美術 地獄絵ワンダーランド
昨日は日本橋の三井記念美術館に出かけました。 地獄絵ワンダーランドを観るためです。 この美術館、和装で行くと300円割引になることから、当然、夏の着物で出かけました。 昨日の日本橋、やけに浴衣などの和装の男女を多く見かけるなと思ったら、隅田川花火大会の日だったのですね。 昼間は日本橋界隈を冷やかし、夕方になったら隅田川を目指そうということでしょう。 同じ理由で、浅草や銀座にもきっと多くの和装の男女が繰り出したことでしょう。 和装文化復活を願う私にとって、嬉しい光景でした。 地獄絵ワンダーランド、水木しげる先生の地獄絵に始り、様々な時代の地獄絵や、平安時代に書かれた極楽に行くためのハウツー本であり、地獄の有様を活写し、その後の日本人の地獄のイメージを決定付けた往生要集などが展示されていました。往生要集〈上〉 (岩波文庫)石田 瑞麿岩波書店往生要集〈下〉 (岩波文庫)石田 瑞麿岩波書店 地獄には八つの階層があり、なかでも最下層の無間地獄には、逆さに落下して到着まで二千年もかかり、到着後は鬼から様々に苦痛を与えられるとのことで、往生要集を読んだ変案じ代の人々は震え上がったことでしょう。 そ...