死刑にいたる病

映画

 今日はワクチン接種による発熱が治まらないため、休暇を取りました。
 さらに喘息の症状がみられたため、朝一番で内科に行って大量の薬をもらいました、
 市販薬と違ってよく効きます。
 朝と昼、2回のんだだけで嘘のように楽になりました。

 午後には熱も下がり、Netflixで映画を楽しみました。

 「死刑にいたる病」です。

 キェルケゴールの名作「死に至る病」とは関係がありません。

 24人もの少年少女を痛めつけた末に殺害した連続殺人鬼。
 殺害する前に監禁して痛めつけ、生爪をはがし、それを収集することに喜びを感じる変態です。
 しかし多くのシリアル・キラーがそうであるように、この映画に登場する殺人鬼も極めて魅力的な人物で、多くの人に好かれています。

 阿部サダヲが連続殺人鬼を演じ、逮捕された後、面会にきた法律事務所でアルバイトをする大学生と静かに対話する姿は、まるで聖人のようです。
 

 24人を殺した犯人は法廷で、逮捕されなかったら殺人を続けていましたかと問われ、「それは自分にとって必要なことです」と応えます。

 いわゆるイヤミスと言われる物語です。

 犯人は多くの人を殺し、殺さないまでも支配し、拘置所の中からでも、手紙などを使って獲物を狙っているのです。
 怖ろしい作品でした。