スポンサーリンク
思想・学問

幸福感

この世でおめでたいことと言えば、男女がカップルになって子供を授かる以上のことはありますまい。 最近差別してはいけないと言われるLGBT、もちろん彼ら彼女らを性的嗜好に依って差別する気はありません。 しかし子供を授かるという僥倖に恵まれないことについては、覚悟をもって生きなければならないと思います。 LGBT(特にLとG)に関しては自分の子孫は絶対に残せないということ。 男女であっても子供を授かることが出来ないカップルはいつの時代にも一定の割合で存在するものと思います。 そういう私たち自身、子宝に恵まれませんでした。 世界で一番おめでたいことを経験出来なかったことは残念に思います。 結果論に過ぎないのかもしれませんが、私たちもまた、LGBTの人々と同様、子孫を残せませんでした。 28歳で結婚し、40歳くらいまで子供なんて面倒な者はいらないと思っていましたが、子供が出来たら嬉しいんだろうなと思い始めました。 しかし、時すでに遅し。 年齢的に不可能になりました。 私が最近好んで観る中年ゲイカップルの日常を淡々と描いた「きのう何食べた?」において、ゲイである主人公は両親に孫の顔が見せられないか...
精神障害

谷村新司氏の死、そして死恐怖症

谷村新司さんが亡くなったとの報道に接しました。 74歳。 現代の日本人の平均寿命から考えると、少し早いようです。 最近、訃報に接すると、故人の年齢が気になるようになりました。 つい最近乳癌で亡くなった先輩は2歳上でした。 アルコール依存症から肝硬変になり、肝臓がんで亡くなった先輩は、今の私よりも6つ若い48歳でした。 甚だしきにいたっては、後輩が27歳で自殺しました。 つい、自分は後どれくらい生きるんだろうと思ってしまいます。 谷村新司さんと同じ年で亡くなるとしたら、もう20年しか残されていません。 高橋幸宏、坂本龍一のYMOで活躍した二人は、いずれも70代前半で亡くなったと記憶しています。 そうかと思うと、裏千家家元の千玄室氏は100歳を超えてなお矍鑠としています。 特攻崩れと聞きましたが、我々には想像もできないような苦労をしてきたのだろうと思います。 死恐怖症と訳されるネクロフォビアと呼ばれる人々は、自らの死を極端に怖れるのはもちろんのこと、棺だとか葬式だとか、死を連想させる物すべてを怖れるそうです。 北枕とか数字の4とかを極端に怖れる縁起恐怖と似た点はありますが、両者は別の症状で...
映画

お買い物

今日、私の職場は電気設備の点検のため、担当部署以外はお休みとなりました。 月曜日に自分から休暇を申請することなく休めるなんて最高です。 しかも今日は雲一つ無い見事な秋晴れに恵まれました。 10月になって、我が家で流行りの深夜ドラマ「きのう何食べた?」のシーズン2が始まりました。 料理好きの弁護士と美容師の、アラフィフ男二人が繰り広げるゲイカップルの日常を描いて見事です。 この作品の良い点は、濡れ場が全く無いこと。 人生のほろ苦さと楽しさを描いて秀逸です。 この二人、都内の某所の2LDKで暮らしています。 都内のどこかは明らかにされません。 ただし、新小岩のアーケードにあった中村屋というスーパーマーケットを頻繁に訪れていたことから、新小岩が舞台なのかと思っていました。 ところが中村屋が閉店し、中村屋の後に通いだしたニュー宝屋も閉店。 美容師のコレステロール値が上がったことを気にした弁護士が、魚料理をメインにしようと考えて通い始めたのがアキヨシ。 じつはアキヨシ、私の家から徒歩20分ほどの距離にある新鮮な魚が豊富なことを売りにしたスーパーでロケをしていることが判明。 そのスーパーには内野聖...
その他

懐中時計

私は腕時計を好まず、懐中時計を愛用していることは以前このブログで紹介したところです。 25年前に購入したLONGINESの懐中時計、大分古びてきました。 懐中時計愛好家のサイトに、古びてきた時計を風合いが出てきた、と言って喜ぶ人が多いと書いてありました。 風合いが出てきたと言えばそれは間違いないでしょうね。 本当に高い懐中時計は200万円くらいして、100年くらい平気で使えます。 私が持っているのはそんなに高いわけがありませんが、それでも大卒の初任給くらいはします。 私にとっては高価なものです。 上の写真のような感じで、正直これを風合いが出てきたと言うのは無理があるんじゃないかと思います。 で、風合いが出てきた懐中時計はそれはそれで価値あるものとして大事にしますが、奇麗な新品も欲しいと思い、懐中時計専門店でAEROWATCHの時計を購入しました。 もうLONGINESは懐中時計を作っていないそうです。 中古はたくさん出回っていますが、値段は跳ね上がっており、なるほど、古い物ほど価値があるのかと思いましたが、新品を購入したしだいです。 同じようなデザインですが、私はシンプルな品物に感じら...
その他

ここ数日、急に肌寒くなってきました。 地球温暖化は進んでいるのでしょうが、着実に季節は秋になり、冬を迎えようとしています。 短い秋、コロナ前だったろあちこち散歩に出かけただろうと思います。 しかし長いお出かけ自粛で、出かけることが面倒くさくなってしまいました。 また、マスクを取ると裸で歩いているような恥ずかしさを覚えるようになりました。 職場での宴会は無くなり、復活する兆しもありません。 日本社会はコロナの前と後ではまるで異なる世界のようになってしまいました。 私はそうは思いませんが、コロナは収束に向かいつつあるということになっています。 これからわが国がどう変わっていくのか、見届けたいと思います。
スポンサーリンク