文学

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二重でエラがなくて頬骨もない

韓国の小学校低学年向けの写真に、幼児とその両親を映した幸せな家族の写真が掲載され、韓国マスコミで問題になっているそうです。 その理由は、その家族の顔がいずれも二重瞼でエラが張っておらず、頬骨も出ていないことから、日本人にしか見えない、というもの。 韓国マスコミは、朝鮮半島の人の特徴的な部分が無いことをもって日本人と決めつけ、問題視しているようです。 じつに馬鹿馬鹿しい。 これが問題となった写真です。↓ 小学生80数万人が使用しているとかで、韓国政府は今のところ回収する気は無いようですが、一部マスコミが回収のうえ、伝統的な韓国人の顔をした家族の写真に掲載すべきだと主張しているとか。 でも不思議ですねぇ。 以前このブログで紹介したミスコンテストの最終候補者たちは、みな二重瞼でエラが張っておらず、頬骨も出ていませんでしたが。 クローン人間かコピペのように同じ顔でした。 こんな感じです。 韓国の人々は伝統的な韓国人のお顔はお好みではないのかと思っていましたがねぇ。 整形で一重でも二重にし、エラも頬骨も削ってしまう、世界一の整形大国で、伝統的な顔をした家族を登場させろとは、片腹痛いというものです...
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菊投げ入れよ

あるほどの 菊なげ入れよ 棺の中 夏目漱石が同時代の夭逝の歌人、大塚楠緒子の死にあたって詠んだ句です。 この人、詩歌を詠んだり、小説を書いたり、翻訳をしたり、明治時代にマルチな才能を発揮した女性です。 同時代を生きた夏目漱石にしてみれば、手足をもがれるような思いをしたことでしょう。 菊で思い切り棺を飾りたいという思い、切ないですねぇ。 今を生きている人間にとって、死は未知であり、また逆に逝ってしまった人にとって死は当然の事態でありましょう。 私たち生きている者は死がいかなるものであるか知りたくてたまらず、しかし死者は沈黙を守る他ありません。 私たちは最も知りたいことを知ることができず、死者は教えたいことが教えられません。 この生者と死者のミスマッチ、埋められることは無いのでしょうね。 私たち生きている者は、日々の雑事に追われながら、時折、根源的な死の恐怖に襲われることを如何ともなしえません。 この不思議を腹に抱えながら、あらゆる人々が平気な顔をして日々を生きていることが、不思議でなりません。 そういう私も、日々、雑事を平気な顔でこなしているのですが。  しかしそういう生き方以外に、いか...
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八十八夜

今日は八十八夜ですね。 立春から八十八日目。 霜が降りる最後の頃とされています。 文部省唱歌、「茶摘み」には、 夏も近づ く八十八夜 野にも山にも若葉が茂る 「あれに見えるは茶摘みぢやないか あかねだすきに菅(すげ)の笠」 とあり、まさに夏が近付いているのを実感できる頃であり、この時季に摘んだお茶は品質が高いんだそうですね。 ただ、二十四節季もそうですが、もともとは旧暦だったものを、そのまま新暦になっても使っているため、どうしても季節感がぴったりきません。 旧暦と新暦だとざっと一ヶ月半ずれますから、昔の5月2日は今で言う6月半ばということになり、それなら本当に夏も近付くという気分になろうというものです。 1月1日を新春と言いますが、これも旧暦であれば2月半ば。 陽射しが力強くなり、春を予感させます。 新暦の正月は真冬で、春を感じることはありません。 石原慎太郎が主張していますが、新暦に合うように二十四節季を変更すべきだろうと思います。 そうでないと、季節感を大切にするわが国民が、季節感に倒錯を感じ、ひいては季節の移ろいにものを思うという美風が損なわれるような気がしてなりません。こどもと...
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妖怪 寝肥

江戸時代の「絵本百物語」という図鑑に、妖怪 寝肥(ねぶとり)という化け物が出てきます。 寝てばかりいれば太るのは当然で、ろくに働かずに食っちゃ寝の生活を戒めるための妖怪だとも言われています。 これ、私には耳が痛いですねぇ。 今でこそ学生時代と同じくらいの体重に落ちましたが、うつ状態がひどい時は毎日23時間くらい寝ており、しかも食欲は落ちなかったことから、みるみる体重が増えて、1年で20キロ太りました。 血液検査の結果、コレステロール、中性脂肪、血圧、血糖、すべてが正常値を上回ってしまい、メタボリック症候群だと言われました。 もともと痩せ型だったのが急速に太ったため、腹が邪魔で、靴下を履いたり足のつめを切るのも難儀しました。 165センチの身長で、最大74キロまでいってしまいました。 まさに妖怪 寝肥(ねぶとり)です。 太っていた時期は三年くらいで、昨年3月に父が亡くなってから急速に体重が落ちました。 とにかく食欲が湧かないのですよねぇ。 最初のうちは精神的ショックで食欲が落ちたのだと思いますが、少ない食事を続けているうちにそれに慣れてしまい、胃が小さくなった上に、揚げ物などの脂っこいも...
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独り酒

昨夜はわずか3時間の残業で疲労困憊してしまい、帰るなり風呂にも入らず、晩飯も食わずに寝てしまいました。 おかげで今朝は5時にぱっちりと目を覚まし、絶好調でした。 ここ数日、忙しい日が続き、気が付いたら三日連続で晩酌をやりませんでした。 あんまり疲れると酒を飲む気が失せるのですよねぇ。 今日は日中、絶好調で仕事をこなし、はかどりました。 おかげで今日は定時で帰り、ひとっ風呂浴びて三日ぶりの晩酌を楽しんでいます。 飲まない夜には爽やかな喜びが、一杯やる夜には強烈なアルコールによる快感と背徳の喜びがあります。 どちらもそれぞれに気分が良いものですが、朝のことを考えると飲まないほうがよろしいようです。 そうと知っていて性懲りもなくまた一杯やっている私は、よほどの愚か者と見えます。 わが国の料理は、懐石など、酒飲み用にできていて、下戸が酒席に出るのはさぞかし辛かろうと思います。 そういう意味では、私のような酒飲みにとっては、へヴィな料理が出ず、全体の量も少ない懐石はありがたいものです。 古来、わが国では、花や月、雪などを、季節感を込めて詩歌に詠んできましたね。 そしてそれ以上に、酒を詠んだ和歌や...
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