文学 酒
なんだか酔いました。 舶来のウィスキーをロックで三杯。 その間、ほとんどつまみらしい物を食っていません。 酒がまずくなるからです。 このブログでさんざん体重が減ってきたことを嘆いていますが、要するに私が悪いのです。 栄養よりも酒を、酒よりも睡眠を優先したせいです。 疲労のままに晩飯を食わずに寝てしまったり、わずかのつまみと酒を口に入れただけで横になってしまったり。 でも無理に飯を食えば、横になっても眠ることができず、戻してしまうのです。 困った胃弱者です。 私は若山牧水や尾崎放哉など、破格の大酒飲みの詩歌を好んできました。 彼らは短型詩という限られた制限のある文芸を極めながら、まるでそのストレスを発散するかのごとく、大酒を喰らっています。 酒と文芸は恋人のごとく、親友のごとく、分かちがたく結びついています。 私はただ、ひと時の酔いが、愚かな私の人生に潤いを与えてくれれば、それで満足なのです。 おそらく私は、何事もなしえず、ただ酔生夢死の余生を送るのでしょうから。