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その他

残念

定年退職して6年になるかつての上司の訃報に接しました。 定年後、某団体に再就職して、亡くなった日も元気に働いていたそうです。 誠に残念です。 私は直接の知り合いを亡くした経験が多くありません。 父方の祖母と母方の祖母、それに伯父、後は塾の先生と、現職死亡した職場の先輩が二人、それに27歳で自殺した職場の後輩と、同じく自殺した自助グループの仲間です。 ということは今回で9人目ということになりますか。 祖父は二人とも私が生まれる前に亡くなっているのでカウントしません。 身近な人が亡くなるときというのは、最も死について真面目に考える機会でもあります。 この間まで動いてしゃべっていた人が、微動だにせず横になっているのだから不思議なものです。 古人が死後存在を信じようとしたのは故なしとしません。 これが完全なる終わりで、後は虚無が拡がっているだけだと考えることは、とても怖ろしいことです。 しかもそれが、将来自分に必ずふりかかると思うと、怖ろしくていてもたってもいられません。  だから権力者は不老不死の妙薬を探し続けてきたんでしょうね。 もっともそれが、漢方医学などを発達させたとか。 西洋において...
文学

今年は異常な大雪だそうですね。 南関東に住まいしていると、全然実感がわきません。 ほとんど毎日乾燥した晴れですから。 テレビで雪国の様子を見ると、背より高く積った雪を毎日毎日雪かきしています。 さぞかし骨の折れることでしょう。 私は東京東部で生まれ育ちましたので、雪は一年に一度か二度ふる程度で、積雪も10センチを超えることはまずなく、一種のお祭りのような心地がしました。 町が白く化粧した姿というのは、幻想的で美しいものです。 でも翌日には、もう雪は人や車の往来で醜く黒ずんでしまいます。 その儚さが、南関東の人間にはまるで桜のように愛おしく感じるのです。 この国に 雪も降らねばわがこころ 乾きにかわき 春に入るなり  若山牧水 若山牧水は宮崎県の生まれだったと記憶していますから、やはり雪は珍しく、心浮き立つものであったようです。 一方、雪には雪女とか雪男とか、怖ろしい伝承がありますね。 雪が障子をなでる音が、雪女が手で障子を叩いているようにかんじたのでは、と某民俗学者が言っていました。 雪男はなんだか怪物じみていて、物理的な恐怖しか感じませんが、雪女には、ぞっとするような心理的な恐怖があ...
思想・学問

ネズミ駆除業者

硫黄島に上陸した米兵の多くが、ヘルメットにネズミ駆除業者と書いていたことを知りました。 「容赦なき戦争ー太平洋戦争における人種差別ー」において。  先の大戦では、日本人は敵を鬼畜米英と呼び、米国人は日本人を、ジャップだけではなく、猿とも太平洋の狂犬ともアリとも言いました。 で、硫黄島ではネズミだったというわけです。 日本が完全勝利の見込みなどないままに戦争に突入したのに比べ、米国は負けるはずがないという自信を持っていました。 しかし緒戦、日本軍が快進撃を続けたことから、米国は自国民と自国の兵隊に恐るべきプロパガンダを行いました。 日本人の絶滅です。 人間ではない、下等な生き物で、しかも害獣だから、根絶やしにしなければならないんだそうです。 さらに、日本人は死ぬことを誇りにしているから、お望みどおり殺してやろうというわけです。  終戦直前、アメリカで行われた世論調査では、戦後処理として、日本人全員の殺害を望んだ者が13%、国家の壊滅を望んだ者が33%だったそうです。 半数ちかくの米国人が、戦後、日本には死んだままでいてほしかったようです。  その頃米国で流行ったジョークに、「良い日本人を...
社会・政治

北方領土の日

昨日は北方領土の日だったんですね。 意識していませんでした。  北方領土というと、もう20年も前、晴海ふ頭からフェリーで北海道に渡ったことがあり、その時、北方領土返還運動に行く、という元防衛事務官のじいさんたちに酒を飲まされ、さかんに北方領土返還運動に加わるよう説得されたことがあります。 圧倒的多数の日本人がそうであるように、私は北方領土にさしたる関心は持っていませんでしたし、現在もそうです。 日本が降伏した後のどさくさに占領された、と聞くと、憤慨しますが、領土問題というのはどこでもナイーブにならざるを得ません。 日本には日本の言い分があり、ロシアにはロシアの言い分があり。  実効支配している国が平和的にそれを譲るなんてことは、滅多にありません。  沖縄や小笠原は珍しい例外ですが、これだって日本が米国の核の傘に入って、過大な米軍基地の駐留を認めて、米国の言うことは何でも聞いたからやっと返してもらえたので、全面返還とは程遠いものです。 日本本土にだって、横須賀やら横手やら佐世保やらあちこちに米軍基地がありますね。 大きな戦に敗れるということはそういうことなんでしょうね。 軍事的には今も米...
映画

スケルトン・キー

劇場未公開ながら、好事家の間で評判の良い「スケルトン・キー」を鑑賞しました。 アメリカ南部の田舎の一軒家。 ここに脳梗塞で体の自由を失い、言葉を発することもできなくなった老人とその妻が暮らしています。 夫の介護に疲れた妻は、住み込みの介護者を募集します。 これに応じたホスピスで働いていた女が、次第に家と女主人に疑惑の目を向け、家の中を探検します。 女は女主人にスケルトン・キーというどこの部屋の鍵も開けられるマスター・キーを貰っていて、13ある部屋を次々に調べますが、一つだけ、スケルトン・キーでは開けられない部屋があります。 そしてなぜか、家中の鏡がすべて外されています。 やがて女は、100年も前に家を建てた富豪に仕えていた黒人夫婦の召使が、呪術師として地元で有名だったことを知り、呪術に興味を覚え、現代の呪術師のもとを訪れ、呪術を教わりますが、これが悲劇の元になってしまいます。 そして、あっと驚くラスト。  ホラーやサスペンスは相当数観ていますが、これは久しぶりに本当に驚きました。 地味ですがよくできたホラーです。 ただ、サスペンス仕立てに作られていて、ちょっと中途半端な感じはしましたね...
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