社会・政治

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想像できないことを想像する

米太平洋軍のハリー・ハリス司令官が、北朝鮮が進める核兵器開発計画の脅威への対応について、「想像できないことも想像しなければならない」、と警告したそうですね。 想像できないこととは、例えば、北朝鮮が核弾頭を搭載したミサイルでロサンゼルスやホノルル、ソウル、東京、シドニー、シンガポール等を攻撃することだそうです。 まさしく想像し難い事態です。 しかしかつて、英国のチェンバレンが繰り広げたナチス・ドイツに対する融和政策は、絶対的な平和主義に裏打ちされた英仏等の人々から歓迎されましたが、それはドイツの要求をのみ続けることでしかなく、結局、ドイツの増長を許し、第二次大戦に突入することになりました。 英国民もドイツ国民も、ナチが政権を握った段階では、英独の全面戦争など想像できなかったのではないでしょうか。 でなければ、ナチが選挙に勝てるはずもありますまい。 後にチャーチルは、第二次世界大戦は防ぐことができた。宥和策ではなく、早い段階でヒトラーを叩き潰していれば、その後のホロコーストもなかっただろう、と述べています。 真偽は今となっては分かりません。  第一次大戦後、パリ不戦条約だの、国際連盟だのと...
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生まれては消え

衆議院議員選挙が公示されましたね。 かまびすしく、宣伝カーが走り回っています。 今回感じるのは、希望の党だの立憲民主党だのという、主に元民進党の人々が、安倍政権の悪口ばかり言って、自分たちは何をやるのかを明白に語らないことの虚しさ。 希望の党に至っては、選挙が終わるまで首班指名を誰にするか決められない体たらく。 仮にも政権選択と言うならば、自分たちが勝ったらこの人を総理に、という顔が見えなければ、投票のしようがありません。 小池都知事の人気が高くたって、これではどうしようもありません。 密かに期待していただけに残念です。 きっと選挙結果によっては、自民党に協力することもあるのでしょうね。 安保法制とか憲法改正とかでは、自民党と同じですから。 それにしてもぶれないのは共産党です。 大したものです。 偉い。 大体毎回同じことを言っています。 まぁ、万年野党ですから、責任がなく、言いたいことを言えるのでしょうけれど。 私が共産党に感心したことがあります。 それは、北方領土に関して。 自民党は北方四島を返せと主張しているわけですが、共産党は千島列島全部返せ、と言っていると聞いたことがあります。...
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離合集散

民進党、どうしちゃったんでしょうね。 解党なんて。 しかも参議院民進党はそのまま残り、今回の衆議院選挙では民進党から候補を立てず、希望の党から、もくは無所属で立候補するとか。 小池都知事が立ち上げた希望の党に自らの意思で丸のみされようとは。 わけが分かりません。 多分、辻本清美議員など、左がかった人は、無所属にならざるを得ないでしょうね。 大体、小池という人、都知事です。 築地移転だとか東京オリンピックだとかがあるのに、まさか辞職して衆議院選挙に出るのではありますまいね。 古くは日本新党の細川政権だとか、悪夢の民主党政権だとか、野党は離合集散を繰り返しすぎです。 しかもメンツはほとんど変わっていません。 小池都知事が党首で、結構な数が当選した場合、首班指名は誰にするというのでしょうね。 第一、党綱領もはっきりしない状況では、何をもって投票の判断材料にすればよいのでしょう? 前原代表、どんな手段を使っても安部政権を終わらせる、と息巻いていますが、終わらせた後、どんな政策をうつのでしょう? 全面的に支持しているわけではありませんが、結局、自民万年堂が安心感があるように感じます。 もう選挙に...
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核兵器ー持ったもん勝ちー

北朝鮮への制裁決議が国連安保理で採択されました。 核兵器をこれ以上拡散させてはならない、という理屈は分かりますが、心情的にはあまり納得がいきません。 安保理常任理事国の米・露・中・仏・英の五か国はすべて核武装しています。 特に安保理決議を主導した米国は世界一の核大国。 自分たちは核武装しておきながら、他国の核武装は絶対許さん、というのは、なんだか矛盾のような気がします。 イラク戦争の時も、イラクが大量破壊兵器を保有している、というのが開戦の理由でしたが、結局イラクはそんなもの持っていませんでした。 でもフセインは処刑されました。 世界一多くの大量破壊兵器を保有している米国がやったことです。 もちろん、わが国にとって北朝鮮の核武装は脅威で、北朝鮮への制裁は私も支持します。 支持はしながらも、持ったもん勝ちのような現在の世界の核武装の状況には、やり切れない思いを感じます。 他国に核武装するなと言うなら、自らも核兵器を廃絶したらどうでしょうかねぇ。 それはもちろん、現実的には不可能なことなのでしょうけれど。にほんブログ村 政治ランキング
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定年延長

政府が公務員の定年を65歳に延長する方向で検討を始めたそうですね。 民間企業では、すでに65歳定年を実施している会社もあると聞きます。 今は、希望すれば65歳まで再雇用することが義務付けられています。 ただし、再雇用の場合、給料は激減します。 それでも、多くの先輩諸氏は65歳までの再雇用を望みます。 年金がもらえないのだから仕方がない、というのが本音でしょう。 再雇用ではなく、定年延長とした場合も、給料は抑え目になるんでしょうね。 若い人が減って年寄ばかりになれば、年寄が働かなければ社会が立ちいかなくなるのは理の当然ですから、そういうことを検討するのは分かりますが、正直、ゴールが遠のくのは嫌ですねぇ。 今でもフルタイムで働くのはしんどいのに、60歳過ぎて働けるのか心配です。 嫌な時代になったものです。
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