文学

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郵便夫にビール

今日は初夏らしい爽やかで暑い一日でした。 昨日の雨模様と違って、私の気分も上々です。 そういえば北原白秋が一時やたらと自由律俳句を作っていた時期がありました。 意外ですねぇ。 初夏だ初夏だ 郵便夫に ビールのませた なんだかやけくそ感が漂っていますねぇ。 よほどビール好きだったと見えます。 勤務時間中にビールを飲まされた郵便夫もたまったものではありません。今だったら懲戒の対象になること間違いなしですが、当時は大らかだったんでしょうかねぇ。 光りかけた 時計の表 梅若葉いま 梅若葉とは何事でしょうね。 聞いたことがありません。 初夏の光が窓から差し込んで掛け時計を照らしている今、梅の若葉がさかりだ、ということなのでしょうけれど、梅を持ち出して花ではなく若葉に目を付けるとは驚きです。 後に北原白秋は自由律俳句を脱し、多くの和歌を詠むことになります。 お気入りには、 草若葉 色鉛筆の 赤き粉の ちるがいとしく 寝て削るなり ですねぇ。 なんとなくメランコリックな感じがして良いのですよねぇ。 上の自由律俳句と比較すれば一目瞭然ですが、短歌制作に打ち込むようになると、北原白秋はかちっとした擬古典...
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性交禁忌

今日、5月16日は性交禁忌の日、なんだそうで。 江戸時代の艶本「艶話枕筥(つやばなしまくらばこ)」に五月十六日房内禁事、犯すときは三年を出ずして死す、と書かれたのが最初だとか。 なんだか無粋ですねぇ。 男女が、あるいは同性同士が愛し合うのにこの日は駄目、なんてねぇ。 房事過多で体を壊してはいけませんが、どうしてこんなことを言うようになったんでしょうねぇ。 しかも江戸時代の人々はけっこうこれを守っていたようです。 私見では、春になると人間も動物であるため、発情期のような状態になり、どうしても房事が過剰になり、春がおさまる旧暦5月16日=新暦6月下旬のこの頃に禁欲の日を定め、無理な性交を禁じたのではないでしょうか。 私事ですが、平成16年の精神障害発症以来、一時的な躁状態の頃を除けば、毎日が性交禁忌の日みたいなものです。 いや、性交不能の日、かな? しかしこれ、意外と爽やかで良いのですよねぇ。 よけいな煩悩が一つ減ったというか。 幸い同居人も私の精神障害を心配して、性交なしの暮らしに文句も言いません。 ありがたいことです。にほんブログ村 本・書籍 ブログランキングへ ↓の評価ボタンを押して...
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牧水先生

今日はなんだか肌寒いですねぇ。 初夏という感じはしません。 暑い真夏が来るのを怖れながらも待ち焦がれる、矛盾した私がいます。 蒼ざめし 額つめたく 濡れわたり 月夜の夏の 街を我が行く 若山牧水の和歌です。 月夜の夏、蒼ざめた顔で町を彷徨する歌人が目に浮かぶようです。 牧水先生のことですから、きっと酔った頭で、しかし頭の芯は冴えたまま、ふらついているのでしょう。 不気味な迫力を感じる秀歌です。 疲れはてて 帰り来れば 珍しき もの見るごとく つどふ妻子ら これも若山牧水の和歌です。 上の和歌とは別の歌集に載っていますが、続きだと思って読むことは、なかなか楽しいものです。 感傷的な深夜の散歩から酔眼で帰宅してみれば、珍しいお客様が来たかのように、妻子が集うというのです。 それだけ妻子を放ってふらついているのでしょうね。 芸術家の孤独な魂を感じずにはいられません。 飲むなと 叱り叱りながら母がつぐ  うす暗き部屋の 夜の酒のいろ 牧水先生、老母に叱られながらも酒を飲むという、ほのぼのした面もあったのですねぇ。 それにしてもお母さん、飲むなと叱りながらついじゃあいけませんよ。 われとわが 悩...
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ロスト・ハーモニー

突然のお休み、体を休めるためにごろごろしていましたが、あんまり退屈なのでDVDを借りました。 美少女だらけの学園心霊ホラー「ロスト・ハーモニー」です。 ある女子高の合唱部。 湖畔のペンションで合宿を行います。 美しい自然と美少女たちがよくマッチしています。 しかし、美少女たちを恐怖が襲います。 ある者は指をちょん切られ、ある者は足を切断され、またある者は首を切断されます。 14年前、やはり同じペンションで合宿を行った女子高生がバラバラ殺人にあい、遺体のみつかっていない一部を取り戻そうとしているかのようです。 そして、合唱部の顧問が悪いやつです。 14年前殺された女子高生とは性的関係にあり、今回の合宿参加者の1人ともそういう関係にあります。 ペンションのオーナーは、顧問に会いに出て北に違いないと断じます。 美しい背景と美少女たちが血みどろのスプラッターを演じるこの映画、安っぽい感じはご愛敬。 安いホラーは安いホラーなりに楽しめばよいのです。ロストハーモニー Lost Harmony 広瀬アリス,吉谷彩子,高畑充希,田中美晴,柳田衣里佳TCエンタテインメントにほんブログ村映画(オカルト・ホ...
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八田與一

わが国ではあまり知られていませんが、台湾総督府の技師として治水やダム建設で活躍した八田與一と言う人、台湾では大層人気があるそうですね。 私も小林よしのりの「台湾論」という漫画を読むまで知りませんでした。 今日が八田與一の忌日ということで、台湾では官民あげて彼の業績を讃えているそうです。 教科書にまでその偉業が紹介されているとか。 ちょうど一年前にはダム建設中に八田與一が住んでいた宿舎跡地を公園として整備し、八田與一記念公園と名付けたというから驚きです。 同じように日本の統治を受けながら、朝鮮半島と台湾で対日感情が極端に異なっていることはよく知られています。 もっとも、台湾も最初から対日感情が良かったわけではなく、日本が戦に敗れて台湾から撤退した後、中華民国国民党政権が台湾を支配するようになり、彼らの民度があまりに低く、相対的にかつての宗主国、日本への郷愁が高まったというのが本音のようです。 「台湾論」には中華民国の人々の信じられない行動が描かれています。 小学校や中学校の教師が、教室であろうと廊下であろうと所構わず痰を吐く。 水道の蛇口をひねると水が出ることに驚いて、金物屋に蛇口を買い...
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