昨夜はいやぁな感じの映画を観ました。
「ロシアン・ルーレット」です。
片田舎の森の中に古城のようなお屋敷があります。
そこに、借金で首が回らなくなった者、精神を病んだ者、親の病気でどうしても金がいる者など、いずれ劣らぬくせ者が集まって、ロシアン・ルーレットを繰り広げるのです。
ロシアン・ルーレットとは、6連装のリヴォルバーに弾を1発なり2なり込め、弾装を何回も回して最初の引き金で弾が出るかどうかわからない形式にして、引き金をひく命がけのギャンブルです。
この映画では、20名近くのプレーヤーが円形に並び、右隣りの男を狙い、左隣の男から狙われ、合図で一斉に引き金を引きます。
これで何人か死にます。
次は残ったプレーヤーが同じことを繰り返し、最後に残った二人が互いを撃ち合い、生き残った1人だけが、大金を手に出来るのです。
ゲームを楽しむのはギャンブル好きのお金持ち達。
プレーヤーは大きく番号が付いたTシャツを着ており、何番が生き残るかを賭けるのです。
掛け金は最低300,000ドル。
日本円にして24,000,000円という高額です。
日本円で億単位の金が飛び交う殺人ギャンブルというわけです。
救いは、プレーヤーの多くがわずかなチャンスに賭けて自らの意思で参加していること。
しかし主人公の青年は、たまたまあるプレーヤーの家に電気工事に入り、大金が手に入る招待状というだけの情報を得て、たまたまプレーヤーが突然死してしまったため、その招待状を手にギャンブル会場を訪れるのです。
ゲームを心から楽しむ頭のおかしいプレーヤーもいれば、恐怖で立てなくなってしまうプレーヤーもいます。
しかしこの映画の虚しい点は、最後に残って億単位の現金を手に入れた主人公が、その金を狙われ、しかもゲームの秘密を知ってしまったがゆえに、命までも狙われるという哀れさです。
映画としての完成度は高いですが、それだけに後味の悪い作品でした。
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