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文学

南の子供が夜いくところ

今日はひどく寒いです。 スーパーに買い物に行った他は、暖房の効いた自宅で静かに過ごしています。 小説を読みました。 恒川光太郎の連作短編集「南の子供が夜いくところ」です。南の子供が夜いくところ (角川ホラー文庫)恒川 光太郎角川書店(角川グループパブリッシング) 一家心中寸前まで行った親子が、20代にしか見えない、しかし120歳だと自称するユナという不思議な女に導かれ、タカシという少年と両親、それぞれが別の島で暮らし始めます。 タカシが暮らすことになったのは、トロンバス島という南の島。 トイトイ様という木の精や、ヤニューという魔物、フルーツ頭と呼ばれる頭部が様々な果物で出来た人々が住むフルーツ・タウンなど、不思議で魅力的な夢物語が繰り広げられ、惹きこまれました。 最近この作者の作品ばかり読んでいますが、もっと読みたい、という感じです。
映画

デッド・フレンド・リクエスト

お昼を食べてから昼寝を楽しみ、性懲りもなくまたホラーを鑑賞しました。 これはなかなかの快作でした。 「デッド・フレンド・リクエスト」です。デッド・フレンド・リクエスト アリシア・デブナム=ケアリー,ウィリアム・モーズリー,コナー・パオロ,リーゼル・アーラースポニーキャニオン  フェイスブックらしきSNS上の友達が800人以上で恋人もいる大学生のローラのもとに、友達が0人の同級生マリーナから友達リクエストが届きます。 ローラが承認すると、マリーナはしつこく付きまとうようになり、閉口したローラが友達リストから削除すると、マリーナは自ら命を断ち、しかもその様子の動画をSNSにアップします。 それ以来ローラは、悪夢に悩まされるようになった上に、友達が次々と亡くなる悲劇に見舞われ、というお話。 テンポが早く、小気味いいのが快感です。 また、パソコンやスマホを落とした状態の黒い画面を、魔術などで使われる黒鏡に見立てているのも初めて見る演出で、興味深く見ることができましたね。 テレビ画面から貞子が抜け出てくる「リング」ほどの強烈さと目新しさは無いですが。 ローラが死の連鎖を止めるため、マリーナの素性...
映画

フェブラリィ ~消えた少女の行方~

朝っぱらからホラーをDVDで鑑賞しました。 「フェブラリィ 消えた少女の行方」です。フェブラリィ -消えた少女の行方- エマ・ロバーツ,キーナン・シプカ,ルーシー・ボーイントン,ローレン・ホリーHappinet  寒々しい2月の全寮制の高校。 休暇に両親が迎えに来ず、寮に残った上級生のローズと下級生のキャサリン。 そして、精神病院を抜け出した謎の女性、ジョアンナ。 この3人の女を軸に、物語は薄暗く、雪深い学校を舞台に静かに進みます。 やがて、ローズとジョアンナの物語と、ジョアンナの物語は時間軸がずれていることが分かります。 ジョアンナの物語は、女子高生二人の物語の9年後。 真冬の寮で狂っていくキャサリン。 サイコ・スリラーなのかと思っていたら、オカルトっぽくなったり、また説明っぽい描写が無くてただ映像を提示する手法なので、分かりにくいことこの上ありません。 そのうえ、テンポが遅く、中ダレします。 まぁ、美女が3人登場することと、思わせぶりな雰囲気を楽しむだけの作品です。 なかなかホラーの名作に当たりませんなぁ。 にほんブログ村 オカルト・ホラーランキング
文学

さみしい、よろしい

その昔、テレビCMで、「亭主元気で留守がいい」というコピーが流行ったことがあります。 また、私の同僚や先輩でも、妻が留守の休日は最高だ、と公言して憚らない人がいます。 そういうの、気持ちは分かりますが、あくまでも、一時的に一人の時間を楽しめるということであって、ずうっと一人でいるわけではない、ということが条件になっています。 ずうっと一人だと、退屈するような気がします。 孤独を感じさせる文学者はたくさんいますが、まず、頭に浮かぶのは、自由律の俳人、種田山頭火と尾崎放哉でしょうねぇ。 山頭火に以下のような句があります。 やっぱり一人はさみしい枯草 やっぱり一人がよろしい雑草 山頭火にとって、一人はよろしくてさみしいものだったようです。山頭火句集 (ちくま文庫)村上 護筑摩書房 山頭火という人、一度は妻子を持ちながら、中年に至って妻子を捨て、無一文の乞食となって、行乞の旅を続けながら句作を続けた人です。 同じ自由律の俳人で、ほぼ同時代に生きた尾崎放哉は、一度は保険会社の重役にまでなりながら、世を捨て、田舎の寺の庵などで静かに暮らしました。 動の山頭火、静の放哉、などと言われます。 共通して...
精神障害

うつ病患者の言葉使い

お昼休み、インターネットを見ていたら、興味深い記事を見つけました。 うつ病患者には特有の言語的特徴がる、というのです。 一つは、一人称の多用。 うつ病に罹患すると、俺が俺が、じゃないですが、自分の世界に閉じこもり、他者に興味を示さなくなるのではないか、という説と、元々自分中心に物事を考えがちな人がうつ病に罹患しやすいのだ、とする説があるそうです。 原因と結果がどういう関係にあるか分からない、ということでしょうか。 もう一つは、絶対に、とか、必ず、とかいった言葉を多用する傾向にあるということ。 白黒をはっきりさせたがる、ということのようです。 こちらも原因と結果の関係は不明とのこと。 自分のうつ状態の頃を振り返ってみても、自覚的にはそういった言葉を多用していたという自覚はありません。 ただ、自分の性格を分析してみると、確かに自己中心的で、白黒をはっきりさせたがる、という傾向は、子供の頃から強かったように思います。 また、今、寛解している状態ですが、やっぱり自己中心的で白黒をはっきりさせたがる、という傾向に変わりはありません。 そうなると、うつ病に罹患すると上のような言葉を多用するようにな...
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