を負わせ、逃げ出します。 妹は自宅の床下に縛られて監禁されていることが判明し、一件落着。 いかにも平凡な作品で、テレビの2時間サスペンス程度の内容です。 救いは、主演女優の熱演くらいでしょう...
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ホーリー・モーターズ

カラックス監督の10数年ぶりの新作、「ホーリー・モーターズ」を遅まきながらDVDで鑑賞しました。 カラックス監督はフランスで若くして才能を認められた鬼才ですが、その難解さから、興行的には奮わないようです。 この美しくも切ない作品も、その美しさよりも難解さが際立っていたように感じます。 朝、スーツを着込み、リムジンで颯爽と通勤する中年男。 リムジンの運転手は美女です。 どんな大会社の重役かと思いきや、車中で薄汚れた老女に変装し、リムジンから街中に降り、乞食を始めます。 観る者はひどい混乱に突き落とされます。 しばし乞食をしていたかと思うとリムジンに戻り、「次のアポは?」と一人ごちながらファイルを手に取ります。 そして着替え。 今度は狂人としか思えない衣装で車を降り、墓地の花束を喰らったり撮影中のモデルをさらったり。 途中、リムジンに彼の上司と思われる老人が乗り込み、少し会話をするのですが、彼の仕事は命じられるままに他人になりすまし、何事かの行為をなすことにあることが推測されます。 そしてその中には、殺人までもが含まれます。 少女を迎えにいく平凡な父親になりすましたり、殺人犯になりすました...
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チャイルドコール 呼声

昨夜はノルウェーのサイコ・サスペンスを鑑賞しました。 「チャイルドコール 呼声」です。 夫の暴力から逃れ、オスロ郊外のアパートに8歳の息子とともに逃れてきたアンナ。 行政の支援を受け、夫が知らない場所に逃れたのですが、いつ夫が現れるかもしれないという恐怖におびえ続けます。 いざという時のため、音声監視のためのチャイルドコールを購入し、息子の部屋に置きます。 これがあれば、息子の部屋の音が離れた部屋にいても聞き取れるのです。 ある夜、チャイルドコールから激しい泣き声が。 慌てて息子の部屋に飛び込みますが、息子はすやすや眠っています。 チャイルドコールを購入した電器屋に抗議すると、混線により、別のチャイルドコールの音声を拾ったのだろうということで、周波数を変換。 これがきっかけで、電気店の店員の中年男と親しくなります。 暗い過去を持つ中年男との淡い恋が、物語にアクセントを与えつつ、アンナの精神に悪影響をも及ぼすという残酷さに好感が持てます。 しかしそれでも謎の悲鳴がたびたびチャイルドコールから聞こえ、少しずつ、アンナは正気を失っていきます。 名作「シャッター・アイランド」を彷彿とさせる、現...
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遺伝もしくは連鎖

巨匠、デヴィット・リンチ監督の遺伝子を受け継ぐジェニファー・リンチ監督による衝撃作「チェインド」を鑑賞しました。 9歳の時に母親とともに拉致され、母親はレイプされて殺された少年、ラビット。 以来、9年間にわたり、彼は男の家でこき使われ、レイプ殺人の助手をつとめさせられ続けています。 しかし、ラビットが18歳になると、レイプ殺人鬼はまるで彼を後継者にしようとするかのごとく、レイプ殺人に必要な人体の知識だのを教え始め、あまつさえ自分専用の安楽椅子と同じような椅子を購入し、彼にプレゼントします。 殺人鬼はラビットに「女の味を覚えなければいけない」と言い出します。 通常、女の味を覚えると言えば童貞を卒業し、さらに日々セックスにいそしむをことでしょうが、殺人鬼の場合、セックスの後の殺害までを含んでいるわけですから質が悪い。 殺人鬼はたびたび悪夢に襲われ、それによって彼もまた幼い頃から父親によって虐待を受けていたことが示唆されます。 よく虐待は連鎖すると言いますが、しかし虐待を受けた経験のある者が必ず自分の子を虐待するわけではなく、ましてレイプ殺人など行うわけもなく、それは虚しい言い訳に過ぎないで...
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コズモポリス

カナダの鬼才、クローネンバーグ監督の難解かつスタイリッシュな映画をDVDで鑑賞しました。 「コズモポリス」です。 主人公は28歳の若さで投資家として巨万の富を得た美青年。 資産家の娘で詩人でもある妻を得ながら、売春婦や部下の女と遊びまわるプレイ・ボーイでもあります。 その金持ちぶりは笑っちゃうほど。 リムジンを乗り回すなんて序の口で、毎日健康診断を受けるは、旧ソ連製の爆撃機を買っちゃうは、そりゃないでしょう、という感じです。 この映画は、その美青年がある日、ニュー・ヨークを突っ切った先の町にある幼い頃から行きつけの理髪店へリムジンで向かうところから始まります。 ニュー・ヨークはその日、米国大統領の訪問があったり、有名歌手の葬儀があったり、わけの分からんデモがあったりで大渋滞。 リムジンは歩く早さでしか進みません。 そのリムジンに部下だの売春婦だの、理論主任と称する哲学者めいたおばさんだの、はては有名歌手の死を知らせるために太っちょで黒人のブラザー?だのが乗り込んできては、難解で哲学的な会話を繰り広げます。 その間妻とレストランで食事を摂ったり売春婦や部下とセックスしたり。  さらには人...
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