2015-12

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文学

白き師走

早いもので師走ももう10日。 今年も残りわずかとなりました。 明日は職場の忘年会。 そんなくだらないことを一つ一つこなしながら、月日は流れていくのですねえ。 風吹て 白き師走の 月夜哉 正岡子規の句です。 師走の慌ただしさとともに、冬の美がうまく詠みこまれていて、私が好む句です。 熱燗が旨い季節でもあります。 今宵、熱燗をちびちびやりながら、白き師走の夜を楽しむといたしましょう。にほんブログ村人気ブログランキングへ
社会・政治

開戦の意味

昭和16年の今日、旧日本軍はマレー半島に上陸して英軍を撃滅するとともに、真珠湾を奇襲攻撃して米太平洋艦隊に壊滅的打撃を与え、ここに太平洋戦争が勃発しました。 大東亜戦争と呼ぶ人も数多くいますが、東アジアのみならず、主戦場はアジア・太平洋であったことからアジア太平洋戦争と呼ぶ人もいます。 前者は右寄りの人が、後者は左寄りの人が好んで使いますね。 私は現在最も多くのメディアが使用する一般的な言葉である太平洋戦争を使いたいと思います。 この戦争でわが国は大打撃を受け、ほぼ壊滅状態になって無条件降伏するという屈辱を味あわされました。 しかしこの戦争をきっかけに、アジアやアフリカなどの国々は次々に独立を果たし、結局最も多くの利益を失ったのは、大英帝国をはじめとする古くからの帝国主義列強であり、わが国は有色人種の解放という目標を達成してしまったことになります。 それが意図しなかったことだとしても。 皮肉なものですねぇ。 それなのに数年前、サッチャーは植民地支配を指して、「我々は多くの未開の地に文明の光を与えた」なんて、面白い演説をぶっこいてくれちゃいました。 ブラックジョークですか? それなら安倍...
文学

聖域

昨日は自宅で読書などして静かに過ごしました。 読んだのは、篠田節子の小説、「聖域」です。聖域 (集英社文庫)篠田 節子集英社 これは、小説内小説である「聖域」という作品をめぐる物語です。 文芸雑誌の編集者、実藤は、退職した先輩の机の引き出しから、大部の、しかし未完の原稿を発見します。 それを読んだ実藤は、力強く、幻想的な、平安時代の天台宗の僧侶が東北の邪神に苦しめられながらこれらと対決する物語に深く心奪われます。 実藤は作者である水名川泉と面識のあった先輩編集者や老作家のもとを訪れ、作者の居所を突き止め、小説を完成させようと決意します。 しかし、水名川泉と関わりを持った者は、あるいは悲惨な末路を遂げ、あるいは心に深い闇を抱えており、みな一様に関わり合いになるな、と警告します。 それでも諦めきれない実藤は、物語の後半、ついに東北で巫女となっている作者に巡り合うことができるのです。 巡り合ってからがまた大変です。 この世とあの世の橋渡しをする宿命を持った作者は、続きを書くことを拒否。 それかあらぬか、最近事故死した実藤の恋人をあの世から呼び寄せてしまいます。 それがため、恋人との甘い記憶に...
その他

多忙の中のFMさんむ

2日間、ブログ更新をおさぼってしまいました。 金曜日は朝から夕方まで八重洲の貸し会議室で会議。 その後打ち上げと言いますか、夜中まで痛飲してしまいました。 昨日は二日酔いの頭を抱えながら眼科で視野検査。 とりあえず緑内障は進行していませんでした。 昼はあわてて蕎麦をかきこんで、山武市へ。 コミュニティ・ラジオ、FMさんむに出演するためです。 今回は地元アーティスト、藤崎仁道さんと共演しました。 ユーチューブで配信されましたので、下に貼っておきます。 終ってから慌てて精神科へ行きました。 この一年、精神状態はきわめて良いので、雑談程度ですが、月に一度は診察を受けて薬を貰わないといけませんから。 今日は少しのんびりしたいものです。
思想・学問

聖山

私は待つことと坂道を上ることが大嫌い。 もちろん階段を上がることも大嫌いです。 従って、登山が趣味なんて、マゾヒストとしか思えません。 その私が、学生の頃、山岳信仰に興味を持ち、恐山や月山、大峰山のふもとまで、バスで登れるところまで行き、登山者向けの宿に泊まって麓から霊力を得ようとしたことがあります。 平地にある寺院でも通常、「○○山××寺」のように、山を名乗るのが通例です。 インドで言う須弥山など、仏教にも山岳信仰的な要素が残っています。 役小角が始めたとされる修験道、山岳信仰と仏教、とくに密教とが融合した、不思議な宗教というか儀礼ですが、もともと山がちの国土で、我がくにびとが、恵みを与えてくれるとともに時にはひどい災厄をもたらすお山を畏れ敬ったのは謂わば当たり前とも言えるでしょう。 その昔は、サンカと呼ばれる山の民がいたそうです。 定住せず、山や山里を移動して暮らす人々で、被差別民とも盗賊とも言われ、未だに明確な定義は無いとか。 昭和30年以降、ほぼサンカは姿を消し、定住するようになったと言われます。 そういうわけで、私は登山をしたことがなく、今後もする気はありませんが、山への畏怖...
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