中公新書の「病める心の記録」という本を、古本屋で購入し、読みました。
統合失調症(この本は古いので、「精神分裂病」と記載されています)を発症した15歳の少年の記録です。私は統合失調症ではありませんが、双極性感情障害という精神病です。深い共感を覚えずにはいられません。それにしても、人の心や感情のなんと玄妙なことでしょう。脳の働きの障害と言ってしまえばそれまでですが、それだけではないような気がします。
仮に、脳だけの問題だとしたら、なぜ脳はそんな風に病を引き起こすのでしょうか。この本を読んで、学生の頃少しだけかじった実存主義を思い起こしました。