社会・政治

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三無事件

もうあまり知っている人もいないでしょうねぇ。 1961年の12月12日、旧日本軍の元将校らが画策していたクーデター計画が発覚、関係者34人が逮捕された事件のことを。  称して三無事件。 三無とは、  無税 - 官公庁の大幅人員削減による財政収縮と公社公団の民営化 無失業 - 大規模な公共事業の実施による失業者吸収 無戦争 - ミサイルや宇宙兵器の開発による外国からの侵略の阻止  を目的とするそうです。 クーデター計画はかなり本格的なもので、 1.開会中の国会を占拠、総選挙の実施 2.閣僚を監禁し逃走者は射殺 3.報道管制の実施 4.自衛隊には中立働きかけ 5.戒厳令を敷き臨時政府の樹立 というものでした。 1960年代といえば、安保闘争や安田講堂事件 、連合赤軍事件と、主に左翼を中心とした政治の季節。 しかし右翼の側も、左翼運動の台頭に危機感を抱き、クーデターを計画をしたものと思われます。 左翼の運動は、ただ騒ぐばかりの児戯にひとしいもの。 それにくらべて、旧軍の将校であっただけに、三無事件の首謀者はクーデターのポイントを押さえています。 しかしこの計画には、決定的な欠陥があります。 ...
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小さい

安倍元総理、女性を祖とする宮家の創設を、「縦糸を男系で紡いできた皇室の長い歴史と伝統の根本原理が崩れていく危険性がある。安易に決められたのでは大変なことになる」 と、表明したそうです。 小さいですねぇ。 私はどちらかと言えば伝統を重んじる保守的なタイプですが、保守主義というのはなんでもかんでも昔どおりというものではなく、核となる伝統は維持しつつ、時代の要請によって変えるべきところは変えていく柔軟性を持っていなければならないと考えています。  このブログで何度も述べたとおり、皇室が生き残ってきたのは、時代に合わせて皇室自らが変化してきたからでありましょう。 そして、現代。 現代はそもそも血統に価値を置くことを否定しています。 高貴な血統というものが存在するならば、当然、卑賎な血統が存在しなければならないことになります。 したがって皇位継承は血統を重視すべきではないでしょう。 私は選挙やくじ引きで天皇を決めるか、皇室を廃止するか、どちらかしかないと思っています。 あるいは生身の人間ではなく、木偶人形を天皇にして崇めたって良いのではないかと思います。 石や鏡をご神体として崇めるようなものです...
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70年

今日は日米開戦の日。 今年はちょうど70年だそうです。 最近では大学生のなかにも「日本が米国と戦争したって本当ですか?どっちが勝ったんですか?」なんて真顔で聞く輩がいるやに聞き及びます。 にわかには信じがたい恐るべき常識の無さですねぇ。 日米開戦の理由は、わが国がアジア太平洋諸国を侵略したからだ、とか、日独伊軍事同盟を結んだからだ、とか、第二次世界大戦でフランスがドイツに敗れた後、わが国がフランス領インドシナを占領したからだ、とか、あるいは米国がわが国に対してハル・ノートを突き付けたり在米日本資産を凍結するなどしてわが国を追い込んだからだ、とか、ルーズベルトがどうしてもわが国を叩きつぶし、さらにはナチを殲滅したかったからだ、とか、様々な論がありますが、いずれも枝葉の話に過ぎません。 要は巨大帝国主義国家同士であったわが国と米国との利害が、のっぴきならないところまで対立してしまったから、ということが根本原因でしょう。 当時はまだ核兵器も大陸間弾道弾もなく、大戦争をしたからといって人類絶滅にまでいたる心配がなかったため、開戦へのハードルが低かったことも一因でしょう。 米国は枢軸国側に対して...
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プレカリアート

precariat (不安定な)+ Proletariat(労働者)でプレカリアート運動というものが近頃起こっているらしいですねぇ。 1990年代、冷戦が米国側の勝利で終わった後、世界は米国型自由主義を至高の価値と見るグローバリゼーションの荒波に襲われました。 わが国も例外ではなく、小泉政権によって国民は自助努力による自己責任を求められ、恐るべき格差社会が生み出されました。 結果として、雇用の安定しない非正規労働者が激増し、やっと2006年頃から、生きさせろ、という驚愕のスローガンを掲げる運動が始まったというわけです。 現在もそうですが、この運動が始まる以前、非正規労働者は努力不足によってもしくは自己選択にってなったものであり、ましてニートや引きこもりは自分がだらしないからだ、とされました。 もちろんそういう面が否定できないことは確かです。 しかしこれだけ巨大な人数が社会的弱者とされ、わけても30代半ばに達しようとするロスト・ジェネレーションがいまだに社会の底辺を彷徨うありさまは、もはや自己責任の一言では済まされない、社会問題であると考えざるを得ません。 そこで必然的に起きてきたのが、...
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職員基本条例

大阪府で早速職員基本条例案の議論が始まりましたね。 年功序列を改め、能力、勤務成績に応じて給与を増減させ、昇任もそれによる、とか、天下りを根絶する、とか、給与を民間並みにする(増えちゃうと思いますが)、とか、リストラできるようにする、とか、管理職を公募する、とか、なんだか十年ちかく前に小泉元総理が言っていたような、懐かしい話ですねぇ。 概ねこの手の話には表立った反対は出ません。 だから実行すればよいのです。 今まで一向に実行されないのが不思議でなりません。 公務員が抵抗するから、と言いますが、選挙で選ばれた議員がそれを議決すればよいだけのこと。 たかだか役人の抵抗なんて、ふざけるな、と一喝すればよいのです。 ただ一点、天下りの根絶という言葉によって、通常の再就職が阻害されるとすると、それは職業選択の自由を保障した憲法に違反することになり、問題です。 関連団体に再就職してはいけない、と言いますが、どんな職業に就いていた人でも、再就職の際には自分の経験を生かせる組織を目指すのが当然で、また、その経験を生かして社会に貢献する義務が、会社にも個人にもあるでしょう。 したがって、天下り、という言...
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