社会・政治

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中曽根先生とナベツネ

今朝、テレビ番組に中曽根先生とナベツネが揃って登場し、世相を切っていました。 中曽根先生は今年96歳、ナベツネは88歳。 えらいおじいちゃんです。 印象的だったのは、二人の戦争体験。 中曽根先生は終戦時、海軍少佐。 ナベツネは陸軍二等兵。 当時、二等兵は少佐閣下には口も聞けなかったそうです。 ナベツネ曰く、「海軍はやや紳士的だったけれど、陸軍は暴力団みたいなもので、二等兵なんて飯は食わせてもらえない、殴る蹴るの暴行を受ける、本当にひどい所で、戦争なんて良いことは何一つない」とのこと。 日頃勇ましい読売新聞の親分も、戦争にはほとほと嫌気がさしているご様子。 また、「特定秘密保護法案を治安維持法の復活だなんてデマであり流言卑語だ。治安維持法はマルクスの著作を所有しているだけでしょっぴかれ、リンチを受けた、特定秘密保護法案とはまるで違う」と吠えていました。 お年のせいか、中曽根先生は静かに聞いていて、時折寸鉄人を刺すようなお言葉を述べておられました。 「権力を持つ者は、権力の魔性に踊らされないよう気をつけなければいけない」と仰っておられました。 長期政権を維持し、数々の偉業を成し遂げたお方な...
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毎朝参拝のご提案

今日から正月休み。 嬉しいですねぇ。 今朝はいつもどおり6時には起床しました。 異なっていたのは朝の行動。 忙しく身支度を整え、朝飯をかっこむのではなく、浴槽に湯をため、その間新聞を熟読しました。 そして朝風呂。 良い気分です。 さすがに朝酒まではやりませんでしたが。 新聞の国際面などでは、まだ安倍総理の靖国神社参拝に抗議するデモを報じていました。 批判をかわすために参拝しない、というオプションもありましょう。 しかし私は、あえて毎朝参拝することをご提案します。 首相官邸から靖国神社はそう遠くありません。 何も礼服を着て仰々しく参拝しなくても、普通の背広姿で、毎朝、官邸に出勤する前に5分かそこらお参りしてはいかがでしょう? 毎朝となると、ニュースになりません。 首相の一日の仕事を全て報道することは不可能。 まして毎朝立ち寄る神社のことなど、誰も興味を示さないでしょう。 よく犬が人にかみついてもニュースにならないが、人が犬にかみついたらニュースになる、とか申します。 靖国参拝も7年ぶりだからこそ、珍しいからこそ、大きなニュースになったわけですし、毎年でも、年一回では人々の耳目を集めるでし...
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時代錯誤

昨日の安倍総理による靖国神社参拝を受けて、予想どおり中国・韓国は反発し、他のアジア諸国はほとんど反応していません。 アジアで孤立しているのはわが国ではなく、中国・韓国であることは明らかでしょう。 意外だったのは、米国が「失望」を表明したこと。 共和党政権下ではそのようなコメントは有り得ませんでした。 何が何でも中韓と協調してほしいということでしょうか。 しかし米国大統領がアーリントン墓地へ出向くことを非難されれば、米国は激しく反発するでしょう。 韓国政府、「嘆かわしく怒りを禁じ得ない」と非難する声明を発表しましたね。 さらには「時代錯誤」とまで。 時代錯誤なのはむしろ韓国のほうでしょう。 わが国には思想信条の自由や信教の自由が認められており、韓国も同様であったはずですが。 不快感を感じるのは、致し方ありません。 感じちゃうものは。 でもそれを表明すれば、今度はこちらが不快感を感じることになります。 例えば9.11テロの犠牲者や遺族は、イスラム教徒がモスクでお祈りしている映像を見ただけで不快感を感じるかもしれませんが、モスクへ行くなとは口が裂けても言いません。 毛沢東語録などをふりかざす...
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安倍総理、靖国神社参拝

安倍総理、政権1周年記念か、今日、靖国神社に参拝したそうですね。 小泉総理以来、7年以上総理大臣が靖国神社に参拝しなかったのは異常事態とも言え、正常化の一環でしょうねぇ。 中国・韓国の反発が予想されますが、それは明らかな内政干渉。 いや、内政干渉どころか、個人の思想・信条の自由を犯す行為であり、許されません。 大体わが国を敵視して国内での求心力を高めようと言う思惑がある以上、わが国がどういう態度を取ったところで、関係改善は望むべくもないでしょう。 政治家による靖国神社参拝が問題視されるようになったのは、真に不幸なことです。 官製神社で、敗戦までは官営であったという生まれ育ちの悪さは隠しようがありませんが、今なお、遺骨どころか遺髪さえ帰ってこなかった家族を偲ぶ場所はここしかない、という遺族がたくさんいます。 もちろん戦友も。 今さら無宗教の追悼施設を造ったって、そんな嘘くさいものに誰がお参りするでしょうか。 他の多くの神社に比べてはるかに短いとはいえ、わが国には近代化の過程で避けて通れない侵略の歴史があり、侵略とは言っても当時は侵略しなければ侵略され、植民地になるしかなかったわけで、わが...
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急いては事を

今日で第2次安倍政権が発足してからちょうど1年たつんですねぇ。 小泉政権の後を受けて誕生した第1次安倍政権、少々前のめりというか逆上気味で、仕事を急いだのは良いとして、健康を害したうえに選挙に負けて、1年ほどで退陣に追い込まれてしまいました。 その後、福田・麻生・鳩山・菅・野田と政権が代わりましたが、いずれも1年かそこらしか持ちませんでした。 安倍総理、最初の失敗を活かしているようで、今のところ退陣の気配はありません。 しかし一寸先は闇。 それは政治の世界に限ったことではありません。 9.11テロで亡くなった人々は、まさか勤務中の高層ビルに旅客機が突っ込んでくるなど想像もできず、何事が起きたか分からないままに旅立って逝ったことでしょう。 ことほど左様に、人間には近い未来も遠い未来も予見することができません。 そう考えると、今生きていて、何事かを行っている単純な日々の積み重ねが、奇跡のように感じられます。 40代半ばに近付き、よくぞここまで生きてきちゃったものだと、感慨を深くします。 アベノミクスだとか憲法改正だとか、安倍政権は志が高いようにお見受けします。 しかし高邁な理想も、日々の地...
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