社会・政治

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トランスジェンダーの日

子供のころ、3月3日は女の子の日、5月5日は男の子の日、だから4月4日はオカマの日、とか言いあって笑っていましたね。 それがどうも冗談ではなくなっているようです。 4月4日はトランスジェンダーの日なんだそうです。 1992年にTSとTGを支える人々の会という性同一性障害者の団体が制定したそうです。 この日を選んだのは、私たちが子供のころ考えたのと同じ理由。 なんだか安易ですね。 トランスジェンダーという現象は、なかなか興味深いものがあります。 わが国では、とくに武家や公家は両刀使いがむしろ正しい嗜みで、異性愛ばかり追い求めるのは下々の趣味とされていました。 一方欧米のキリスト教国では、かつて、生殖目的以外の性交を禁じており、同性愛はおろか、肛姦や避妊、自慰まで禁じていたと聞き及びます。 特に男性同性愛と肛姦は重い罪とされ、死刑になることもあったとか。 驚いちゃいますね。 それが今では、同性愛者が相集い、大規模なデモや集会を開けることになり、一部の国などでは、同性同士の結婚も認められるようになりましたね。 変われば変わるものです。 友愛、異性愛、同性愛、親子愛、夫婦愛、兄弟愛、師弟愛。 ...
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泥沼

なんだか泥沼の様相を呈してきましたねぇ。 STAP細胞をめぐる理化学研究所と小保方先生の争い。 理化学研究所は小保方論文を捏造・改竄と決めつけ、それを知った小保方先生は理化学研究所の所定の手続きに従って不服申立てを行うと発表しました。 論文に不備があったことは認めているようですが、捏造・改竄とまで言われたのは心外で、許し難いと思ったようです。 しかし、自然科学では、白黒はっきりさせることができるんじゃないでしょうか? 少なくとも、追実験が成功できないということは、何らかの間違いがあるのではないでしょうか? 私が想像するに、功を焦った小保方先生が捏造・改竄を行ったというよりは、安易に偶然成功したデータを、検証もそこそこに喜び勇んで発表し、そのことが研究者としての慎重さに欠けていた、というのが実際のところのような気がします。 もちろん、今のところ真相は闇の中ですが。 学術研究の場で、しかもコツコツ真面目を誇ってきたはずのわが国の研究機関でこのような事件が起こるとは、同じ研究機関に勤める者として、残念でなりません。にほんブログ村 人気ブログランキングへ
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他山の石

1933年の今日、ドイツの議会で全権委任法と言う名の法律が成立しました。 ヒトラー総統に全権を委任するという、独裁に法的根拠を与えるものです。 第一次世界大戦後、ドイツにはワイマール憲法と呼ばれる、当時最も民主的な憲法が制定され、独裁が生まれる余地は無いとされていました。 しかしナチズム(国家社会主義)にドイツ国民の多くが熱狂し、あれよあれよと言う間にナチ党は第一党になり、ヒトラーは首相に就任します。 よくナチは暴力で権力を簒奪したのだと思い込んでいる人がいますが、それは事実と異なります。 長いナイフの夜と呼ばれる大粛清も行いましたが、それはナチ党内部の権力闘争の結果です。長いナイフの夜 (集英社文庫)金森 誠也集英社 いわばナチによる独裁は、民主的な手続きを経て施行されたもので、それはドイツ国民の多くが望んだことです。 民主主義を標榜する国家が、極めて真っ当な民主的な手続きによって独裁体制を築き上げ、あげく侵略やユダヤ人迫害を国家意思として行うとは、民主主義の最大の欠陥ですねぇ。 民主主義が民主的に民主主義を否定することは、今後もありうることです。 チャーチルは、「民主主義は最悪の体...
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簒奪

ついにロシアのプーチン大統領がクリミア自治共和国のロシア併合を宣言しましたね。 100年前なら戦争になっていたでしょう。 大事件ですから。 しかしEUも米国もわが国も、今のところぬるい経済制裁しか予定していないようです。 それというのも、ロシアは経済的・軍事的・政治的に巨大な国家。 制裁がブーメランのように自国に返ってくることを怖れているようです。 もう一つは、クリミアの人々が国民投票でロシアへの併合を望んだことが理由でしょう。 米国もEUもわが国もこの国民投票自体を国際法違反として認めない、と言っていますが、簡単にこれに介入はできないでしょう。 もっとも、武装したロシア兵がごろごろしている中での国民投票ですから、出来レースの感が否めません。 いずれにしろ、力を背景にした他国領土の簒奪ということに変りは無いわけで、これを許していたら国際社会は滅茶苦茶になってしまいます。 頭が痛いのは、イラクやアフガニスタンと違って、相手があまりに巨大な力を持つロシアということです。 これからどうなっちゃうんでしょうねぇ。にほんブログ村 政治 ブログランキングへ
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移民大量受け入れ?

今朝の新聞に、政府が移民の大量受け入れを検討し始めた、という記事がありました。 少子高齢化に伴う労働人口の激減に対応するため、年間20万人もの移民を受け入れようかという話です。 当然、単純労働の担い手も含まれています。 とうとう劇薬に手をつけようという魂胆のようです。 かつて、国債の発行に踏み切ったように。 国債の発行は法律で禁止されており、長い間発行されませんでしたが、昭和40年代に、例外的に発行できるとされていた規定を悪用し、今では国家予算の半分くらいを国債収入が占めるという惨憺たる有様になってしまいました。 私は、移民の受け入れには絶対に反対です。 米国のように移民で成り立つ国ならいざ知らず、わが国はあまりにも長い間同質性の高い社会で生きてきました。 西欧は今、およそ30年前に始めた移民受け入れによる社会の軋轢に苦しんでいます。 それに学ぶべきです。 移民は当然日本国籍を与えられ、日本人となるわけですが、外国出身者は根本的な物事の考え方がネイティブの日本人とは異なります。 現在の西欧で見られるように、独自のコミュニティーを形成して国民に同化せず、しかし国籍は与えられているので権利...
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