社会・政治

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5080問題

最近、5080問題という言葉を耳にする機会が増えました。 50代の引きこもりを80代の親が面倒を見ている、という状態を指す言葉だそうです。 20年くらい前までは、引きこもりというのは若者が多く、若者の問題として語られていました。 しかし、長く引きこもっていれば、若者は中年になるに違いなく、当然予測しえた事態です。 そもそもある一定の年齢になれば引きこもりから脱することが出来る、と考えるのだとしたら、それは頭にお花が咲いている人でしょう。 引きこもりは長引けば長引くほどそこから脱することが困難になりますから、20年、30年の長期にわたることになり、ついには死ぬまで引きこもり、ということになるのだと思います。 5080問題は数年で6090問題になるでしょうし、親が亡くなれば引きこもりの孤独死、それも餓死などの悲惨な末路を遂げること必定です。 しかしこれ、政治や行政がいくら頑張っても解決しないでしょうね。 引きこもっている当のご本人が行政の支援を受けて働こうなんていう気がないでしょうから。 私はかつて職場ストレスがもとで長期病気休職に追い込まれましたが、リワーク・プログラムに通うなど、復帰へ...
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絶望

もう30年以上昔の話です。 某国に、にわかに大きな勢力となった新興宗教が存在しました。 その教祖は、人類滅亡の日は近いと説き、しかもその日は何年何月何日と、明確に予言したのです。 その日はわずか数年後に迫っていました。 信者たちは恐れおののき、しかしその宗教を信じている者だけは救われて、永遠の安寧を得られると確信したのです。 多くの一般の人々はそんな彼らを、嘲笑いました。 そしてその日が来ました。 何も起こるはずがありません。 人々は飯を食って糞を垂れ、学校や会社に行きました。  それでも、信者たちは、その瞬間が起こるのを心待ちにしました。 何事もなく、その日は終わりました。 信者たちは深い絶望を味わったことでしょう。 しかし本当に深い絶望を覚えたのは、彼らを嘲笑った一般の人々であったに違いありません。  かく言う私もその一人。 私が大学生の頃の話です。 新興宗教は瓦解し、教祖は行方知れずになりました。 信者たちはどうしているのでしょう? もう30年以上昔の話です。
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無駄遣い

金曜日、終業を迎えましたが、もう一つ、心が晴れません。 明日、土曜日が、朝一番で内科の診察、夕方は精神科の診察と、病院の梯子をしなければならないこと。 それ以上に、明後日、日曜日は休日出勤を命じられていること。 週末らしい余裕がありません。 幸い、11月3日(水)が文化の日でお休みなので、それだけは良かったと思います。 なにしろ10月31日(日)の振替休日はもう取ってしまいましたので。 文化の日、明治天皇の誕生日ですが、なぜ文化になったのか、寡聞にして知りません。 戦前は天長節と呼んでいたそうです。 皇室といえば、小室圭氏と無事結婚された眞子さん。 かなり異例というか、いびつというか、儀式の一切を行わずに結婚してしまいました。 二人で開いた記者会見、なかなかに刺激的で、多くの皇室ファンを落胆させたのではないかと思います。 こうであってほしい皇族の結婚とはおよそかけ離れたものでしたから。 私はかねてよりの天皇制廃止論者。 人間に高貴な血を認めれば、必ず、下賤な血を認めなければならず、ましてや皇族から生存権以外のほとんどの権利、社会権等を奪わなければ成立し得ない制度など、とっとと止めてしま...
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期日前投票

今日は先週の日曜日に出勤したため、その振替でお休みでした。 しかし、平日に休むとメールがたまるので、ちょいちょいメールの確認をしました。 そうしたところ、どこかのおじいちゃんから無理目の要求をする面倒くさいメールが届いていて、メールで関係各所に根回しをし、おじいちゃんに返信しました。 国立の学術機関が行っている若手の研究者に対する指導を、市民大学か何かと勘違いして問い合わせをしてくる、主にお年寄りが時折います。 面倒なことです。 結局、振替休日のはずが、在宅勤務みたいになってしまいました。 10月31日(日)も、某重大会議のため、出勤を命じられています。 選挙の日です。 私が住む選挙区は、小選挙区が自民1、立民1の二人だけが立候補しており、一騎討となります。 かつての民主党政権の悪夢を鮮明に覚えているうえ、共産党と閣外協力すると言うに及び、政権交代は絶対に避けなければならないと思い、期日前投票に出かけ、自民党の候補者に投票しました。 それ以外は特に何もせず、なんとなく心が休まらない、つまらない休みになってしまいました。
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100歳

人生100年時代という言葉を耳にします。 そこまではいかないだろうと思っていました。  しかし、総務省の調査によると、2050年には100歳以上の人口は50万人以上になるそうです。 2050年というと、生きていれば私は81歳。 そこからさらに20年もあるとは信じられないことです。 元気な100歳なら嬉しいかもしれませんが、満身創痍みたいになって、やっと生きているなんていう状態になるなら、適当なところでお迎えが来てもらったほうが良いように思います。 人生100年時代は、当然、少子高齢化の結果として現れます。 現役世代が減少し、ご隠居が増えるわけですから、年金は減少し、長く生きる分貯金も底をつき、生きるに生きられない、ということも有り得ると思います。 で、簡単な解決方法は、老人にも働いてもらうということ。 現在、60歳が定年で、65歳まで再雇用、という組織が多いと思います。 これを5年なり10年なり伸ばせば、少子高齢化による問題の多くが解決できる、と総務省は考えているようです。 しかしこれは、なぜ定年退職というものが存在するのかを考えない、いわば机上の空論とでも言うべきものです。年を取ると...
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