最近出尽くした感のあるフェイク・ドキュメンタリー「レコード」を昨夜鑑賞しました。
「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」風の、少女の霊が出るという噂の森をカメラを持って探検する兄と妹。
その森は十年ぶりに訪れる別荘に隣接しており、少々迷っても別荘に逃げ帰れるという軟弱ぶり。
「ブレア・ウィッチ・プロジェクト」や「パラノーマル・アクティビティ」シリーズなど先行する同種の作品と比べると、平凡で退屈です。
先行作品の悪い真似をした、という感じが否めません。
兄と妹、二人にカメラを持たせたのに、二つのアングル、2台のカメラ、という利点が生かされていません。
一点、優れた点があるとすると、ラストが明解で謎が残らないこと。
先行作品群には見られなかった点です。
先行作品は、いずれも怖い、でもなんだかよくわからない、というラストでしたから。
ラストがかちっと決まっているほうが良い、という方にはお勧めです。
でもフェイク・ドキュメンタリーという手法、もう止したほうが良いかもしれませんね。
映画製作の手法としては王道とは言えませんし、そのうえあまりに安易に大量に作られましたから。

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