OD:over dose

精神障害

 今日は真夏の暑さで、スーパーマーケットに買い物に行った以外、家でのんびり過ごしました。

 最近、私はOD:over dose気味です。
 OD:over doseとは合法薬物の過剰摂取のことで、一般的には2錠か3錠が用量のところ50錠も100錠も飲むことで、麻薬のような効果が期待されます。
 そしてぶっ倒れて病院に担ぎ込まれる、という結末を迎える者がほとんどです。
 過食嘔吐やリストカットのような、一種の自傷行為という見方がなされているようです。
 
 私は例えば抗不安薬や鼻炎カプセル、解熱鎮痛剤の用量が一日3錠のところ、6錠飲んだりするなどで、一般的な意味からは外れます。
 50錠とか100錠とか、命の危険があるほどの量は飲んでいません。

 しかし、私が行っている少量のODも、抗不安薬で言えば精神の安定、鼻炎カプセルや解熱鎮痛剤で言えば、少しでも体調がおかしいと思うと多く飲んでしまうということで、用量を無視しているという点ではODに違いありません。

 私は最近、もう十分に生きた、という感覚を持つようになり、薬の量については、副作用が出ようが何しようが今楽になれば良い、という考えに依っています。
 今も抗不安薬を1日2錠のところ、5錠飲んでラリっています。

 人間(じんかん)五十年と申します。
 今年54歳になる私は、その50年を超えました。

 それがODに全く罪悪感を持たない理由ではないかと思います。

 私が行っているODは、すぐに倒れてしまうような量ではありませんが、少しづつ、肉体を蝕んでいくものと思います。
 しかし今の私は死んでいないだけで、生きているという実感はありません。

 安定だけを求めて生きてしまった私の糞のような人生に、生き続ける意味などありません。

 自殺するほど追い詰められているわけではないので、自ら命を絶つような怖ろしい真似は出来ませんが、この糞みたい人生が近々終わろうと長引こうと、どっちでも構いません。 

 じつは本当は、違法薬物を試してみたい、という昏い欲求を捨てることが出来ません。
 人間は誰でも心の底に昏い欲求を隠し持っているものだと思います。

 私が軽いODを続けておかしくなったとしても、どうということはありません。