仕事 官制ワーキングプア
ハローワークで9年間働いた非正規の公務員が雇い止めに会い、翌日から同じハローワークに求職のため通いだした、というブラックジョークのような実話を知りました。 そこには、公務員の3人に1人が非正規と書かれていましたが、私の職場はそんなものではありません。 私が所属する課は正規雇用7人に対し、非正規雇用16人です。 非正規雇用がじつに7割ちかくを占めています。 これが、実態。 そして、待遇の差は歴然としています。 給料は低く、有給休暇は少なく、病気休暇は無給です。 正規雇用だと、3か月までは病気休暇中も満額給料が出ますし、3か月を超えても8割くらいもらえます。 さらに、非正規だと5年間務めると、どんなに優秀でも基本的に雇い止めになります。 したがって上記のハローワークの非正規が9年間勤められたというのは私には驚きです。 国も地方自治体も同じようなものだろうと思います。 当然のこととして、正規雇用が少ない分、非正規であろうと基幹となるような業務を任されます。 これはほとんどブラック企業ではないでしょうか。 少なくとも非正規の職員にとっては。 行政組織は、これら弱い立場の労働者に支えられていると...