その他

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最近、職場のある女性と親しくなりました。 親しくなったと言っても、酒を飲みつつ美術や芝居の話をするだけの、他愛無い関係です。 かつては女性の友人など、毎年増えていったのですが、ここ数年では久しぶりです。 男女の友情には、ほんのわずかにせよ、恋情が秘められていることは、経験的に知っています。 要はそのわずかな恋情を認めつつ、飲み友達以上の関係を求めなければ良いだけで、今の性欲衰えた私には、たやすいことです。 相手がそれ以上を求めてきたら、やむを得ず逃げるしかありません。 退屈しのぎの遊びにエネルギーを使う年はとうに過ぎました。 今夜、職場から帰って独り晩酌をやっていると、過去、浅はかな関係を持った女性が次々現れて、私を苦しめます。 それは生霊のような力強いものではなく、ただぼんやりと現れて、私を恨めしげに見るだけです。 おそらくは、若い頃には屁とも思わなかった悪行を、今さらになって悔いる私の精神が見せる幻覚であろうと思います。 思えば20代の頃は、不細工なのに次々女性を落とす先輩に触発されたのか、その先輩と人数を競ったことがありました。 馬鹿なことです。 その先輩の得意技は、私には真似で...
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健康

私はコレステロールが高いということで、何年も薬を飲み続けてきました。 うつ病を発症した際、抗うつ薬の副作用と、病気のため寝てばかりいたため、身長165センチで体重53キロがベストだったのに、一年で74キロまで肥えてしまいました。 結果、コレステロールの正常値が130~219のところ、380まで行ってしまいました。 まさしくメタボリック症候群です。 血圧も上がり、コレステロールを下げる薬を40ミリも飲んでいました。 しかし、一昨年の父の死をきっかけに体重は激減し、1年で24キロも落ち、今は50キロあるかないかです。 その結果、コレステロールを下げる薬は40ミリから20ミリに減り、さらに10ミリに減り、5ミリに減り、このたびの血液検査で157まで下がったため、完全に薬を切ることになりました。 血圧の薬も同様です。 特に悪玉コレステロールは正常値が70~139のところ、60まで下がってしまい、コレステロールは肉体に必要な物質であることから、今度は逆にもう少し数値を上げようというのが内科医の考えのようです。 これまで二週間に一度診察し、二か月に一度血液検査をしていたところ、診察には来ないで良い...
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小雪

小雪と言っても、上の女優のことではありません。 二十四節季の一つ、小雪(しょうせつ)です。 今年は今日がその日にあたります。 そろそろ小雪がちらつき、寒さが厳しくなる頃です。 たしかにめっきり晩秋の気配が濃厚になってきました。 しかしこの死の季節には、過酷さを紛らわすように、様々な行事が用意されています。 クリスマスにお正月に、ハレンタイン・デー。 そうでもしなければ辛くてやってられん、というところでしょうか。 そういえば1980年代、松本小雪という不思議ちゃんがテレビで活躍していましたね。 18歳になった途端自らの意思でヌード写真集を出版し、そこそこ人気がありました。  その後見かけなくなりましたが、主婦におさまっているやに聞いています。 あの不思議ちゃんぶりが健在なら、旦那も子どもも苦労しているでしょうねぇ。 二十四節季のなかで、女性の名前に用いられるのは小雪という名前が可憐で涼やかなイメージ、あるいは凛とした空気から、名前として選ばれるのでしょうねぇ。 でも地黒の女の子には付けないほうがいいでしょうねぇ。 からかわれちゃいますから。 普段二十四節季の記事というと、和歌や俳句を掲載...
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おのれが怖ろしい

帰宅してひとっ風呂浴び、粗末なつまみでウィスキーのロックをちびちびやっています。 私の今の生活は、まさしく酔生夢死。 酔いながら生きて、夢のように死んでいく準備を進めているかのごとくです。 しかし、それも悪くないと思います。 圧倒的多数の凡人にとって、達成すべき目標など存在せず、そうであるなら日々の小さな幸せを追い求めることこそが、幸福感を得る近道でしょう。 人によって、それは日々の晩酌であったり、パチンコであったり、スポーツであったり、様々でしょう。 私は物語に接したり、耽美的な美術作品を鑑賞することを好みますが、何しろ手っ取り早く気持ちよくなれるのは、飲酒であるに違いありません。 アルコールは極めて習慣性が高く、日々晩酌を続けていると、暗くなってきただけで酒が恋しくなります。 で、今日も一杯、明日も一杯という仕儀に相成るわけです。 限られた人生、楽しまなくては損ですしね。 私にとっての楽しみは、目下の所、酒を以て嚆矢とします。 若い頃はフルーティな冷酒やワインを好みましたが、やがてウィスキーやバーボン、ブランデーなどの、アルコール度数が高くて酔い醒めの良い洋酒を好むようになりました...
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精神薬をもっと効かせて

戸川純や筋肉少女帯など、狂気じみた歌で一部の人々から熱狂的に支持されたミュージシャンらが絶賛しているのが、神聖かまってちゃんです。 男の子でも女の子でもないという意味か、の子と名乗る境界性人格障害を患うカリスマ的な作詞作曲・ボーカルを担当する青年を中心に、この世を呪い、毒を吐く歌を連発しています。 それはおじさんから見れば、幼稚としか言い様がありませんが、おじさんはかつて少年であった頃の記憶を鮮明に持っているため、の子がやっていることに深い共感を覚えます。 の子が抱えるあまりにも深い心の闇と、それゆえの生きづらさを思うとき、私は涙を禁じ得ません。 それは何も、私が精神障害者だからという理由だけではありますまい。 思春期に闇を覗き込み、それに足をすくわれた経験がある者なら、誰もが涙なしには聞けない曲群であろうと思うのです。 名曲だとは言い難いですが。 例えば以下の「グロい花」 当然毒を吐くべき部分で、「どうでもいいんですけどね」というフレーズを繰り返すあたり、どうでもいいわけでは決してないことが、切ないくらいに伝わってきます。 このような曲を歌っている限り、熱狂的なわずかなファンはつくで...
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