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社会・政治

金属バット殺人

かつて金属バットで人を殺すといえば、子が親を殺すものと決まっていました。 ところが先日、79歳の父親が50歳の息子を金属バットで殴り殺すという事件が起き、懲役7年が言い渡されました。 50歳の息子は20歳の頃から引きこもりで、将来を悲観して殺害に及んだものと思われます。 息子は精神疾患を抱え、月10万円の障害者年金をもらっていたそうですから、そう心配することもなかったんじゃないかと思います。 犯人は地方銀行を定年まで勤め上げ、定年後も8年間別の会社で働き、ここ10年ばかりは年金暮らしだったそうです。 妻とは不仲で、ほとんど会話がなかったとか。 また、妻は息子を溺愛し、妻と息子の関係性に嫉妬していたとも伝えられます。 犯行時、妻はパチンコに行っていて留守。 金属バットで殴りかかったとき、息子はとくに抵抗しなかったというから驚きです。 犯人が人生で一番楽しかったことに挙げた思い出が泣かせます。 社員旅行だそうです。 社員旅行なんて普通は厭々義務感で行くものなのに。 家族との間に楽しい思い出はなかったんでしょうかねぇ。 少なくとも20歳までは、息子も普通に育っていたでしょうに。 いっそ離婚し...
社会・政治

中華人民共和国琉球自治区

近頃中国の民間人やマスコミの間で、沖縄は中国領土であり、中華人民共和国琉球自治区の設置を急ぐべきだ、との論調があると耳にしました。 中国政府は表向き無視していますが、尖閣諸島への接近などを考えると、政府が後押ししているのではないかと勘ぐりたくもなります。 なんでも、カイロ宣言でもポツダム宣言でも、沖縄の主権は中国にあることが明記されているんだとか。 聞いたことありませんねぇ。 そもそも尖閣諸島だって、40年ほど前に、海底に資源が眠っていると知って突如領有を主張しだした欲望むき出しの大国。 いよいよ空母を造って太平洋に出て行こうというときに、日本列島から沖縄諸島にいたる南北に長い日本の領海は邪魔でしょうがないということでしょう。 欲望むきだしは新興国の常とはいえ、それがために大日本帝国や第三帝国は狡猾な先輩帝国主義国家群に滅ぼされたのだ、という歴史の教訓に学ぶべきでしょう。 ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
映画

来訪者

朝からつまらぬものを観てしまいました。 「来訪者」です。 精神科医を目指す医学生が実習のために人里離れた精神病院に滞在する間に起こる様々な出来事を幻想的に描いたものです。 サイコ・サスペンスを美的に撮ろうとしたんだろうな、ということはわかりますが、失敗してしまいます。 まず、さしたる謎なんてありません。 幻想的に作ろうとした部分は安っぽくなっています。 ラストのオチにいたっては、あまりにべたな展開に失笑を禁じえませんでした。 この間観た「告白」が圧倒的名作だったため、いかにも安い映画で時間を浪費した感じです。来訪者 山村一間インディーズ・メーカー告白 【DVD特別価格版】 松たか子,岡田将生,木村佳乃東宝 ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
美術

五百羅漢

雨の中、両国の江戸東京博物館に行ってきました。 展覧会は、「五百羅漢」展です。 五百羅漢とは、釈迦の後を継いで仏法を広めた阿羅漢たちのことです。 ちなみに阿羅漢は、修行を積んで悟りを開いた僧ということになっています。 しかし狩野一信描く増上寺秘蔵の仏画100幅は、たやすく仏画と呼べるような代物ではありません。 その絵は悪趣味と言えるほど毒々しく、観る者の心をえぐります。 地獄を描いた絵など、天上から阿羅漢が苦しむ人々を救おうと杓や糸を垂らすのですが、阿羅漢はまるで子どもが小さな虫をいたぶって悦に入っているような、喜悦の表情を浮かべています。 その絵の強烈さを思い知らされるのは、97幅目に至ったときです。 タッチはそっくりながら、97~100幅は、まるで魂が抜けたように、あるいは上品とも、抜け殻ともいうべき絵なのです。 解説を読んで得心しました。 狩野一信は96幅目を書き終えたところで亡くなっており、残りを妻と弟子が描いたというのです。 今でいえば、梅図かずおの絵のような、不気味な迫力に満ちています。 幕末の高僧たちが、これらの羅漢図を良しとしたことに、驚きを感じます。 絵の持つ力の強さ...
お笑い

総選挙

AKB48という少女アイドルグループの人気投票が、昨日のニュースで大々的に取り上げられていました。 それがご大層に、総選挙、なんだそうで。 なんでも新曲のCDを買うと投票券が一枚ついていて、贔屓のアイドルに投票できるのだとか。 なにがなんでも贔屓のアイドルの順位を上げたいと、一人で5000枚も同じCDを購入する猛者も現れたとか。 CDを売りたいのはわかりますが、なんだかアコギなやり方です。 CDシングルの一週間での売上が日本一を記録したそうですが、それは楽曲に対する評価ではなく、アイドル・グループに対する評価ですらありません。 自分が好むものを他人にも好んでほしいという、自我の拡大みたいなもんですかねぇ。 やくみつる氏は、リアルな世界に帰ってこい、AKB48のメンバーは良い子ばかりだけど、リアルにつきあえる相手ではないのだから、と仰っていました。  野暮ですねぇ。 そんなことはアイドルオタクだって百も承知。 百も承知で、はかない若さという時分の花に酔っているのでしょう。 酔いというのはいつかは醒めるもの。 醒めてみて初めて、過去の自分の行為が愚かだったと後悔するでしょう。 そのためには...
仕事

若い?

最近赴任した管理職から、奇妙なことを言われました。「年はおいくつなんですか?」「もうじき42になります」「42ですかぁ。若いですね。夢がいっぱいですね。私なんかもうじき定年ですよ」 42といえば人生後半にさしかかったところ。 若いというのは非常に無理があるように思います。 まして、夢がいっぱいだなんてねぇ。 嫌味かブラック・ジョークにしか聞こえません。 定年退職したばかりの先輩が、老人会に顔を出したら最年少で、「そこの若い人」と呼ばれて面食らったそうです。 わが国は長幼の序の重んじるお国柄。 先輩を立てるのは当然にしても、成人した社会人同士なら、後輩を立てるのも大人の常識。 生まれた年が少々早いからというだけの理由で後輩を呼び捨てにしたり君付けで呼んだりするのはまことに見苦しいものです。 そういう愚かな習性を身につけて、自らを偉く見せようとでもしているのでしょうか。 したがって私は、どんな先輩でも、はるか年下の後輩でも、さん付けで呼び、敬語で話すように心掛けています。 ○○ちゃんとか子ども同士のように呼び合うのも気味が悪いですね。 友達でもなんでもなく、単に給料をもらうためにほんの一時...
文学

甦れ、ハルキ社長

私はかつて、角川春樹社長に畏敬の念を持っていました。 硬い出版社だった角川書店を、映画とエンターテイメント小説で巨大商業書店へと転換させ、俳人としても飛ぶ鳥落とす勢い。 横溝正史のシリーズ物や、薬師丸裕子・原田知世・渡辺典子ら、いわゆる角川三姉妹を大々的に売り出したり。 そうかと思うとヒトラーの信奉者を公言し、世界最強の人間を自称し、さらにはおのれを芭蕉を越えた俳人と呼んで恥じない図々しさ。 そういう芸術家っぽいぶっ飛んだ所と、映画や本でヒットを飛ばす商人としての能力が共存している点がおもしろいと思うのです。 向日葵や 信長の首 切り落とす  「信長の首」より 黒き蝶 ゴッホの耳を 殺ぎにくる  「カエサルの地」より 流されて たましひ鳥と なり帰る  「流され王」より いずれもかつて私が熱狂した角川春樹社長の句です。 男らしい言い切り系の、力強くも幻想的な句風を特徴とします。  しかし1993年に麻薬取締法違反で逮捕され、数年間の実刑をくらってから、社長にはかつての、おのれ一人を恃むような、力強さが失せてしまったように思います。 出所後も、「男たちの大和」を大ヒットさせたり、新たにハ...
仕事

おかしなこと

ここ数日、私の職場でおかしなことが起きています。 ある非正規雇用の女性が、毎月40時間以上残業をしているのが問題視され、仕事を軽減するために、私に仕事を手伝うように、という指示がありました。 私は、非正規雇用からコピーとりや発送業務などを命じられるのは話が逆なので、私をその仕事の担当とし、非正規雇用の女性をサブとしてほしい、と言いました。 そうしたところ、ではそのように、と命じられました。 ところがそれを伝え聞いた別の専門職のスタッフが、待ったをかけてきました。 専門職は今うまく仕事が回っているのに、突然担当を代えられたら困る、というのです。 それはかなり強硬な言い方でした。 で、結局、来週の火曜日に関係者一同がん首そろえて話し合うことになりました。 ただし、その場に私と非正規雇用の女性は呼ばれていません。 ラインの3人と、スタッフ数名が話し合うようです。 元をただせば非正規雇用の仕事量が多いから誰かが手伝おうというだけの話。 最大の間違いは、私という、年齢的にも経験的にもその非正規雇用の女性よりはるかに上の正規職員に白羽の矢を立てたこと。 非正規雇用なんて大勢いるのですから、そのうち...
精神障害

減薬の影響?

金曜日の朝、いつもならやっと金曜日まで辿り着いた、とほっとするような、うれしいような気分になるのですが、今朝はそうもいきません。 これといった理由は思い当たらないので、もしかしたら減薬の影響かもしれませんね。 減薬すれば多少の影響は避けられないでしょうから、このくらいは誤差の範囲と考えましょう。 もう一週間、減薬を続ければ診察ですから、その頃にははっきりしているでしょうし、医師も判断できるだけの私の心のデータが蓄積されているでしょう。  ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
社会・政治

年寄りの知恵

米主要紙は「震災後の日本の混乱は政治指導力の欠如が原因」と書き、「下らない政府の下で国民はよく頑張っている」「(混乱は)政治が作り出した大震災」と皮肉った仏紙や中国紙もあります。日本政治に詳しいジェラルド・カーティス米コロンビア大教授も東京での講演で「日本は社会がしっかりしているから政治が貧困なままでいられる」「日本の政治家は国民に甘えている」と指摘しました。 この国の中からこの国の現状を思う時、まことに的を得た指摘であり、日本国民の一人として、恥ずかしくも情けない気分になります。 秀才の少年の学級参観に、いかにも愚鈍に見える父親がやってきたときのような気恥ずかしさとでもいいましょうか。 エリート然として見栄えも良い父親なら、少年も誇らしい気持ちでその日を迎えることができるでしょう。 わが国の総理大臣は、鳩山・菅と、世界にお見せするにはあまりにお恥ずかしいかぎりです。 鳩山前総理はルーピー(愚か)と評され、そのルーピーから菅総理はペテン師と呼ばれています。 情けなくって涙もでません。 してみると、誰がやっても同じ、と言われていた自民党の総理経験者は、そこそこのレベルに達していたと思われ...
社会・政治

293:100

293:100。 これ、なんの比率だと思いますか。 中国の33歳の未婚男女の比率です。 男293人に対し、女100人。 これ、何も女性がほとんど結婚してしまったから、という理由ではなく、中国の一人っ子政策が生んだ結果だそうです。 中国ではとにかく男の子を欲しがる家庭が多いため、一人しか産んじゃいけないんだったら何が何でも男の子、ということで、産み分けが盛んに行われた結果と思われます。 さらには、女の子が生まれたら届けず、戸籍がないため、教育や医療を受けられないといった問題もあるやに聞き及びます。 しかも小皇帝なんてよばれ、溺愛されて育っているから、男も女もわがままし放題。 結婚なんて面倒なことをするより親元で優雅に暮らしたい、と思うのは自然な人情でしょう。 しかし、一人っ子政策。 人口の増加を防ぎたかったのはわかりますが、産み分けという神の領域とも天の差配ともいうべき男女比が、こんなにいびつになってしまっては、将来、国家として必要な人材が不足する恐れがあります。 それにしても恐るべき男余り。 単純計算すると、一人の女が三人の男と結婚してやっとどっこいどっこいになるという、一妻多夫になっ...
映画

告白

ついこの前ロードショー公開されて大ヒットを飛ばした話題作「告白」が早くもDVD化され、早速レンタルで観ました。 一言でいえば、圧巻でした。 近来まれにみる名作です。 中学一年生、三学期の終業式。 教室で、松たか子演じる担任教師が、ある告白を始めます。 それは、プールに転落して事故死したとされた教師の4歳の娘は、このクラスの生徒二人によって殺害された、という衝撃的なものです。 教師は二人の個人名を出さず、A.Bと呼び、事件の詳細を語ります。 当然、生徒たちは誰がAで誰がBかすぐにわかってしまいます。 教師は、少年法に守られた犯人を告発する気はなく、復讐のために二人の牛乳にエイズ患者の血液を混ぜた、と言うと、クラスはパニックに陥ります。  続いて、Aの告白。 Bの告白。 Aの彼女の告白。 Bの母親の告白とあって、最後に女教師が再び告白します。 動物虐待を繰り返し、殺人願望を持った、母親に捨てられたがゆえに母親を理想化して生きるA。 青酸カリで家族全員を殺害した同世代の犯人を崇める優等生でAの理解者でもある彼女。 二人の幼い恋がサイド・エピソードとして語られますが、13歳の少年少女はあまりに...
思想・学問

反物質(アンチ・マター)

子どもの頃、物質は全て電子・陽子・中性子の組み合わせで出来ていると教わりました。 そして、それらと逆の負荷を持った反電子・反陽子・反中性子、総称して反物質が存在する可能性がある、とも。 これら反物質を人工的に作り出すことができ、現に作ったこともあるが、物質と反物質は同時に存在することができず、両者が接触すると両者とも消滅してエネルギーに変化し、ガンマ線になって飛び散ってしまうので、作っても貯蔵が極めて難しいと言われていました。 ところが先日のニュースで、欧州原子核研究機構(CERN)は、これまで1秒も保持することのできなかった反水素原子を1000秒も保持することに成功したと発表しました。 反物質は宇宙誕生時、物質と同程度存在したと考えられていますが、現在ではほとんど存在していないことになっています。 なんで消滅してしまったのか謎で、このたびの実験成功により、水素原子と反水素原子を比較することでその謎が解明されるのではないか、と期待されているそうです。 また、反物質を大量に長時間貯蔵できれば、物質と接触させることによって莫大なエネルギーが得られるため、宇宙開発など莫大なエネルギーを必要と...
映画

ブース

緻密な構成、密室、人間心理の怪奇、様々な要素が絡まり合ったホラー・サスペンスの快作「ブース」を昨夜鑑賞しました。 深夜番組をある晩、局の都合で長いこと使われていなかったブースで放送することになります。 佐藤隆太演じる女好きのDJが番組中、新人女子アナの不用意な発言や、電話をかけてきたしつこいリスナーなどにいらつきながら、番組放送中という制約のなか、物語は進んでいきます。 謎の奇怪なラップ現象、「嘘つき」という怪しい声がどこからともなく起こり、DJはそのたびに過去のトラウマとなった出来事や、遊んで捨てた女の姿を瞬間的に思い出し、恐怖におののきます。 果たして番組は無事終了するのか、また、終了した後待っているものは何か、スリリングでテンポよく進行していきます。 どことなくヒッチコックを思い起こさせるような、上質のエンターテイメントに仕上がっています。 小品ながら、観て損はない佳作です。ブース/booth 中村義洋ポニーキャニオンヒッチコック・コレクションBOX I アルフレッド・ヒッチコックユニバーサル・ピクチャーズ・ジャパンヒッチコック・コレクションBOX II ロッド・テイラー,ショー...
社会・政治

憲法96条

この憲法の改正は、各議院の総議員の三分の二以上の賛成で、国会が、これを発議し、国民に提案してその承認を経なければならない。この承認には、特別の国民投票又は国会の定める選挙の際行はれる投票において、その過半数の賛成を必要とする。 憲法改正について前項の承認を経たときは、天皇は、国民の名で、この憲法と一体を成すものとして、直ちにこれを公布する。  憲法96条です。 この極めて厳しい条件を付したため、日本国憲法は60年以上もの長きにわたって、一切、改正できませんでした。  法律が時代の要請に応えられなくなったとき、これを改正するのは当然のことで、それができないためにわが国政府は何度も解釈改憲を行い、どうにか時代の要請に応えてきました。  最近、社民党と共産党の議員を除く多くの国会議員が、超党派で、まずこの96条を改正しよう、という動きに出ました。 遅きに失した感は否めませんが、いずれはやらなければいけないこと。  有志議員は三分の二以上を過半数に改めようとしているようです。 私はそれに加えて、天皇は、の部分を内閣総理大臣は、もしくは衆参両院議長は、と改めるべきだと考えています。  そうでなけ...
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