午後からは休日恒例のホラーDVD鑑賞です。
「ザ・スクリーミング」を観ました。
13金シリーズ以降米国で頻繁に製作されるようになった、馬鹿騒ぎしている高校生グループが惨劇に巻き込まれていくという、ティーン・エイジ・ホラーの一種です。
違うのは、殺された仲間の記憶を、サンディという主人公の少女以外失っていくこと。
つまり、サンディが何々ちゃんが殺された、と泣き叫んでも、他の仲間は何々って誰?気でも狂った?という反応なのです。
しかも、死体は残りません。
なぜなんでしょう?
原因は6年前にさかのぼります。
サンディは修道院に住むアンジェラという少女と親友でした。
しかし、サンディにとってアンジェラは大勢いる友達の一人に過ぎないのにたいして、アンジェラにとってサンディはたった一人の親友だったのです。
ある時サンディが6人の友達を連れて遊んでいると、アンジェラはそれをなじります。
それを面白くないと思った6人は相計り、サンディを巻き込んでアンジェラに悪戯を仕掛けます。
それに驚いたアンジェラは発作を起こして倒れてしまうのです。
サンディたちが良く遊んだのは墓場。
それも鬼をゴーストに見立てたかくれんぼ。
見つかった子はゴーストになり、他の子を探します。
最後まで見つからなかった子が勝者です。
このゲーム、当然ゴーストがどんどん増えていき、勝者になるのは至難の業です。
このゲームを童謡を歌いながら遊ぶのですが、その中に、ゴーストにみつかったら地獄に引きずりこまれちゃう、だとか、記憶を消されちゃう、だとかいう歌詞があります。
このゲームと同じ事態が、卒業パーティを楽しむサンディと6人の仲間に起こるのです。
ラストは呆気にとられましたね。
そうきたか、と言う感じ。
お色気あり、残酷シーンあり、嫉妬や友情など人間関係のもつれありと、なんでもぶち込んでジェット・コースターのような展開を見せます。
難をいえば、安っぽすぎること。
いろんな要素を詰め込みすぎて、行き詰っちゃった感じです。
![]() | ザ・スクリーミング 連・鎖・絶・叫 [DVD] |
タイラー・オリバー | |
エクリプス |