2015-12-03

スポンサーリンク
思想・学問

聖山

私は待つことと坂道を上ることが大嫌い。 もちろん階段を上がることも大嫌いです。 従って、登山が趣味なんて、マゾヒストとしか思えません。 その私が、学生の頃、山岳信仰に興味を持ち、恐山や月山、大峰山のふもとまで、バスで登れるところまで行き、登山者向けの宿に泊まって麓から霊力を得ようとしたことがあります。 平地にある寺院でも通常、「○○山××寺」のように、山を名乗るのが通例です。 インドで言う須弥山など、仏教にも山岳信仰的な要素が残っています。 役小角が始めたとされる修験道、山岳信仰と仏教、とくに密教とが融合した、不思議な宗教というか儀礼ですが、もともと山がちの国土で、我がくにびとが、恵みを与えてくれるとともに時にはひどい災厄をもたらすお山を畏れ敬ったのは謂わば当たり前とも言えるでしょう。 その昔は、サンカと呼ばれる山の民がいたそうです。 定住せず、山や山里を移動して暮らす人々で、被差別民とも盗賊とも言われ、未だに明確な定義は無いとか。 昭和30年以降、ほぼサンカは姿を消し、定住するようになったと言われます。 そういうわけで、私は登山をしたことがなく、今後もする気はありませんが、山への畏怖...
スポンサーリンク