その他 のろしとなりて天を焼く
米国は戦後、日本国政府を存続させ、間接統治を行いました。 当初米国は直接統治を行う予定だったと伝えられます。 それは総統官邸が落ちるまで徹底的に戦ったドイツが統治能力を失っていたことから、わが国も同様であろうと考えたからだとされています。 しかし、わが国が本土決戦を回避したことなどから、敗戦直後もわが国政府の統治機構は十分に機能していました。 それを知ってなお、計画通り直接統治を行おうとしたところ、日本政府高官から激しい反発を受け、わけても、白洲次郎が、「我々は戦争に負けただけであって、奴隷になったわけではない」とGHQの高官を怒鳴りつけたことが影響した、という嘘のような話も残っています。 幕末、高杉晋作という若者が英国公使の前に魔王のように傲慢に立ちふさがった、という英国人通訳の日記や、聖徳太子が隋の皇帝に送って相手を激怒させたと伝えられる「日出ずる処の天子、書を日没する処の天子に致す。恙無しや」と言う手紙を想起させます。 傲慢はわが民族の特質の一つかもしれません。 ましてつい最近まで獅子奮迅の戦いぶりを見せ付けていた日本軍の怖ろしさを鮮明に記憶していたはずの米国人からしてみれば、わ...