今日は市ヶ谷の某施設で公文書管理に関する研修を受けました。
就職して23年目。
財務会計の経験は豊富ですが、公文書管理を担当するのは今年度が初めて。
日々の仕事で疑問に思っていたことが、研修で氷解していきました。
公文書管理なんて簡単そうに思いますが、なかなか奥が深いものです。
国の行政機関が作製したファイルは全て文書ファイル管理簿に登記されます。
それには一定の基準に従った分類があり、さらには保存年限が定められます。
そして保存年限が過ぎたファイルを廃棄するか国立公文書館に移管するかを決めます。
保存年限は1年から無期限まで、そのファイルの重要度に応じて定められ、国立公文書館への移管に際しては、当該行政機関の長と国立公文書館とでやりとりがあり、内閣総理大臣の同意を得て移管が決定します。
移管されれば、それは永久保存というべきで、国立公文書館はいわば公文書の国会図書館のようなものです。
古くは古代からの行政文書が厳密に保管され、それは図書館学の分野なのか歴史学の分野なのかと思いますが、あくまで行政の書類なのです。
ただ古いというだけで。
なかなか興味深い研修でした。