2017-07

スポンサーリンク
文学

怖いお話

私は幼い頃から、不思議な話や怖い話が大好きで、それは今も変わりません。 考えてみれば、文学の祖とも言うべき神話は、洋の東西を問わず、不思議な物語の連続です。 また、源氏物語にしても、お能の曲にしても、古典文学の場合、多くが、死霊や生霊、化け物が登場します。 物語の本質は、この世ならぬものへの憧れや予感にあると言ってもよいでしょう。 明治維新以降、わが国文学は西洋の影響もあってか、不可思議なお話よりもシリアスな物語が増え、特に私小説などと呼ばれる分野は、貧乏自慢や自己憐憫のようなもので、文学の正統性が失われた感があります。 現在はシリアスなものから不思議なものまで様々あり、何が文学の正統かなんて、考える意味もなくなりました。 良い時代なんだろうと思います。 お好みの物語を堪能すれば良いのですから。 私がどうしてこれほど不思議な話や怖い話を好むのか、よく分かりません。 しかし、不思議な話や怖い話にこそ、人間の本質である、欲望や願望、恐怖、祈りなど、が隠されているように思うのです。 優れた物語に接すると、本当に幸せな気持ちになります。 だから私は、本であれば小説ばかり読みますし、映画であれば...
精神障害

梅雨

台風が接近中です。 関東には深夜から明日未明にかけて最接近するとか。 精神障害は克服したつもりですが、雨が降ると憂鬱な気分になるのは治りません。 習い性となっているようです。 暑い夏も苦手ですが、梅雨はそれに倍して嫌ですねぇ。 そうはいっても、完全復活して8年目。 過去、7回の梅雨を乗り越えたことを自信として、今年も乗り切りたいものです。
文学

さよならの代わりに

今日は午前中、都内の某ホテルで会議でした。 学界の重鎮に何人もご足労願い、私が所属する機関の研究の方向性を話し合う重要な会議。 疲れました。 午後、職場に戻るのが面倒なので、休暇を取って帰宅しました。 午後は読書。 貫井徳郎の小説。 「さよならの代わりに」というミステリ仕立てのSFを読みました。 なんとなく切ない、青春コメディといった趣。 気楽に読むことができました。 明日からまた職場に通わなければいけません。 いつまでも物語の世界にどっぷり浸かって生きていければ、こんな幸せなことはないのですが。さよならの代わりに (幻冬舎文庫)貫井 徳郎幻冬舎
映画

22年目の告白−私が殺人犯です−

雨が降ったりやんだりの土曜日。 久しぶりに映画館に出かけました。 近所のシネコンまで車でわずか15分。 観たのは、「22年目の告白ー私が殺人犯ですー」です。 1995年に起きた連続殺人事件。 5人もの命が奪われながら、時効を迎えます。 それから7年、突如、事件の犯人を名乗る男が現われて手記を出版。 テレビに出たり、被害者遺族に土下座したりと、派手なパフォーマンスを繰り広げます。 藤原竜也演じる自称犯人は、一躍マスコミの寵児となります。 その甘いマスクとスタイリッシュな服装で、多くのファンを獲得します。 当然、手記を出版した出版社や自称犯人には鋭い批判が寄せられ、被害者遺族から命を狙われたり。 22年前、犯人逮捕直前まで迫りながら取り逃がした刑事を伊藤英明が演じています。 さらに、元フリージャーナリストで、22年前事件を追ったテレビキャスターを仲村トオルが演じます。 いずれ劣らぬ俳優3人を軸に、被害者遺族やマスコミの狂奔ぶりが、現代の高度情報化社会を嘲るように描き出され、見応えがあります。 しかし、自称犯人を偽者と断じ、我こそは真犯人なり、という男が現われて、物語は混沌としていきます。 ...
スポンサーリンク