文学

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ロスト・ハーモニー

突然のお休み、体を休めるためにごろごろしていましたが、あんまり退屈なのでDVDを借りました。 美少女だらけの学園心霊ホラー「ロスト・ハーモニー」です。 ある女子高の合唱部。 湖畔のペンションで合宿を行います。 美しい自然と美少女たちがよくマッチしています。 しかし、美少女たちを恐怖が襲います。 ある者は指をちょん切られ、ある者は足を切断され、またある者は首を切断されます。 14年前、やはり同じペンションで合宿を行った女子高生がバラバラ殺人にあい、遺体のみつかっていない一部を取り戻そうとしているかのようです。 そして、合唱部の顧問が悪いやつです。 14年前殺された女子高生とは性的関係にあり、今回の合宿参加者の1人ともそういう関係にあります。 ペンションのオーナーは、顧問に会いに出て北に違いないと断じます。 美しい背景と美少女たちが血みどろのスプラッターを演じるこの映画、安っぽい感じはご愛敬。 安いホラーは安いホラーなりに楽しめばよいのです。ロストハーモニー Lost Harmony 広瀬アリス,吉谷彩子,高畑充希,田中美晴,柳田衣里佳TCエンタテインメントにほんブログ村映画(オカルト・ホ...
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八田與一

わが国ではあまり知られていませんが、台湾総督府の技師として治水やダム建設で活躍した八田與一と言う人、台湾では大層人気があるそうですね。 私も小林よしのりの「台湾論」という漫画を読むまで知りませんでした。 今日が八田與一の忌日ということで、台湾では官民あげて彼の業績を讃えているそうです。 教科書にまでその偉業が紹介されているとか。 ちょうど一年前にはダム建設中に八田與一が住んでいた宿舎跡地を公園として整備し、八田與一記念公園と名付けたというから驚きです。 同じように日本の統治を受けながら、朝鮮半島と台湾で対日感情が極端に異なっていることはよく知られています。 もっとも、台湾も最初から対日感情が良かったわけではなく、日本が戦に敗れて台湾から撤退した後、中華民国国民党政権が台湾を支配するようになり、彼らの民度があまりに低く、相対的にかつての宗主国、日本への郷愁が高まったというのが本音のようです。 「台湾論」には中華民国の人々の信じられない行動が描かれています。 小学校や中学校の教師が、教室であろうと廊下であろうと所構わず痰を吐く。 水道の蛇口をひねると水が出ることに驚いて、金物屋に蛇口を買い...
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寄附

尖閣諸島の一部を購入すると宣言した石原都知事。 購入の足しにしてくれとの寄附が、一億円を突破したそうです。 頼もしいぞ。 わが日本人! 私は寄附と名のつく行為はしたことがありませんし、今後もする気はありません。 むしろとびおさんチャリティー基金でも作って、寄附してもらいたいくらいです。 でも私は、不治の病に苦しむ少女でもなければ、震災に苦しむ者でもありません。 一応、正職員として働いています。 寄附をする立場であって、寄附を受ける立場ではありません。 この上は宝くじやロト6で一攫千金を狙う他なさそうです。 それにしても金というもの、不思議なものです。 躁状態で派手に遣っている頃、金の心配などしませんでした。 しかし躁状態から脱して、倹約生活を始めたら、わずかな出費が痛いのです。 働けど働けど なお我が暮らし楽にならざり  じっと手を見る                                     石川啄木  私は石川啄木の歌を好みませんが、上の歌は哀感漂っていますねぇ。 大方のサラリーマンがそう感じているのではないでしょうか。 現代のサラリーマンは、昔で言えば水呑百姓、いや...
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Super Moon

昨夜はSuper Moonだったそうで。 恥ずかしながらそんこととはつゆ知らず、月を愛でることもなく、自宅で焼酎をかっ喰らっていました。 月の軌道が楕円形を描いているために起こる現象で、月が地球に接近したときに満月になると、Super Moonと呼ばれる巨大な月が観測されるそうです。 世界各地から、Super Moonの映像が届いています。 見事な月です。  圧倒されるばかりです。 建物と月の比率が明らかに奇妙ですね。 新古今和歌集にみられる藤原惟成の和歌に、 しばし待て まだ夜はふかし 長月の 有明の月は 人まどふなり と、いうのがあります。 これはいわゆるSuper Moonを詠んだものではないんでしょうが、もしかしたらSuper Moonなのかも、と想像することは、楽しいものです。 わがくにびとは、太陽神である天照大神を仰ぎ、国旗も太陽をあしらったシンプルで美しいデザインですが、なぜか風狂の世界に遊ぶ粋人は、太陽なんぞには眼もくれず、月の幻想美を追い求め、賛美してきましたね。 月見のために建てられた銀閣しかり。 卑近な例では、庶民が楽しむ月見の宴しかり。  わが民族が月を偏愛する...
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なんとなく

だるいです。 昨日、一昨日と歩き回ったせいかもしれず、連休最終日の憂愁かもしれず。 私は大型連休でも夏休みでも、最終日まで遊びまわることはしません。 疲れちゃいますから。 今日も憂色の連休最終日ですねぇ。 家でごろごろしていても気持ちは沈むばかり。 わが部屋に われの居ること木の枝に 魚の棲むより うらさびしけれ     若山牧水 こんな厭世的な和歌が、頭を去来します。 そうかといって気晴らしに近所を歩こうかと思っておもてに出たら、鳥が鳴いていて、 夏の樹に ひかりのごとく 鳥ぞ啼く 呼吸(いき)あるものは 死ねよとぞ啼く   若山牧水 という歌が浮かんできて、命の盛りであるべき初夏が、どこか不気味なものに思えてきて、すぐに帰ったりするのです。 なんだか今日は悪い波に襲われているようです。若山牧水歌集 (岩波文庫)伊藤 一彦岩波書店にほんブログ村 本・書籍 ブログランキングへ ↓の評価ボタンを押してランキングをチェック!
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