文学

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能「大仏供養」

昨日はNHKで能「大仏供養」を観ました。 奈良の大仏を再建した源頼朝一行が大仏供養を盛大に執り行いますが、平家の残党、悪兵衛景清が頼朝暗殺を企み、警護の侍とチャンバラになる、という、幽玄の美を特徴とする能としては異色の、活劇的な曲です。 テレビ観劇では有難いことに字幕がつきますので、直接観劇と違って、意味がよく分かるうえ、動きが派手で、堪能しました。
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荒ぶる

私の新作集「荒ぶる」が手元に届きました。6月1日から、書店・インターネット(アマゾン)で発売されます。日本文学館発行・とびお暢宏著・1,050円です。是非ご購入のうえ、ご笑読ください。荒ぶるとびお 暢宏日本文学館
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リアル鬼ごっこ

「リアル鬼ごっこ」を読みました。 内容はともかく、ひどい文章です。 文章に品がなく、読むに耐えないものでした。 しかし、内容のおもしろさで読みきってしまいました。 かつて倉橋由美子が、うっとりするような名文家の作品は、えてして内容がつまらない、と書いていたことがありました。 私はそのことを思い出しました。
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若さとはこんな淋しい春なのか

二十五歳で夭折した自由律の俳人、住宅顕信の句です。他に、 ずぶぬれて犬ころ  夜が淋しくて誰かが笑いはじめた  かあちゃんが言えて母のない子よ  日傘の影うすく恋をしている等の名句があります。私はこの俳人を知り、衝撃を受けました。二十三歳で白血病の床につき、同時に離婚。病床で子供を育てながら句作を続けた、とのことです。生と芸術を秤にかけながら、見事に生き切りました。私も、このような覚悟を持ちたいと考えています。
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荒ぶる

私は一昨年の五月、「厄年」という小説で、日本文学館の超短編小説コンクールで佳作を取りました。そのご縁で、日本文学館から短編集を出すことになりました。 タイトルは、ずばり「荒ぶる」です。 今日、すべての原稿を日本文学館に送りました。 そうしたら、虚脱状態になって、春愁も感じ、落ちています。 明日は元上司のご母堂が亡くなられたとのことで、大網まで行かなければなりません。今夜は早めに休んで、明日に備えます。
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