先ごろ購入したDELLコンピュータは格安のため、マイクロソフトオフィスがついておらず、替わりにキングソフトオフィスがついていました。
しかしこれが、マイクロソフトオフィスとそっくり。
ていうか同じ。
マイクロソフトオフィスと互換性もあるのです。
Kingsoft WriterはWordと、Kingsoft SpreadSheetsはExcelと、Kingsoft PresentationはPowerPointと、ほぼ同じで価格が7分の1なのです。
パッケージのデザインまでそっくりです。
唯一劣っているのはAccessに相当するソフトがないことだけ。
私は家でAccessを使うことはないので、そういうソフトがなくても問題ありません。
キングソフトは中国の会社で、マイクロソフトとそっくりで互換性があることを堂々と宣伝し、急速にシェアを伸ばしています。
不思議なのは、マイクロソフト社が著作権等を主張してキングソフト社を訴えようとせず、黙認しているところ。
このまま放置すれば、価格が7分の1では勝負になりますまい。
それともブランド力でシェアを維持できると考えているのでしょうか。
消費者にとっては安価で購入でき、喜ばしいかぎりですが、自分が購入しておきながら、なんとなくこれはないんじゃないの、という気がします。
この伝であらゆる商品をコピー同然に売りだして、しかも格安となれば、中国製のコピー商品であふれかえることになります。
一時Linuxが無料のOSということで、官公庁や自治体、学校などで導入を促進する動きがあり、Windowsを駆逐するんじゃないか、なんて言われていましたが、なかなかそこまでいかないのは、いくら無料でもインストールやメンテナンスが難しくて扱いにくい、というイメージがあるからでしょう。
その点キングソフトはマイクロソフトの真似なので、Windowsユーザーにストレスはありません。
キングソフトオフィスはずいぶん普及したので、今さらどうしようもないでしょう。
そのうちOSまでWindowsそっくりなのを発売するかもしれません。
そうなる前に、マイクロソフト社は手を打ったほうがよいのではないでしょうか。
↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!