午後、DVDを鑑賞しました。
「ペイ・ザ・ゴースト ハロウィンの生贄」です。
ニコラス・ケイジ主演の、ホラーというか、ダーク・ファンタジーというか、そんな感じの映画でした。
まぁ、ハリウッドっぽい、起承転結のしっかりした物語で、そこそこ楽しめましたが、いかんせん浅い。
明日には忘れてしまいそうです。
ハロウィーンの夜、お祭り会場から忽然と姿を消した7歳のチャーリー。
そのチャーリーを必死に探す父親と母親の苦悩を描いています。
なかなか見つからないなか、父親は、ハロウィーンの夜に失踪した子供にかぎって、他の日の失踪事件に比較して極端に戻ってくる確率が低いことを突き止めます。
そしてなぜか、次の年のハロウィーンが近づくと、息子からの「幽霊に対価を支払って」とか、「寒い場所にいる、助けに来て」などの幻聴が聞こえるようになります。
ある夜、母親が腕に自傷行為を。
不思議な紋章を腕に刻みます。
インターネットを駆使したり、霊媒師を呼んだりして、その紋章が古代ケルト神話のものだと分かります。
さらに調べていくと、1600年代後半、小さな集落でしかなかったニューヨークで疫病が流行し、多くの者が亡くなり、集落の人々はキリスト教を信じず、ケルトの神を信じる女のせいだと決めつけて、この女と三人の幼い子供を火あぶりにしてしまったことが判明。
しかも火あぶりにされるとき、女は、「毎年ハロウィーンの夜、三人の子供をさらってやる」と叫んだことが記録に残っています。
以来、300年以上にわたって、ハロウィーンの夜、子供が三人さらわれ続けているというわけ。
で、霊媒師のようなホームレスの盲目のおっさんに、ハロウィーンの夜だけ向こうの世界とこちらの世界がつながり、その日だけは、前の年にさらわれた3人に限って連れ戻すことができる、と聞き、父親は単身、向うの世界に突撃し、息子を含めた3人を連れ戻す、というハッピー・エンド。
画面が全体的に暗く、異様な雰囲気をかもしだそうとしますが、なぜかこの手のダーク・ファンタジー、米国の映画は深味が無いように感じます。
ヨーロッパや日本の映画に見られるような、おどろおどろしさがありません。
若い国の限界なんでしょうかねぇ。
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ニコラス・ケイジ,サラ・ウェイン・キャリーズ,ヴェロニカ・フェレ,ジャック・フルトン | |
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