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社会・政治

トリプル敗北

愛知県知事・名古屋市長選挙と名古屋市議会の解散について、民主党はすべて敗北しましたね。 愛知県は民主党が強い所だと聞いていましたが、河村たかし市長のあの名古屋弁に敗れた感じがしますねぇ。 お国訛りを聞くのは気持ちが良いでしょうから、名古屋市民も親近感を抱いたのでしょうね。  それと、減税。 なにしろ政党の名前が、減税日本。 名は体を表わすで、政策の中身が分からないですね。 減税した分をどうするのか。 無駄を省くとか役人の給料減らすとか言っていますが、永田町あたりで聞いたような話ですねぇ。 そういえば河村たかし市長も元は民主党の国会議員でした。 発想が同じなのは当然ですね。 阿久根市の竹原前市長といい、河村名古屋市長といい、お金の話ばっかりで下品な感じがします。 民間企業で働いている人は全員貧乏で、役人は全員高給とっててずるい、みたいな嫉妬の話。しかも前提が間違っています。 もっと高邁な、政治哲学を語ってほしいですねぇ。 難しい話は有権者には分からないだろう、なんて馬鹿にしているんですかねぇ。 人件費下げるなんて、枝葉末節の話だと思いますが、如何でしょう。   ↓の評価ボタンを押してラン...
文学

演歌

日本の歌謡史に演歌なるジャンルが確立したのはいつ頃なんでしょうね。  私が子どもの頃には、すでに森進一や五木ひろしや矢代亜紀や都はるみといった人々が人気を博していました。 その他に、ムード歌謡というジャンルも人気がありましたね。 子どもの私にはその良さが分かりませんでした。 ついでに言うと、中年になった今もわかりません。 あまりにも情が強くて、すんなり耳に入ってこないのです。   明治初期の自由民権運動家が演説をする際にわかりやすく歌にして謡った、演説歌が最初だったと聞いたことがあります。 「オッペケペー節」がその代表格だとか。 その後政治風刺をからめながら庶民の哀歓を歌う演歌師なるものが現れ、さらにレコードの登場によって爆発的に演歌が広まっていったものと思われます。 演歌を指して日本の心だという言説を耳にすることがあります。  私はこれには非常な違和感を覚えます。 なぜなら演歌の歌詞というのが、花鳥風月をからめて恋や心情を遠回しに詠う、和歌や連歌などの伝統的な日本の歌謡とあまりにも異なっているからです。 むしろ民謡や童謡に日本の心を感じます。  演歌はむしろ、歌詞がストレートであるこ...
思想・学問

永田洋子

連合赤軍の永田洋子死刑囚が病死したそうですね。 16人もの仲間をリンチで殺害し、1972年に逮捕され、1993年には死刑が確定した同死刑囚。 ここ数年は脳腫瘍により寝たきりだったとか。 あさま山荘事件直後には連合赤軍に同情的だった世論は、リンチ殺人が発覚するに及んで、非難の嵐になりました。 事実上、あの事件で暴力による共産革命を目指す過激派はとどめを刺されました。  私は永田死刑囚の「16の墓標」や元夫で、連合赤軍元幹部の坂口弘死刑囚の「あさま山荘1972」を読みましたが、理解不能な理由でリンチを行っています。 マニキュアをしていたから、とか、寒いと言いながらコタツに入ったから、とかどうでもいい理由です。 雪の中全裸で木に縛り付けたり、よってたかって殴り付けたり。 20数名の同志の大半をリンチ殺人で亡くしてしまいました。 スターリンやポル・ポトや金日成など、共産党の指導者は必ずと言っていいほど仲間を粛清しますね。 日本共産党は現代日本に存在しながら、党首選挙は行われず、不透明な過程を経て党首になり、長期間党首を務めます。 そして日本共産党を離れた人は、ほとんどがマスコミ通じて日本共産党...
美術

幽体の知覚

今日は六本木ヒルズの森美術館に出かけました。 展覧会は、小谷元彦展 幽体の知覚です。 現在活躍中の30代の芸術家による作品群は、美と醜の垣根を軽々と乗り越え、物思わしげな雰囲気で、私に迫ってきました。 床と天井に鏡を張り、四方を滝の映像を流します。 すると、上を向けば滝に上っていくように見え、下を向くと奈落に落ちていくように見えます。 私は上を向いたり下を向いたりして、自然の造形を自在に操る技に酔ったのです。 また、痩せた馬に乗った骸骨のように痩せた男が刀を振り上げている等身大の彫刻は、ぞっとするほどの迫力がありました。 この作家は、造形の根源を覗きたいという深い欲望を抱えているかのごとく、骸骨だったり、鍾乳洞だったり、少女だったりを、哲学的とも言える問いかけをもって投げかけてくるのです。 そのため、見終わったあと、非常な疲労を感じました。 帰りは六本木ヒルズから麻布に向かい、麻布十番商店街を冷やかし、疲労を癒すため珈琲をいただき、大江戸線の麻布十番駅から帰りました。 疲れましたが、むしろ心地よい疲れで、充実した美術鑑賞だったように思います。小谷元彦 幽体の知覚 Odani Motoh...
文学

高等遊民

最近、非正規雇用者の増大やニートが社会問題になっています。 明治末期から昭和初期にかけても、似たような問題がありました。 高等遊民の問題です。 高い教育を受けながら、就職せずにふらふら遊んでいるインテリです。 高等遊民というと、真っ先に思い浮かぶのは夏目漱石の「それから」に出てくる主人公でしょう。 高等教育を受けながら職に就かず、親からの仕送りで家に書生まで置いて読書や観劇にひたり、友人の奥さんと不倫する、どうしようもないやつです。 松田優作と藤谷美和子主演で映画化もされました。 ささやくようなセリフまわしの、静かな良い映画でした。 時の政府は高等遊民が共産主義や無政府主義などの反国家的な思想傾向を持ちやすいことから、これらを根絶やしにしようとしました。 つまり、職に就かせようというわけです。 しかし、高等遊民には武士は食わねど高楊枝的な態度の者が多く、求人があっても大学出の自分には不釣り合い、として断ってしまうことが多々あったと言います。 これなど、現在見られる大企業志向とだぶりますね。 高等遊民と言っても「それから」の主人公のように裕福な者ばかりではなく、生活のために日雇いの仕事を...
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