今宵は、課の忘年会があります。
かつては、課の忘年会、○○委員会の忘年会、有志の忘年会と、四つも五つも忘年会に出席することを常としていました。
しかし、そういうバブリーな時代はとうに過ぎました。
気楽と言えば気楽、寂しいと言えば寂しい、複雑な気分です。
わが国における人間関係は、ここ10年ばかりの間に、確実に希薄になっています。
それが良いことなのか悪いことなのか、私には分かりません。
ただ、飲み屋が潰れるようになったことだけは、確かなようです。
人は人を求めるもの。
それが職場における同僚だからと言って、ことさら避ける必要も無いでしょう。
職場で出会って友人になったり恋人になったりということはよくあることです。
そもそも、同じ職場を選んだという時点で、価値観が似ていると言え、それならなおさら、仲良くなる可能性が高いと言えるでしょう。
かく言う私も同期入庁の女性と今一緒に暮らし、もう15年もたちながら、まるで恋人時代のような気分を維持しています。
子どもができなかったせいかとも思います。
人と人との出会いや繋がりは、全くどこに転がっているか分かりません。
くだらないようでいて、職場の宴席で思わぬ縁を得ることもありましょう。
そう考えると、忘年会と言えども馬鹿に出来ない行事の1つだと思うのです。