NAKED ハンター・キラー

映画

 暑いですねぇ。

 夏休み最後の日の午前、エアコンをしっかりと効かせて、意外としっかり作られていて、A級と呼んでも差し支えないほど完成度の高いホラー「NAKED ハンター・キラー」を鑑賞しました。
 「NAKED」シリーズ、見尽くしましたが、どれもなかなかの出来栄えですが、A級と言って差し支えないのはこの作品だけのような気がします。

 深夜、森の中の国道をドライブ中のご婦人の車に、顔に返り血を浴びて泣き崩れている若い女が助けを求めます。
 ご婦人は躊躇しながら若い女を乗せ、車中で若い女が遭った殺人鬼による大量殺人の話が語られます。
 五人組の大学生が森に遺跡探査に出かけたところ、全身黒ずくめで顔にまで黒いフェイス・マスクをかぶった男に襲われ、みな殺されてしまい、若い女は命からがら逃げてきたところだというのです。
 若い女の話が映像として流され、理不尽な猟奇殺人事件を想起させます。
 しかし、ガソリン・スタンドでご婦人が警察に電話をかけたところから、映画は猟奇殺人物から、怪談話の様相を呈してきます。
 若い女は何者なのか。
 そもそもこの世のものなのか。
 謎は深まるばかりです。
 そして、殺人鬼の兄が登場し、兄弟間の確執が予感されます。
 ラストは、極めて後味の悪いものでした。

 残虐シーンはほとんどなく、心理的な恐怖に重点を置いているので、残虐シーンが苦手だけどホラーが観たい、という方にはお勧めです。

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