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精神障害

怖れる

30年くらい前までは、天気予報はよく外れ、それを揶揄することが多かったように思います。 しかし最近の天気予報は外れるということはまずありません。 あたります。 今日も予報どおり冷たい雨が降り続きました。 なぜか分かりませんが、朝6時半に起きて朝食を摂り、週に一度の洗濯をして部屋干しを済ませたら眠くなり、ベッドに潜り込んだら深い眠りに落ち、14時まで眠り続けました。 こういうこと、時折私を襲います。 大抵、ひどい悪夢を見て寝汗をびっしょりかき、目を覚まします。 何を怖れているのかは分かりませんが、私はいつも何かを怖れ続けています。 それが私の本性であるかのように。
散歩・旅行

成田山公園梅まつり

3連休の真ん中。 昨日は雨で明日も雨の予報。 今日だけが晴れて気温が上がり、穏やかな一日になるとのことでしたので、梅を観ようと成田山公園梅まつりに出かけました。 思ったほど咲き乱れてはいませんでしたが、そこそこの開花です。  菜の花も咲いていました。 まずは満足です。 成田山公園に行くということは、成田山新勝寺にお参りすることと同義でなければなりません。 広く長く、古くからやっているであろう各種のお店が軒を並べる参道を通って新勝寺へ。  奈良の薬師寺や東大寺ほどではないにせよ、嫌になるほどの広さです。 成田山でお昼と言えば鰻に決まっています。 一番人気の川豊と言う店、4時間待ちの表示。 アホですか。 そんなに待ったら夕飯になってしまいます。 以前この店でうな重を食ったことがありますが、おそらく蒸さずにいきなり焼いているであろう、荒っぽい味わいでタレは濃い目。 川豊でしか味わえないと思いますが、私は30分待ちの上品な味わいの店で特上のうな重と肝吸いを頂きました。 3,900円。 財布には優しくないですが、鰻なんてそんな物です。 参道では成田名産、米屋の栗蒸羊羹を購入しました。 虎屋のよう...
文学

真夜中のたずねびと

昨夜は恒川光太郎の短編集「真夜中のたずねびと」を一気読みしました。 この作家の作品の多くが異界と現実を行き来するような幻想的なものですが、昨夜読んだ短編集は趣を異にしていました。 つまり、現実世界で起きるミステリーの要素が極めて強く、異界との繋がりはほんのわずかばかり示唆されるだけなのです。 また、一つ一つが独立した短編になってはいますが、ある作品の主人公が別の作品の端役で登場したりして、緩やかな連作と読むことが出来るようになっています。 幻想的な要素が満載の恒川作品を期待すると肩透かしをくらいます。 作家の作風は年とともに変わっていくものです。 この短編集を興味深く読みはしましたが、もしこの路線を突っ走るようなら、私はこの作者から離れていくような予感を覚えます。真夜中のたずねびと(新潮文庫)恒川光太郎新潮社
その他

またもや懐中時計

性懲りもなくまた懐中時計を買ってしまいました。 懐中時計では有名なアエロウォッチの手巻きで、デザインが現代的というか、スタイリッシュな黒で、暗い場所では文字と針が光るという、懐中時計にしては珍しい逸品です。 懐中時計は百年以上前に作られ、オーバーホールを繰り返したアンティークの美品は200万円くらいするそうですが、新品は高級腕時計のように何百万円もする物はありません。 しかしそれでも、ちょっとしたものなら何十万円とかかります。 安月給の木っ端役人には無理目なコレクションです。 今日購入した物も、私には分不相応な値段でした。 もともと私は物欲があまりなく、コレクションなんてしたことがありませんが、懐中時計にだけはハマってしまいました。 これで止めておかないと破産してしまいますね。
文学

躁鬱大学

昨夜は「躁鬱大学」という文庫本を一気に読みました。 現在は双極性障害と呼ばれ、かつては躁鬱病とよばれていた疾患を持つ人が書いた、双極性障害患者やその家族向けに書いたものです。 「カンダバシ語録」と言う物をテキストにして15回、双極性障害患者の生き方や物の考え方を講義する、という体裁を取っています。 ここでは著者は双極性障害という言葉は使わず、古い名称の躁鬱病と言っています。 これは躁鬱病のほうが実態に近い言葉であるからだろうと思います。 さらには躁鬱人と非躁鬱人という概念を作り出し、やや過激な書きぶりが面白く感じられます。  ・躁鬱病は病気というよりも一種の体質。  ・特有の滑らかな対人関係の持ちようは躁鬱病の証拠。  ・中高時代より好調と不調の時期があったはず。  ・躁鬱病の人は我慢するのが向きません。「この道一筋」は身に合いません。  ・一つのことに打ち込まず、幅広く色んなことをするのが良いでしょう。  ・気分屋的生き方をすると気分が安定する。  ・自分の気持ちが動いたものにふっと手を出す。  ・法に触れないことなら何でもしてみましょう。 これらはカンダバシ語録の一部です。 ただし...
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