安倍総理がTPP参加に向けた交渉に入ることを宣言しましたね。
今朝のニュースはこれ一色。
農業や医療が崩壊するとか、工業製品の輸出が増えるだとか、賛成、反対入り乱れて口角泡を飛ばしています。
正直、私には難しい経済の話はよくわかりません。
ただ、TPPというのが太平洋の自由主義国家群によるものだとすれば、経済規模の大きいわが国が交渉にすら加わらないというのは馬鹿げているような気はします。
交渉して、わが国に不利だと思えば参加を断念すればよいのではないでしょうか。
まずは話し合いのテーブルにつくことです。
椅子を蹴飛ばして帰国する自由もあるわけですから。
TPPの交渉を行っている国々はそれぞれに事情が異なり、少しでも自国に有利なように、神経戦を繰り広げてきました。
そしてすでに合意にいたった項目もあり、わが国が交渉に入るにあたっては、それらすでに合意した問題については、無条件に受け入れなければなりません。
今さら言っても詮無いことですが、最初から参加していれば、より有利に交渉できたものをと、民主党政権の無策ぶりを嘆くばかりです。
私の望みは、少しでも給料が上がってくれることだけです。
しかしそれには、わが国全体が潤ってくれることが必要。
人事院勧告によって給料が上がるのは、いつもわが業界が最後の最後ですから。
もっとも不況の影響で給料が下がったのも最後でしたが。
要するに時差があるんですよねぇ。
安倍政権にはわが国に有利な交渉を望みます。