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秘密

午後、車を飛ばして実家に向かいました。 車で約40分。 母に、奇妙なお願いをしてきました。 私たちの仲人、もう60歳になるのですが、5年前に離婚したとかで、仲人子たる私に、実母に、良い人がいれば、紹介してほしいと頼んでもらいたいというのです。 母は江戸川区の寺で50年ちかくも大黒をやっていた関係から、一般の主婦よりも顔が広いのは確かです。 しかし還暦を迎えた男にふさわしい女性となると、さすがに雲をつかむような話です。 一応、履歴書や写真を母にあずけてきましたが、難しいでしょうねぇ。 前の奥様とは30年も連れ添った仲。 それが5年前、離婚届一枚を置いて失踪したそうです。 今もどこで何をしているのか分からないとやら。 二人の倅の結婚式にも現れることはなかったそうです。 そうなると、男ができたかと、下衆の勘繰りをしたくもなります。 30年も共に過ごした夫婦といえど、分かれる時は呆気ないものです。 そう思うと、籍を入れて15年の私と同居人の生活など、風前の灯と言うべきでしょう。 しかし私は、妻に捨てられた仲人が、少し羨ましくも感じられます。  堂々と、独り暮らしを楽しめるわけですから。 わがま...
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理事会と大規模修繕委員会

今日は10時から12時半まで、マンションの管理組合理事会及び大規模修繕委員会が行われました。 今までミスを連発していた大規模修繕を請け負う住友不動産からは、担当者の上司という人が現れ、驚愕の要求をしてきました。 4月15日の大規模修繕委員会で合意した、4,650万円に、20万円上乗せしてほしいというのです。  ふざけたことをいっちゃぁ困ります。 しかも、担当者の積算ミスだとか。 理事長をさしおいて僭越ながら、そういうことならこの話は白紙に戻して、もう一度同業他社から見積を取り直すところから始めさせてもらう、と私が申し述べたところ、上司という人、10秒ほどの沈黙ののち、20万円は弊社で引き取らせていただきます、ということで、本当であれば今日契約書に印をつく予定だったのが、6月8日までに契約書及び仕様書・工程表の最終版を全理事に送付し、内容を精査したうえで6月15日に契約を交わすことと相成りました。 先が思いやられます。 こうしょっちゅう貴重な週末の時間を食われては、本業に支障をきたすというものです。 大規模修繕委員会の後、理事会となって、今度は隣接する葬儀社の悪臭に悩まされているという住...
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エンド・マーク

私が愛聴するバンドに、サンタラという気だるげでブルウジーな曲調を得意とする歌い手がいます。 「バニラ」でスマッシュ・ヒットを飛ばしたとき、私が受けた衝撃は強烈で、きっとわが国を代表する歌い手になると思ったのですが、デビューから10年以上、根強いファンはいますが、なかなか大ヒットには恵まれないようです。 醒めた曲調が好まれないのでしょうか。 しかし、必要以上に暑苦しい歌を歌うよりも、現実を生きる多くの人々は醒めているわけですから、もう少し支持されても良さそうなものです。 サンタラに、「サイモンの季節」という曲があります。 残念ながら、動画サイトを探したのですが、この曲だけアップされたものは見つからず、ライブのダイジェスト動画に、わずかにみられるだけでした。 その中に、ママが話した「The Strawberry Statement」、あたしたちは映画じゃないから、ラストシ-ンやエンドマークもあり得ない、という歌詞があります。 「The Strawberry Statement」とは、わが国では「いちご白書」というタイトルで知られた往年の青春映画です。Strawberry Statement...
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復活

昨日は死ぬほどだるく、10時半に早退してしまいましたが、これが功を奏したようで、今日は朝から元気です。 昨日は昼寝を4時間もしたうえ、夜も20時には床につきましたから。 滋養のある物を食うより、栄養ドリンクを飲むより、薬を飲むより、何しろ睡眠をたっぷり取るのが疲労には有効なようです。 嘘か真か、肉体的疲労は眠らなくても横になっているだけで大分回復するが、脳の疲労は眠らないと回復しないと聞いたことがあります。 私のような、脳が疲労しやすい精神障害者にとって、たっぷりの睡眠は死活的に重要というわけです。 それに今日は金曜日。 明日明後日はのんびりできます。 それを思うだけで、元気が出るというものです。 ただ、明日は午前10時からマンションの理事会なんですよねぇ。 通常の年であれば、30分もかからないのですが、今年度は8月から12月にかけて大規模修繕があるため、その契約書を交わすために、四苦八苦しています。 請負業者の住友不動産が契約書の案を何度か提出しているのですが、その都度、条文に矛盾があったり、単純な誤字脱字が多かったり、一言一句チェックしなければならず、理事会は2時間以上かかります。...
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告白

私はよく告白されます。 それは何も、恋情の告白に限ったことではありません。 初めてそれを意識したのは、22歳、新人の頃でした。 管理職のかばん持ちで出張に同行した晩、二人で飲んでいて、中年の管理職が突然告白を始めたのです。 彼は初めての管理職となって文部省から出先機関にやってきたのですが、部下の係長も課長補佐も年上で、舐められないために詳細な職場の情報を手帳にメモし、どんな質問にも答えられるよう心掛けていると言うのです。 また、課長たる自分が残業していては部下が帰りにくかろうと、毎日定時で帰っているが、家でいつも部下たちが自分の悪口を言いながら一杯やっているのではないかと疑心暗鬼にかられている、とも。 一番下っ端の22歳の自分にそんなこと言っていいのかなと思いましたが、その後もその管理職の告白は続きました。 私は黙って話を聞き、「課長を嫌っているやつはいるかもしれませんが、課長を馬鹿にしているやつはいませんよ」と言うのが精いっぱいでした。 若くして出世するのも大変だと痛感させられました。 その人には後に私と同居人の仲人を務めてもらいました。 今も、時折飲んでいます。 また、私には10人...
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