痩せてゆく

精神障害

 米国モダン・ホラー小説の帝王、スティーブン・キング「痩せゆく男」という名作があります。
 ジプシーの老婆を轢き殺した男が、ジプシーの呪いによって食べても食べても痩せてゆき、それだけではなく吹き出物、膿などができて肉体が崩壊していく怖ろしい小説です。
 映画化もされて、こちらもよく出来ていました。

 今朝久しぶりに体重を測ったら、61.5キロでした。
  父が亡くなった3月5日の体重が73.7キロでしたから、四か月と一週間で12キロ落ちたことになります。
 運動も食事制限もしていないのに。
 ただ、食が細くなり、すぐにお腹いっぱいになってしまうため、前よりもはるかに食わなくなってしまったことは確かで、それが原因なんでしょうねぇ。
 それでも、就職時の53キロより8.5キロも重いのですねぇ。
 今まで腹が邪魔で靴の紐を結んだり足の爪を切ったりするのに難儀していましたが、すんごく楽になりました。
 そしてやけに寒がりになってしまいました。
 今日の千葉市は晴れて30度近くになるそうで、街行くみなさんはことごとく半袖ですが、私一人長袖です。

 ズボンがことごとくぶかぶかになり、かといって精神障害発症前に買ったズボンでは細すぎ、ズボンのウエストを詰める修理を何度も繰り返しました。

 「痩せゆく男」の恐怖を感じます。
 高コレステロールで内科医にかかっていますが、コレステロールも正常値になってしまいました。
 内科医からは、急激に痩せると体力が落ちるからこれ以上落ちないように気をつけろ、と言いますが、食欲は自由自在に意志の力で変えられるものではありません。 

 私は痩せようと太ろうと、自分の食欲に忠実に生きる他ありますまい。

痩せゆく男 (文春文庫)
真野 明裕
文藝春秋


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スティーブン・キング
パイオニアLDC

  

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