文学 微笑む人
今朝、自室のエアコンが壊れたので、修理を頼みました。 室外機が動いていないとのこと。 もう10年近く経つエアコンで、修理するより買い換えたほうが安いと言われ、仕方なく家電量販店でエアコンを購入しました。 設置工事は12月11日の日曜日。 それまでは、自室は使わず、リビングで過ごそうと思っています。 お昼はきのことベーコンのぺペロンチーノを食し、珈琲などいただいてから自宅マンションに戻り、小説を読みました。 貫井徳郎の「微笑む人」を一気に読みました。 殺人劇ですから、ミステリということになるのでしょうが、不思議な構成の作品でした。 小説家の「私」が事件を取材し、ノン・フィクションにまとめるまでの過程を描く、という形になっています。 物語の冒頭、妻子を殺した犯人が逮捕され、犯人の真実を探るため、犯人の過去を、小学生時代にいたるまで追っていく、というお話。 いきなり、犯人は不可解な動機を口にし、マスコミが大騒ぎ。 本が増えて家が手狭になったため、妻子を殺せば本がきれいに整理できるから殺した、と言うのです。 そんな動機あり得ますか。 しかも犯人は常に微笑みを絶やさず、温厚で、誰からも慕われる誠...