今、横浜のそごう美術館で「幽霊・妖怪画大全集」なる展覧会を開いているそうです。
しかも、様々な妖怪を集めてYKI48と称し、総選挙という名の人気投票を行うとか。
じつに馬鹿馬鹿しくて面白そうな企画ですねぇ。
YKIとは、おそらく妖怪の略でしょうねぇ。
しかも、あなにもタタリ隊だとか、チーム魍魎だとか、妖怪戦隊ヒョウキンジャーだとか、ユニットまで作っちゃって。
わが国の人々の遊び心というのは、心憎いまでに素敵です。
このような企画は、私が勤める学術機関では到底不可能です。
美術館といえども、民間が企画する物は一般受けして集客が見込めそうなことを第一に考えるのですねぇ。
上の絵なんか、怖いというより滑稽です。 こちらはいかにも気味が悪いですねぇ。
ぜひ行ってみたいと思う反面、横浜そごうでこんな展覧会を開いたのでは、多分人の頭を観に行くようなものでしょう。
以前、東京国立近代美術館に「上村松園」展を観に行った時や東京国立博物館に「密教美術」展を観に行った時がそうでした。
面白そうな企画でも、キャパシティを超える客が押し寄せたのでは、行く気が失せます。
そこらへんのさじ加減が難しいところですねぇ。