1985

社会・政治

 もうあれから28年も経つんですねぇ。

 中核派が当時の国鉄に仕掛けた同時多発ゲリラ事件

 首都圏及び大阪圏の多数の鉄道のケーブルが切断されるとともに、総武線浅草橋駅に放火し、駅は丸焼けになってしまいました。

 1985年のこの日、衝撃のゲリラ事件が発生したのでした。

 当時私は高校1年生でした。
 高校は臨時休校となりました。
 多くの路線が動かないのですから、生徒も教師も学校に行く術が無いのだから当然です。

 突然お休みになったのが嬉しくて、その後、またやらないかなぁと、不謹慎なことを感じたことを鮮やかに思い出します。

 あの年は阪神タイガースが日本一に輝き、道頓堀川に飛び込むやつ、自転車やカーネル・サンダースを道頓堀川に放り込むやつなどが続出し、大阪人の狂乱ぶりを見せ付けられたり、男女雇用機会均等法が施行されてキャリア・ウーマン志向の若い女性が闊歩したり、一気飲みと呼ばれる無茶飲みが流行ったり、狂乱のバブル経済のきっかけとなったプラザ合意が成立したり、わが国は良くも悪くも活気に満ちていました。

 あさま山荘事件から12年を経て、共産主義過激派は大分勢力が衰えていましたが、当時はまだ、一定の勢力を持っていましたね。

 社会党などは、今では考えられない、非武装中立などという現実離れした政策を真面目に唱えていました。
 日本人が自ら武装せずして、誰が国を守るというのでしょうねぇ。 
 万年野党とはいえ、今の社民党とは比較にならない高い支持を得ていましたっけ。


 バブルが弾けるや、わが国は20年に及ぶ停滞の時代に突入し、少子高齢化や晩婚・非婚化と、それに伴う人口減少、北東アジアにおける国際情勢の不安定化、規制緩和で生じた非正規雇用の労働者の低賃金の問題、ニートや引きこもりなどの心の闇から抜け出せない者の増加など種々の難問が発生し、日本社会全体を暗い空気が漂っています。

 安倍政権の登場で、わずかながら明るい兆しが出てきましたが、海江田民主党代表が、「蒲焼の匂いだけでうな重は出てこない」とうまいことを言っていました。

 早くうな重が食えるようになって欲しいものです。

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